マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

セブン・デイズ・イン・ハバナ

2012-09-05 09:30:23 | 映画ー劇場鑑賞

ーセブン・デイズ・イン・ハバナー7 DIAS EN LA HABANA/7 DAYS IN HAVANA

2012年 フランス/スペイン

ベニチオ・デル・トロ、パブロ・トラペロ、フリオ・メデム、エリア・スレイマン、ギャスパー・ノエ、フアン・カルロス・タビオ、ローラン・カンテ監督 

ジョシュ・ハッチャーソン ウラジミール・クルス デイジー・グラナドス オテロ・レンソリ エミール・クストリッツァ アレクサンダー・アブレウ ダニエル・ブリュール メルビス・サンタ・エステベス レオナルド・ベニテス エリア・スレイマン セバスティアン・バルーソ クリステラ・エレラ ドゥニア・マトス ミルタ・イバラ ホルヘ・ペルゴリア ベアトリス・ドルタ ナタリア・アモーレ アレクシス・ビダル

 

【解説】

ベニチオ・デル・トロやギャスパー・ノエなど個性的な7人のメンバーが、さまざまな人でにぎわうキューバの首都ハバナの街を切り取るアンソロジー。国も背景もさまざまな面々が集結し、ハバナを訪れたアメリカ人の若者や映画監督、ハバナ在住の女性歌手などが登場する、月曜から日曜までの7日間を描く。出演は、『グッバイ、レーニン!』のダニエル・ブリュールや『アンダーグラウンド』のエミール・クストリッツア監督など。監督やキャストの多彩な個性と、世界で最も美しい島といわれるキューバの街並みや音楽、ダンスなどを堪能できる。

 

【あらすじ】

アメリカ人のテディ・アトキンス(ジョシュ・ハッチャーソン)は初めて訪れたハバナで戸惑いながらも、明るくて気さくなキューバ人に魅了されていく。ある有名な映画監督(エミール・クストリッツァ)は情緒不安定になっていたが、家族思いで謙虚なタクシー運転手が素晴らしいトランペット奏者でもあることを知り、二人は友情を深めていく。歌手のセシリアは、スペインからの仕事のオファーを受けるか、恋人とこのままとどまるかの選択を迫られていた。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

ベニチオ・デル・トロ、パブロ・トラペロ、フリオ・メデム、エリア・スレイマン、ギャスパー・ノエ、フアン・カルロス・タビオ、ローラン・カンテという、名だたる監督が描くキューバ・ハバナでの7日間。

 

ハバナはキューバの首都で、さまざまな人で賑わっているようです。

月曜日はベニチオ・デル・トロ監督の「月曜日のユマ」。

アメリカ人観光客のテディ(ジョシュ・ハッチャーソン)の目から見た、観光の町ハバナ。

運転手に案内されて、生活するハバナに案内される。

そして、夜のお店で知り合い、ホテルに連れて帰った女性はー!!

 

火曜日「ジャム・セッション」パブロ・トラペロ監督

エミール・クストリッツァ監督を本人役において、監督がハバナ映画祭に招かれスピーチするのだか、夫婦喧嘩を引きずって、泥酔している。

映画会なんて、くそくらえ!という感じ。

 

スピーチが終わると、公式ディナーには出ないと言う。

困った運転手は、自分のパーティに連れて行く。

パーティも半ば、ジャズのジャムセッションが始まった。

運転手は素晴らしいトランペットの奏者。

監督は機嫌が悪かったのも忘れ、音楽に酔う。

 

夜が開けて、監督は妻に電話をかけて仲直り。

運転手に感謝する。

 

次の日、監督を空港へ送って行く車の中。

運転手の幼い娘も乗っている。

監督の気持ちは晴れ晴れしていた。

 

水曜日「セシリアの誘惑」フリオ・メデム監督。

空港のロビーで、歌手のセシリアとスペインのクラブオーナーのレオナルド(ダニエル・ブリュール)が話をしている。

レオナルドは、セシリアの歌声に惚れ込んで、スペインに連れて帰りたいと交渉している。

セシリアは迷っていた。

 

セシリアには同棲中の恋人がいた。

野球選手のホセだが、まだ芽が出ない。

ホセは、今夜の試合に勝ったら、セシリアと一緒にマイアミ行きの船に乗って、アメリカに渡ろうと考えていた。

でも、セシリアにはそんなことはできないとわかっていた。

ホセの優柔不断にしびれを切らしているのだ。

 

セシリアの歌っているクラブにレオナルドが来て、航空券を渡し、「一緒に暮らそう」と誘う。

外に出ると、ホセがいて、レオナルドを殴りつけた。

 

怒ったセシリアはホセをなじり、荷物をまとめ始めるのだが

 

木曜日「初心者の日記」エリア・スレイマン監督

パレスチナ人のエリア・スレイマンは、キューバの指導者にインタビューするために、ハバナにやってきた。

彼の時間が空くまで待たされている。

その間にハバナを観光。

なんとなく、ユーモラスな作品。

 

金曜日「儀式」キャスパー・ノエ監督

これが結構衝撃的な作品。

若い男女がたき火を囲んでダンスをしている。

少女同士が体を寄せ合い官能的な踊りを踊る。

次に、ベッドに裸で横たわる二人の少女。

それを見て、少女の両親が怒り、少女を古くから伝わる清めの儀式に連れて行く。

この儀式がめちゃめちゃ怪しく感じました。

 

土曜日「甘くて苦い」フアン・カルロス・タビオ

ある夫婦ミルタとその夫。

ミルタは朝早く起きて、ケーキを作り出した。

儀式用の大きなケーキ。

夫がもたもたと手伝っている。

 

セシリアが顔を出した。

ミルタはセシリアの母で、セシリアの父とは離婚して今の夫と暮らしている。

二人の間には高校生の娘もいる。

セシリアは挨拶に来たらしい。

実の父にも会いに行くと言って出て行った。

 

ミルタはケーキを仕上げると本業に。

ミルタは有名な精神科医で、病院で働く他にテレビにも出演していた。

そして、多忙な一日を終えて帰ると、セシリアがホセと一緒に船に乗ってキューバを出たことがわかった。

 

日曜日「泉」ローラン・カンテ監督

日曜日は安息日なのに、「みんな起きてきて!!」と、マルタの声が響き渡った。

何事かと集まった人々。

「(川の女神)オチュンのためにパーティを開く。気まぐれじゃない。夕べ夢に聖母が現れ優しいお顔で仰った。5年もパーティをしていないって。彼女の頼みだ。パーティだ。部屋に泉を造って聖母を祭る。水を入れ魚を放つ――

突然こんなことを言われて動き出す住人たちがおかしい。

でも、みんな真剣です。

 

住民が力を合わせて泉を作った。

そこに運び込まれたのがミルタのケーキ。

女神のためのパーティーが始まった。

 

7人の監督が描いたハバナのいろいろな人々。

ハバナを旅行したような気になりました。

遠い国キューバ。

でも、生きるエネルギーに溢れた人々が暮らす町なんですね。

音楽もよかったです。

 


はやぶさ/HAYABUSA

2012-09-05 09:27:11 | 映画ーDVD

ーはやぶさ/HAYABUSA

2011年 日本

監督=堤幸彦 キャスト=竹内結子(水沢恵)西田敏行(的場泰弘)高嶋政宏(坂上健一)佐野史郎(川渕幸一)山本耕史(田嶋学)鶴見辰吾(喜多修)筧利夫(矢吹豊)市川実和子(小田島加那子)甲本雅裕(平山孝行)マギー(福本哲也)高橋長英(萩原理)生瀬勝久(<はやぶさ>の熱狂的なファン)

 

【解説】

2003年に飛び立ち、小惑星のイトカワからサンプルの採取に成功した小惑星探査機「はやぶさ」の挑戦を描いた壮大なドラマ。7年に及ぶプロジェクトの中で、装置の故障や燃料漏れなどの危機を乗り越え、宇宙科学研究所(JAXA)のスタッフが偉業を成し遂げる姿を描く。若い研究生を演じるのは、『いま、会いにゆきます』の竹内結子。彼女をスカウトする上司を、『釣りバカ日誌』シリーズの西田敏行が演じる。監督は、『20世紀少年』シリーズの堤幸彦。幾多の困難を乗り越え、世界初の偉業を成し遂げた「はやぶさ」とJAXAの物語に、胸が熱くなる。

 

【あらすじ】

200359日。小惑星探査機「はやぶさ」は、小惑星イトカワを目指し地球を出発した。イオンエンジンの実験、成功すれば世界初となる小惑星からのサンプル入手などを目的として20059月にイトカワに到着。しかし姿勢制御装置の不具合や、通信が途切れるなど、さまざまなトラブルに見舞われてしまう。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

私のはやぶさまつり第3弾。

「はやぶさ遥かなる帰還」も参照してください。

この作品は、軽い感じで、このプロジェクトに関わった複数のスタッフをモデルに作り上げられた架空の人物を主人公にして、わかりやすく描かれていました。

 

宇宙科学研究所の的場泰弘(西田敏行)は、講演会で水沢恵(竹内結子)という宇宙好きの女性と出会う。

彼女の熱心さを買った的場は、水沢を研究所ではやぶさチームのスタッフとして働いてもらうことにした。

 

はやぶさの打ち上げは決まっていたが、火星探査機のぞみの失敗もあり、その道は前途多難だった。

はやぶさのミッションは、惑星イトカワの表面の土を採集して持ち帰るサンプルリターンという世界初の試み。

 

なんとか打ち上げまでこぎ着け、無事打ち上げられたはやぶさだったが、惑星イトカワに到着して、サンプルを採取するのに1度目は失敗。

2度目はデータではできたことになっていたが、確信のないまま帰路についた。

ところが、トラブルの続出。

帰還も当初より3年送れることになった。

しかも、はやぶさの姿を見失うという事態に陥りー。

 

はやぶさは、2010年6月13日の22時51分に大気圏に突入し、持ち帰ったサンプルもイトカワのものと確認されたようなので、ミッション大成功!!

関係した方々には、本当にお疲れさまをいいたいです。

 


しあわせのパン

2012-09-05 09:18:18 | 映画ーDVD

ーしあわせのパンー

2011年 日本

監督=三島有紀子 キャスト=原田知世(水縞りえ)大泉洋(水縞尚)森カンナ(齋藤香織)平岡祐太(山下時生)光石研(未久のパパ)八木優希(未久)中村嘉葎雄(阪本史生)渡辺美佐子(阪本アヤ)中村靖日(広川のだんなさん)池谷のぶえ(広川の奥さん)本多力(郵便屋さん)霧島れいか(未久のママ)大橋のぞみ(モノローグの少女)あがた森魚(阿部さん)余貴美子(陽子さん)

 

【解説】

『東京オアシス』の原田知世と『探偵はBARにいる』大泉洋が初共演を果たし、夫婦を演じたハートウオーミングな人間ドラマ。北海道でパンカフェを開いた夫婦のもとに集まる客たちとの温かい交流を紡ぎ出す。客として登場するのも森カンナ、平岡祐太、光石研、余貴美子といった個性派の俳優たちばかり。コメディーとはひと味違う優しさを醸し出す大泉と原田の掛け合いや、北海道の豊かな食材で作られた食事が起こす小さな奇跡が胸に染みる。

 

【あらすじ】

りえ(原田知世)と尚(大泉洋)夫婦は、東京から北海道の月浦に引っ越し、パンカフェ「マーニ」を開店する。夫が丁寧にこねたパンに見合う料理を作るのは妻の担当で、いつも季節の食材をふんだんに使った料理がテーブルを彩っていた。そんな「マーニ」には、それぞれ何かしらの事情を抱えた客たちが店を訪れるものの、帰りには不思議とみんな心が軽くなっているのだった。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

北海道の月浦でパン屋とカフェ&ペンション「マーニ」を営む夫婦水縞りえ(原田知世)水縞尚(大泉洋)の話。

夏、秋、冬とお話は3部構成。

 

夏にやってきたのは、恋人にふられて、旅行をキャンセルされてしまったOL齋藤香織(森カンナ)。

沖縄に行くはずだったのに、なぜか反対の月浦へ。

たまたま泊まりにきていた山下時生(平岡祐太)と出会い、水縞夫婦にも癒されて、東京まで時生のバイクで送ってもらうことになりました。

 

秋は、小学生の未久(八木優希)ちゃん。

朝学校へ行くはずなのに、バスを行き過ごしたり、浮かないお顔。

最近、ママが家を出て行ったのです。

 

パパ(光石研)ももちろん傷ついていました。

水縞夫婦は未久ちゃん親子をディナーに招待しましたがー。

 

冬にやってきたのは、阪本史生(中村嘉葎雄)アヤ(渡辺美佐子)の老夫婦。

こんな寒くて雪深い月浦に来るなんて、何か事情があるようです。

水縞夫妻は、ご飯を作りますが、アヤが食べないというパンも焼いてあげました。

すると、アヤは美味しそうに食べてー。

次の日は、近所の人や常連さんが加わっての楽しいパーティ。

アヤの病気から、心中まで思い詰めていた史生の気持ちが和らぎました。

 

そして、春。

りえのお腹には新しい命が宿りました。

 

人々の明るさ、優しさ、食の大切さ、パンを分け合うことが仲間の語源など、メッセージはたくさんありました。

月浦の自然の美しさ、食材の豊かさや、美味しそうなお料理、とても素晴らしかったんだけど、肝心の水縞夫妻の馴初めや、月浦に来た理由などが描かれていなかったので、中途半端な気持ちで見終わりました。

残念だなあ。