マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

白雪姫と鏡の女王

2012-09-23 12:59:52 | 映画ー劇場鑑賞

ー白雪姫と鏡の女王ーMIRROR MIRROR

2012年 アメリカ

ターセム・シン・ダンドワール監督 ジュリア・ロバーツ(女王)リリー・コリンズ(白雪姫)アーミー・ハマー(王子)ネイサン・レイン(ブライトン)メア・ウィニンガム(ベイカー・マーガレット)マイケル・ラーナー(男爵)ロバート・エムズ(チャールズ・レンボック)ショーン・ビーン(国王)ジョーダン・プレンティス(ナポレオン)マーク・ポヴィネッリ(ハーフ・パイント)ジョー・ノッフォ(グラブ)ダニー・ウッドバーン(グリム)セバスチャン・サラセーノ(ウルフ)マーティン・クレバ(ブッチャー)ロナルド・リー・クラーク(チャック)

 

【解説】

『インモータルズ -神々の戦い-』のターセム・シンが、グリム童話「白雪姫」を原作に放つファンタジー。類まれな美しさを女王から嫉妬されて森に追放された白雪姫が、そこで出会った小人たちなどを仲間にして彼女に立ち向かう。名女優ジュリア・ロバーツが邪悪な女王にふんし、キャリア初の悪女を憎々しげに演じ切る。『ミッシングID』のリリー・コリンズ、『J・エドガー』のアーミー・ハマーが、白雪姫と王子のカップルを快演。本作が遺作となった『ドラキュラ』などの石岡瑛子による豪華な衣装をはじめ、アクションやユーモアを交えてポップに描かれる世界観に夢中になる。

 

【あらすじ】

幼いころに国王であった父を亡くし、邪悪な継母の女王(ジュリア・ロバーツ)によって城に閉じ込められたまま育った白雪姫(リリー・コリンズ)。ある日、舞踏会に忍び込んだ彼女は、そこで他国の王子(アーミー・ハマー)と運命の出会いを果たして恋に落ちる。だが、王子との政略結婚を狙っていた女王は、白雪姫を森へと追放。森で7人の小人と出会った白雪姫は、彼らと生活を共にしながら戦い方や知識を習得する。亡き父の国を守り、愛する王子を取り戻そうと、彼女は女王に戦いを挑む。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

娘と見てきましたが、いやあ、面白かったです。

見所は衣装!!

 

衣装は石岡瑛子。

1992年、コッポラ監督の「ドラキュラ」でアカデミー衣装デザイン賞など、たくさんの受賞歴があり、北京オリンピックの開会式の衣装デザインを担当したことでも有名。

ターセム・シン・ダンドワール監督とは、2000年の「ザ・セル」以来4作目のタッグとなった。

お互いに気心が知れているということもあるのでしょうか、本当に才能を感じ、心に残る衣装でした。

 

作品も、石岡さんに捧げられていました。

 

さて、白雪姫のお話をベースに、ターセム・シンが作るおとぎ話の世界に引き込まれて行きます。

魔法の鏡、七人の小人、毒リンゴ、王子様とのキス、など、白雪姫のキーワードがどこでどのように出てくるか、とても楽しみです。

 

☆ネタバレ

細かいギャグの積み重なり、コミカルな演技が続いて行きます。

世界観も素晴らしいし、女王のジュリア・ロバーツも、その個性で憎まれ役を楽しそうに生き生きと演じていました。

 

王子様は、「ソーシャルネットワーク」で双子を演じたアーミー・ハマー。

ちょっと世間知らずで軽薄な王子演じていました。

 

面白かったのは、ネイサン・レインの演じた女王の側近。

やはり、うまいですね。

 

小人たちも個性豊かでとても面白かった。

 

王様がショーン・ビーンだったのにはびっくり。

あいかわらず、かっこいいわ。

 

なんといっても、主役の白雪姫を演じたリリー・コリンズ。

あのフィル・コリンズの娘ですってね。

どうりで、歌もうまいわけです。

 

フィル・コリンズと言えば、昔、うちの次男が赤ちゃんの時に、友達が「フィル・コリンズに似てる」と笑ったことが忘れられません。

今だから言いますが、こんなかわいいのに、あんなおっさんと似てるなんて!と心の中でむっとしました。

その次男も今では29歳!!

月日は流れる…ですね。

 

エンディングは、歌って踊る。

そうなのね。

ターセム・シンって、インド人だったのね。

 

いやあ、面白かったです。

娘も私も大満足でした。

 


家族の庭

2012-09-23 12:53:46 | 映画ーDVD

ー家族の庭ーANOTHER YEAR

2010年 イギリス

マイク・リー監督 ジム・ブロードベント(トム)レスリー・マンヴィル(メアリー)ルース・シーン(妻ジェリー)ピーター・ワイト(幼馴染ケン)オリヴァー・モルトマン(息子ジョー)デヴィッド・ブラッドリー(兄ロニー)カリーナ・フェルナンデス(ジョーの恋人ケイティ)マーティン・サヴェッジ(甥カール)ミシェル・オースティン(ジェリーの同僚タニヤ)フィル・デイヴィス(ジャック)スチュワート・マッカリー(トムの同僚)イメルダ・スタウントン(ジェリーの患者ジャネット)

 

【解説】

『ヴェラ・ドレイク』などのイギリスの巨匠、マイク・リー監督による心揺さぶられる人間ドラマ。揺るぎない信頼関係で結ばれている一組の夫婦と、彼らのもとに集まる人々の喜怒哀楽を優しく見つめる。『人生は、時々晴れ』のレスリー・マンヴィルが主演を務め、彼女を支える夫婦をルース・シーン、ジム・ブロードベントらイギリスが誇る名優が好演する。登場人物たちそれぞれの人生の奥深さが胸を打つ。

 

【あらすじ】

地質学者のトム(ジム・ブロードベント)と、医学カウンセラーのジェリー(ルース・シーン)は誰もがうらやむおしどり夫婦だ。彼らは30歳になる孝行息子(オリヴァー・モルトマン)にも恵まれ、私生活は非常に充実していた。ある晩、ジェリーは同僚メアリー(レスリー・マンヴィル)を夕食に招待するが、彼女は酔ってしまい自分には男運がないと愚痴っていて……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

この映画、地味なのですーっと見てしまいますが、考え出したら奥が深いです。

 

まず最初に登場する不眠を訴える女性(イメルダ・スタウントン)。

その話を聞いている身重の医者タニア(ミシェル・オースティン)。

 

その患者が受けないと睡眠薬をあげないと言われ、しぶしぶ受けに行ったカウンセラーがジェリー(ルース・シーン)。

ジェリーは患者に「あなたの幸せ度を点数で表すとしたら、10点中何点?」と質問します。

患者の答えは吐き出すように「1点」。

 

この作品のテーマが自分が感じる幸福度であることがわかります。

 

仕事が終わり、事務をしているメアリー(レスリー・マンヴィル)が1杯のみに行こうと、ジェリーを誘います。

「そうねえ、今日はトム(ジム・ブロードベント)が夕食を作ってくれるから、1杯くらいいいわよ」と、バーへ。

ジェリーは本当に1杯飲んだら帰ってしまいます。

 

ジェリーとトムは、一人息子のジョー(オリヴァー・モルトマン)が独立して、二人暮らしになってからも、本当に仲の良い夫婦です。

 

トムは地質学者。

二人は休みの日は市民農園へ畑仕事に出かけます。

収穫した野菜を使って、ヘルシーな食事とワインを楽しんでいます。

週末にはトムも帰って少し賑やかになります。

 

☆ネタバレ

この円満な夫婦の元に、メアリーや幼なじみのケン(ピーター・ワイト)がやってきて、自らの孤独や運の悪さを嘆いています。

 

タニアの赤ちゃんが産まれたお祝いのパーティを、ジェリーたちの庭で開きました。

そこにメアリーが新車で登場。

遅れてきた言い訳をしながら、タバコを吸い出します。

みんなは、どうぞといいながら、そばを離れて行きます。

ケンが近づいてきたら、メアリーはあからさまに嫌な顔をします。

 

メアリーは酔っぱらってジョーと話をし、なにやらいい感触と思っているようです。

 

ジョーが恋人ケイティ(カリーナ・フェルナンデス)を連れてきた日もメアリーが現れ、メアリーの傍若無人な振る舞いに、ジェリーはケイティに気を使います。

 

トムの兄嫁が亡くなりました。

無口で無愛想で、他人とコミュニケーションを取れない兄ロニー(デヴィッド・ブラッドリー)。

ロニーの一人息子は、しばらく家を離れていたが、葬式にも遅れてきて、それをロニーのせいにするような攻撃的な人物で、トムとジェリーは心配して、しばらくロニーに自宅に来るように勧めます。

 

夫婦が家庭菜園に出かけている間に、メアリーがやってきました。

ロニーは知らない人なので断りますが、メアリーは夫婦と親しい間だと強引に家の中に入りこみます。

トムとジェリーが帰ってきて、メアリーにあからさまに迷惑顔を見せますが、メアリーは居続けます。

この日は、ジョーとケイティが夕食を食べにくる日だったのです。

 

憐れみから、二人はメアリーが一緒に夕食を食べることを認めますが、メアリーにとっては、自分だけが家族ではないのだと思い知らされることに…。

 

トムとジェリーは本当に隙のない夫婦です。

ジェリーが「こんな中年太りよ」と自虐的に言っても、トムは「完璧さ」と抱きしめます。

そんな二人を見せつけられるメアリーって、どうなんだろうと思いました。

メアリーは、結婚に失敗して離婚、お金もなく、子供もなく、生き甲斐の見つけられない仕事をして、新しい恋人の出現ばかりを願っています。

 

そうかといって、ケンのように見栄えの悪い人は、あからさまに嫌う。

 

酒もタバコも度が過ぎているし、新車も潰してしまいました。

 

そう、この作品で語られているのはメアリーです。

あなた、この先の人生、どうするの?

だんだん年老いて、ひとりぼっちで、もう今年は終わるけど、あなたにとってのANOTHER YEARがくるのかしら。

あなたの幸福度は何点なの?

 

メアリーのような境遇で暮している人にとっては、とても辛辣な作品かもしれません。

 


ターゲット

2012-09-23 12:49:40 | 映画ーDVD

ーターゲットーWILD TARGET

2010年 

ジョナサン・リン監督 ビル・ナイ エミリー・ブラント ルパート・グリント

 

【あらすじ】

腕利きの殺し屋であるビクター(ビル・ナイ)は、ギャングの依頼で詐欺師・ローズ(エミリー・ブラント)の殺害を試みるが、相次いで失敗に終わる。しだいに標的であるはずのローズを女性として意識し始めた彼は、ある時彼女を助けてしまう。彼は偶然にも事件に巻き込まれたトニー(ルパート・グリント)と共に、ギャングたちから逆に追われる身となってしまう。(ウィキペディア)

 

【感想】

劇場未公開の作品です。

ハリー・ポッターシリーズのロン(ルバート・グリント)が出演していて、彼のコメディアンの才能が確信できる作品。

面白かったです。

 

殺し屋の英才教育を受け、いままで正体を知られず高額な報酬をもらって殺し屋ビクター(ビル・ナイ)。

彼は、生まれついての詐欺師、泥棒のローズ(エミリー・ブラント)に出会い、恋をしてしまいます。

洗車していて、この騒動に巻き込まれるトニー(ルバート・グリント)。

この三人が巻き起こす大騒動。

はたして、結末は…?

 

ロンに興味のある方はどうぞ。

なかなかいいですよ。

 


探偵はBARにいる

2012-09-23 12:46:41 | 映画ーDVD

ー探偵はBARにいるー

2011年 日本

監督=橋本一 原作=東直己 キャスト=大泉洋(探偵<俺>)松田龍平(高田)小雪(沙織)西田敏行(霧島敏夫)田口トモロヲ(松尾)波岡一喜(佐山)有薗芳記(田口幸平)竹下景子(近藤百合子)石橋蓮司(岩淵恭輔)松重豊(相田)高嶋政伸(<俺>を拉致した男)マギー(源ちゃん)安藤玉恵(峰子)榊英雄(スポーツバーのマスター)片桐竜次(桐原組組長)桝田徳寿(ケラーオオハタのマスター)カルメン・マキ(マキ)本宮泰風(岩淵貢)吉高由里子(近藤恵)街田しおん(近藤京子)阿知波悟美(田口康子)野村周平(則天道場塾生)新谷真弓(スナック元従業員)中村育二(南)

 

【解説】

『アフタースクール』の大泉洋と『悪夢探偵』シリーズの松田龍平が演じる探偵が、札幌を舞台に危険に巻き込まれるスリリングな犯罪ミステリー。東直己の小説「バーにかかってきた電話」を基に、テレビドラマ「相棒」シリーズの橋本一がメガホンを取る。さらには、『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズの小雪や『釣りバカ日誌』シリーズの西田敏行が共演。大泉と松田コンビの独特の存在感に引き込まれる。

 

【あらすじ】

行きつけの札幌・ススキノのバーにいた探偵(大泉洋)と相棒の高田(松田龍平)は、コンドウキョウコという女からの依頼の電話を受けて早速行動を開始。しかし、何者かに連れ去られ、雪に埋められてしまうという事態に。報復しようと立ち上がった2人の前に、謎の美女・沙織(小雪)と実業家・霧島(西田敏行)という人物、そして四つの殺人事件が浮かび上がり……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

和製ハードボイルド、探偵(大泉洋)と相棒の高田(松田龍平)のコンビがなかなかよかったです。

大好きだったテレビドラマ「傷だらけの天使」を思い出しました。

萩原健一と水谷豊のコンビとは、ちょっと違うけど、凸ト凹がうまくはまるみたいな爽快感がありました。

 

今離婚問題で芸能ニュースをにぎわせている高嶋政伸も、キレっぷりがよかったです。

新境地ですね。

 

面白かった。

シリーズ化されたらいいなあ。