ーボーン・レガシーーTHE BOURNE LEGACY
2012年 アメリカ
トニー・ギルロイ監督 ジェレミー・レナー(アーロン・クロス)エドワード・ノートン(リック・バイヤー)レイチェル・ワイズ(マルタ・シェアリング博士)ジョーン・アレン(パメラ・ランディ)アルバート・フィニー(アルバート・ハーシュ博士)デヴィッド・ストラザーン(ノア・ヴォーゼン)スコット・グレン(エズラ・クレイマー)
【解説】
暗殺者ジェイソン・ボーンと彼をめぐる陰謀を、壮大なスケールで描いた『ボーン』シリーズの裏で進行していたストーリーを描くアクション大作。前3作と同じ世界と時系列を舞台に、ジェイソン・ボーンとは別の暗殺者アーロン・クロスが繰り広げる戦いを活写する。『ハート・ロッカー』のジェレミー・レナーが暗殺者アーロンにふんし、体を張った見せ場を次々と披露。また、『インクレディブル・ハルク』のエドワード・ノートン、『ナイロビの蜂』のレイチェル・ワイズなどの実力派が共演してドラマを盛り上げる。
【あらすじ】
最強の暗殺者を生み出すCIAの極秘プログラム、トレッドストーン計画とブラックブライアー計画。その最高傑作として生み出されたジェイソン・ボーンが、失った記憶を追い求めながら、自身の人生を大きく狂わせた同計画を白日のもとにさらそうと、CIAとの戦いに挑んでいた。その裏で、ボーンと匹敵する能力を秘めた暗殺者アーロン・クロス(ジェレミー・レナー)を巻き込むようにして、さらなる戦いと陰謀が動き出していく。そして、CIA上層部ですら認知していない2つの計画を上回るプログラムの存在があり……。(シネマトゥデイ)
【感想】
135分の長尺ですが、終わったときに、「へえ、これで終わり?」と思いました。
続きを作ろうとしていませんか?
続きが見たい気になりましたよ。
面白かったです。
もともと、「ボーンシリーズ」大好きです。
とくに、このスピンオフは、ボーンが真相を求めて逃げ回っている頃のお話。
ボーンシリーズのシーンも挿入され、知っている人はかなりわくわくします。
おなじみの、ジョーン・アレン(パメラ・ランディ)アルバート・フィニー(アルバート・ハーシュ博士)デヴィッド・ストラザーン(ノア・ヴォーゼン)が出てきて、「トレッドストーン計画」には、並行して他のプロジェクトがあったことを知らされます。
最初のシーンは、「ボーン・アルティメイタム」のラストシーンと同じ、水中からのアングルで、「これは!!」と思わされました。
でも、これはジェイソン・ボーン(マット・デイモン)ではなく、訓練中のアーロン・クロス(ジェレミー・レナー)。
☆ネタバレ
アーロンは、肉体と精神をウィルスから検出された特殊な2種類の薬を用いて遺伝子操作されたCIAの暗殺者。
薬が切れると生命の危機もある。
ところが突然、何者からか攻撃を受け、その謎を解くためにアメリカに帰ってくる。
「トレッドストーン計画」が、ジェイソン・ボーンの逃亡によって白日のもとにさらされることとなり、その機密漏洩を恐れたCIAが事実の隠蔽のために、秘密を知る人物や施設を暗殺したり、破壊したりし始めたのだ。
アーロンに投与している薬を研究している研究所も、秘密を知る科学者は襲われた。
九死に一生を得て一人生き残った科学者マルタ(レイチェル・ワイズ)は、国外へ脱出しようと自宅で準備しているところをCIAの工作員に襲われ、アーロンに救われる。
そして、二人はウィルスのあるマニラへと旅立つ。
計画を隠蔽しようとするチームのトップはリック・バイヤー(エドワート・ノートン)。
秘密基地の奥深くにいて、あらゆる技術や情報を駆使し、国家権力を用いてアーロンとマルタを亡き者にせんがため追いかけてくきます。
怖いですよ。
クライマックスは、遺伝子操作で人の心も失ってしまった冷徹な殺し屋との対決。
この攻防戦は見応えがありました。
ジェレミー・レナーとレイチェル・ワイズはお似合いでした。
これからの展開も期待できると思いました。
続編が楽しみです。