マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

るろうに剣心

2012-09-12 10:22:00 | 映画ー劇場鑑賞

ーるろうに剣心ー

2012年 日本

監督=大友啓史 キャスト=佐藤健(緋村剣心)武井咲(神谷薫)吉川晃司(鵜堂刃衛)蒼井優(高荷恵)青木崇高(相楽左之助)綾野剛(外印)須藤元気(戌亥番神)田中偉登(明神弥彦)斎藤洋介(浦村署長)平田薫(関原妙)永野芽郁(三条燕)平山祐介(我荒・兄)深水元基(我荒・弟)奥田瑛二(山県有朋)江口洋介(斎藤一)香川照之(武田観柳)

 

【解説】

国内外で絶大な人気を誇る和月伸宏のコミック「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」を、『ROOKIES』シリーズの佐藤健主演で実写化した時代劇アクション。人呼んで「人斬(き)り抜刀斎」こと若き剣客・緋村剣心が訪れた街で、彼の名を名乗る人物が起こした事件に遭遇する騒動を描いていく。剣心役の佐藤のほか、ヒロイン・薫に武井咲、剣心のライバル鵜堂刃衛に吉川晃司、斎藤一に江口洋介、武田観柳に香川照之がふんする。監督は、テレビドラマ「ハゲタカ」「龍馬伝」などの演出を手掛けた大友啓史。実力派俳優たちが息を吹き込むキャラクターたちの活躍を楽しみたい。

 

【あらすじ】

幕末から明治になり、かつて「人斬(き)り抜刀斎」として恐れられた剣客・緋村剣心(佐藤健)は「不殺(ころさず)」の誓いのもと流浪人となっていた。流浪の旅の途中、剣心は神谷道場の師範代・薫(武井咲)を助けたことから、薫のところで居候することに。一方、街では「抜刀斎」を名乗る人物による人斬(き)り事件が発生しており……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

原作の劇画もアニメも知らないし、当然スルーだと考えていました。

ところが、映画友達が二人も推薦してくるので、「ほなら」と夫と出かけました。

 

確かに、面白かったです。

大スクーリーンで見てよかった!!

 

幕末、「人斬り抜刀斎」と呼ばれ恐れられていた緋村剣心(佐藤健)は、倒幕がなされ、尊王派が明治政府を樹立すると、「不殺(ころさず)」の誓いのもと流浪人となった。

 

それから数年後…。

人斬り抜刀斎の名を騙って、暗殺者が暗躍していた。

自分の父の流派を名乗るその人斬り抜刀斎をこらしめようと、神谷道場の師範代・薫(武井咲)も暗殺者を捜していた。

 

偽の抜刀斎は、麻薬を使って時の政府を転覆させようと狙っている武田観柳(香川照之)が雇っている鵜堂刃衛(吉川晃司)だった。

刃衛に薫が襲われているところを助けた剣心は、薫の道場に身を落ち着けた。

 

一方、観柳の元で麻薬を作らされていた医師の高荷恵(蒼井優)が隙を見て脱出。

神谷道場に居候を決め込んだ。

 

売り物は、刀を使ったアクションシーンでしょう。

これが、どのシーンもとてもよくできていました。

従来のチャンバラとは違う、スピード感、展開、カメラワーク、とてもいいと思いました。

ここが成功の秘訣ですね。

  


コクリコ坂から

2012-09-12 09:37:11 | 映画ーDVD

ーコクリコ坂からー

2011年 日本

監督=宮崎吾郎 キャスト=長澤まさみ(松崎海)岡田准一(風間俊)竹下景子(松崎花)石田ゆり子(北斗美樹)風吹ジュン(松崎良子)内藤剛志(小野寺善雄)風間俊介(水沼史郎)大森南朋(風間明雄)香川照之(徳丸理事長)

 

【解説】

『ゲド戦記』以来、宮崎吾朗が約5年ぶりに演出を手掛けるファンタジックな要素を排したスタジオジブリ作品。16歳の少女と17歳の少年の愛と友情のドラマと、由緒ある建物をめぐる紛争を軸に、真っすぐに生きる高校生たちの青春をさわやかに描いていく。主人公となる少年少女の声を担当するのは、長澤まさみと岡田准一。企画・脚本は宮崎駿。さまざまな価値観が交錯する戦後の高度成長期を背景に、現代を生きることの意味を見つめていくストーリーが感動を呼ぶ。

 

【あらすじ】

東京オリンピックの開催を目前に控える日本。横浜のある高校では、明治時代に建てられた由緒ある建物を取り壊すべきか、保存すべきかで論争が起きていた。高校生の海と俊は、そんな事件の中で出会い、心を通わせるようになる。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

ちょっとジブリに失望して、この作品はDVD待ちになりました。

でも、この作品は、とても穏やかでよかったです。

 

というのも、私の育った世代の話だからかもしれません。

懐かしい生活の道具や家、町、学校などが丁寧に描かれていました。

 

今は下宿屋になっている、元は祖父の病院だった家に住んでいる女子高生の松崎海(長澤まさみ)が主人公です。

海は、朝早く起きて、海の安全を願うU旗とW旗を庭の掲揚台に掲げるのが日課です。

そのあと、家族と下宿人たちの朝ご飯を作り、学校へ出かけます。

 

 ☆ネタバレ

学校では、カルチェラタンと呼ばれる部室棟の立て替えが問題になっていた。

その立て替え反対運動の中心になっていたのが風間俊(岡田准一)だった。

 

ふたりは引かれ合うが、俊が海の家で、海のお父さんの写真を見たとたん、態度が変わってよそよそしくなった。

海のお父さんは、俊が実の父と聞かされていた人物だった。

 

生徒たちは、カルチェラタンをきれいに掃除し、壊れたところは修理し、ペンキも塗り替えて見違えるような建物に再生させた。

それを理事長に見てもらうよう、海と俊は理事長に直談判に出かけた。

 

理事長はその熱意に打たれて、次の日に高校を訪れた。

そして、カルチェラタンの存続が決まった。

 

海と俊の父のことも、海の母がアメリカから帰り、事実を話し、二人はきょうだいではないということもわかった。

 

とてもさわやかな青春物語でした。

 

おかえり、はやぶさ

2012-09-12 09:29:50 | 映画ーDVD

ーおかえり、はやぶさー

2012年 日本

監督=本木克英 キャスト=藤原竜也(大橋健人)杏(野村奈緒子)三浦友和(大橋伊佐夫)前田旺志郎(岩松風也)森口瑤子(岩松多美)田中直樹(岩松大吾)カンニング竹山(天野克也)豊原功補(山田幸一)宮崎美子(大橋小夜子)大杉漣(江本智彦)中村梅雀[2代目](増沢公孝)

 

【解説】

小惑星のイトカワからサンプル採取という快挙を達成し、60億キロ約7年に及ぶ宇宙の旅から帰還した小惑星探査機「はやぶさ」の挑戦を、JAXAのエンジニアの視点を通じて全編3Dカメラで撮影された最新映像でつづる感動作。度重なるトラブルに見舞われたはやぶさの帰還を支えたプロジェクトチームの奮闘を、『釣りバカ日誌』シリーズや『犬と私の10の約束』の本木克英監督が描き出す。はやぶさが直面する困難を通して成長していくエンジニアの主人公を、『DEATH NOTE デスノート』『カイジ』シリーズの藤原竜也が熱演。共演には『婚前特急』の杏、ベテランの三浦友和らがそろう。

 

【あらすじ】

宇宙の謎を解く鍵となる小惑星イトカワのサンプルを採取して地球に帰還するべく、200359日、小惑星探査機「はやぶさ」が打ち上げられた。JAXAのエンジニア助手・大橋健人(藤原竜也)は、火星探査機のぞみのプロジェクトに携わっていた父への思いを胸に、はやぶさの壮大なプロジェクトチームの一員として日々奔走する。しかし四つのメインエンジンの停止、通信の遮断など、数々の困難が待ち構えており……

(シネマトゥデイ)

 

【感想】

私の「はやぶさ」祭りも最終作になりました。

この作品は、公開順でいっても、最後に公開された作品です。

最大の特徴は3Dということですが、私は2DでレンタルDVDを見ました。

 

だからなのか、そのわりにはなあ…と言うのが、率直な感想です。

もう、すでにはやぶさに関するいろんな事実を知っていますからね。

まず、新鮮さがない…。

 

はやぶさの帰還だけで、十分感動的なのに、父と息子の物語とか、肝臓移植のお母さんの話とか、ずいぶんこじつけっぽく感じてしまいました。

この作品の公開が最初だったら、入門作品としては良かったのかなあ、と思いました。

 

プラネタリウムで上映された「HAYABUSA BACK TO THE EARTH」はともかく、あとの3つは内容がとても似ていて、筋書きが決まっているので当たり前ですが、これを1本化して、後世に残る感動作品を作るということにならなかったのでしょうか?

制作する人が、はやぶさの帰還に感動して、自分が思いつくままのストーリーを作って発表しちゃった、では、才能も労力も無駄が多い様に思いました。

日本映画界、ちょっとお寒いね。