ー白雪姫と鏡の女王ーMIRROR MIRROR
2012年 アメリカ
ターセム・シン・ダンドワール監督 ジュリア・ロバーツ(女王)リリー・コリンズ(白雪姫)アーミー・ハマー(王子)ネイサン・レイン(ブライトン)メア・ウィニンガム(ベイカー・マーガレット)マイケル・ラーナー(男爵)ロバート・エムズ(チャールズ・レンボック)ショーン・ビーン(国王)ジョーダン・プレンティス(ナポレオン)マーク・ポヴィネッリ(ハーフ・パイント)ジョー・ノッフォ(グラブ)ダニー・ウッドバーン(グリム)セバスチャン・サラセーノ(ウルフ)マーティン・クレバ(ブッチャー)ロナルド・リー・クラーク(チャック)
【解説】
『インモータルズ -神々の戦い-』のターセム・シンが、グリム童話「白雪姫」を原作に放つファンタジー。類まれな美しさを女王から嫉妬されて森に追放された白雪姫が、そこで出会った小人たちなどを仲間にして彼女に立ち向かう。名女優ジュリア・ロバーツが邪悪な女王にふんし、キャリア初の悪女を憎々しげに演じ切る。『ミッシングID』のリリー・コリンズ、『J・エドガー』のアーミー・ハマーが、白雪姫と王子のカップルを快演。本作が遺作となった『ドラキュラ』などの石岡瑛子による豪華な衣装をはじめ、アクションやユーモアを交えてポップに描かれる世界観に夢中になる。
【あらすじ】
幼いころに国王であった父を亡くし、邪悪な継母の女王(ジュリア・ロバーツ)によって城に閉じ込められたまま育った白雪姫(リリー・コリンズ)。ある日、舞踏会に忍び込んだ彼女は、そこで他国の王子(アーミー・ハマー)と運命の出会いを果たして恋に落ちる。だが、王子との政略結婚を狙っていた女王は、白雪姫を森へと追放。森で7人の小人と出会った白雪姫は、彼らと生活を共にしながら戦い方や知識を習得する。亡き父の国を守り、愛する王子を取り戻そうと、彼女は女王に戦いを挑む。(シネマトゥデイ)
【感想】
娘と見てきましたが、いやあ、面白かったです。
見所は衣装!!
衣装は石岡瑛子。
1992年、コッポラ監督の「ドラキュラ」でアカデミー衣装デザイン賞など、たくさんの受賞歴があり、北京オリンピックの開会式の衣装デザインを担当したことでも有名。
ターセム・シン・ダンドワール監督とは、2000年の「ザ・セル」以来4作目のタッグとなった。
お互いに気心が知れているということもあるのでしょうか、本当に才能を感じ、心に残る衣装でした。
作品も、石岡さんに捧げられていました。
さて、白雪姫のお話をベースに、ターセム・シンが作るおとぎ話の世界に引き込まれて行きます。
魔法の鏡、七人の小人、毒リンゴ、王子様とのキス、など、白雪姫のキーワードがどこでどのように出てくるか、とても楽しみです。
☆ネタバレ
細かいギャグの積み重なり、コミカルな演技が続いて行きます。
世界観も素晴らしいし、女王のジュリア・ロバーツも、その個性で憎まれ役を楽しそうに生き生きと演じていました。
王子様は、「ソーシャルネットワーク」で双子を演じたアーミー・ハマー。
ちょっと世間知らずで軽薄な王子演じていました。
面白かったのは、ネイサン・レインの演じた女王の側近。
やはり、うまいですね。
小人たちも個性豊かでとても面白かった。
王様がショーン・ビーンだったのにはびっくり。
あいかわらず、かっこいいわ。
なんといっても、主役の白雪姫を演じたリリー・コリンズ。
あのフィル・コリンズの娘ですってね。
どうりで、歌もうまいわけです。
フィル・コリンズと言えば、昔、うちの次男が赤ちゃんの時に、友達が「フィル・コリンズに似てる」と笑ったことが忘れられません。
今だから言いますが、こんなかわいいのに、あんなおっさんと似てるなんて!と心の中でむっとしました。
その次男も今では29歳!!
月日は流れる…ですね。
エンディングは、歌って踊る。
そうなのね。
ターセム・シンって、インド人だったのね。
いやあ、面白かったです。
娘も私も大満足でした。