マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

RV

2007-06-18 10:03:40 | 映画ーDVD
ーRVー
2006年 アメリカ バリー・ソネンフェルド監督 ロビン・ウィリアムズ 、シェリル・ハインズ 、ジョアンナ・“ジョジョ”・レヴェスク 、ジョシュ・ハッチャーソン 、ジェフ・ダニエルズ 、クリスティン・チェノウェス 、ハンター・パリッシュ 、ウィル・アーネット 、トニー・ヘイル 、ブライアン・ホウ 、リチャード・コックス[俳優] 、ロブ・ラベル 、ブライアン・マーキンソン 、キルステン・ウィリアムソン 、ブレンダン・フレッチャー

【解説】
 一家の絆を取り戻そうと家族旅行を提案するも、仕事も兼ねていることをひた隠しながらキャンピングカーで繰り出した父親の悪戦苦闘ぶりを描いたアドベンチャー・コメディ。(yahoo映画)

【感想】
全米ナンバ-1も記録したコメディーだそうですが、日本では未公開。

RVで家族が旅行する映画だけど、「リトル・ミスサンシャイン」みたいなボロ車ではありません。
日本では観光バスだわ。
でかい。

アメリカでヒットしただけのことはあって、とてもわかりやすいコメディーです。
主演のロビン・ウィリアムスをはじめ、出演者たちもとてもチャーミング。
男の子、どこかで見たと思ったら、「ザスーラ」の子でした。
女の子もかわいい。

最初の方の汚いことをのぞけば、温かい笑いが満載です。

特典も面白い。
監督のバリー・ソネンフェルドがかなりおかしい人みたいです。
「アダムスファミリー」「メンインブラック」の監督と聞けば、納得でした。

僕を葬る(おくる)

2007-06-08 16:03:06 | 映画ーDVD
ーぼくを葬る(おくる) ー
2005年 フランス フランソワ・オゾン監督 メルヴィル・プポー 、ジャンヌ・モロー 、ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ 、ダニエル・デュヴァル 、マリー・リヴィエール 、クリスチャン・センゲワルト 、ルイーズ=アン・ヒッポー 、アンリ・ドゥ・ロルム 、ウォルター・パガノ 、ウゴ・スーザン・トラベルシ

【解説】
余命3か月と宣告された31歳のフォトグラファーが、死に直面したことにより自分自身を見つめ直す姿をつづったヒューマンドラマ。監督は『8人の女たち』の名匠フランソワ・オゾン。『まぼろし』に続き“死”を題材に取り上げたオゾン監督の分身とも言うべき主人公を、『夏物語』の実力派俳優メルヴィル・プポーが演じる。穏やかで静かな語り口と、主人公の心の葛藤を細やかに表現したプポーが印象的。

【あらすじ】
パリで活躍しているファッション・フォトグラファーのロマン(メルヴィル・プポー)は、ガンで余命3か月だと宣告される。化学療法を拒み、家族や恋人にも病気のことを話さず、たった1人で死を受け入れることを決意する。そんなとき、夫に問題があって子どもができない女性ジャニィ(ヴァレリア・ブルーニ=テデスキ)と知り合うが……。 (シネマトゥデイ)

【感想】
死を宣告された主人公が、どうやって自分の運命を受け入れるかー永遠の命題にフランソワ・オゾンが挑戦した作品です。

私はオゾン監督の意地悪で屈折した視線にいつも戸惑ってきましたが、この作品はずいぶん素直だなあ、と思いました。

31歳の新進気鋭、ただいま売り出し中のカメラマンロマン(メルヴィル・プポー)に、振って湧いた災難、癌の宣告。
医者は化学療法を勧めるが、成功率が5%以下では…。
しかも、その5%に残れたとしても、残りの人生は癌の再発の恐怖と化学療法の後遺症に悩まされることも目に見えていますものね。
私は、ロマンの選択もありかな、と思いました。

それから、彼の取った行動とは…
彼の美学なのでしょう、家族や恋人と距離を置いて、たったひとり、静かに死を待っていました。

ただ一人、世の中に逆らうように生きて来た祖母(ジャンヌ・モロー)には心を打ち明けます。

祖母を訪ねる途中で出会った女性(ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ)から、奇妙な申し出を受けるロマン。
悩んだあげく、その申し出を受け入れることにしました。
明らかに彼の心に変化が起きています。

一人で産まれて、一人で生きて、一人で死んでいくと心に決めても、最大に人を悩ませるのは孤独というものなのですね。
孤独とだけは、決して仲良くできません。

死と対峙して得たロマンの答えとはいったいなんだったのでしょうか。
彼の死に際には、ウソがななかったと思いました。
ひとつの理想の形でした。

主演のメルヴィル・プポーが、だんだんやつれていくロマンを好演していました。
彼の役者魂も見せてもらいました。

ディナーラッシュ

2007-06-08 15:59:59 | 映画ーDVD
ーディナーラッシュー
2001年 アメリカ ボブ・ジラルディ監督 ダニー・アイエロ 、エドアルド・バレリーニ 、カーク・アセヴェド 、ヴィヴィアン・ウー 、サマー・フェニックス 、マイク・マッグローン 、ジョン・コーベット 、マーク・マーゴリス 、サンドラ・バーンハード 、ポリー・ドレイパー 、ジェイミー・ハリス 、テッサ・ガイリン

【解説】
 冬のニューヨーク、トライベッカ。イタリアン・レストラン“ジジーノ”のオーナー、ルイは、長年のビジネスパートナー、エンリコがギャングに殺害されたことを知り気分が滅入っていた。もう一つルイを悩ませていたのは、彼の息子ウードの存在。イタリア帰りのこのチーフ・シェフは、ルイの反対を押し切り、伝統的な家庭料理で街の人々に愛されてきたこの店を、おしゃれな人々が集うトレンディ・レストランへと変えてしまったのだった。やがて日が沈み、今日もまた厨房もフロアも様々な思惑が錯綜する<ディナーラッシュ>の時間がやって来た。しかし、今日はいつもとどこか様子が違っていた……。

【感想】
こんなレストランに行ってみたい!!
ハンサムなスターシェフが、天才的ともいうべきお料理を、手際よく作ってくれる。
彼に任せておけば間違いない!

監督のボブ・ジラルディはCMや音楽ビデオの監督として有名な人らしい。
あの、マイケル・ジャクソンの「ビート・イット」なんかを監督した人。
しかも、11軒もレストランを持っているんですって。

この映画も自分のレストランを使って撮影したそうです。

物語は、有名イタリアンレストラン「ジジーノ」のある一夜の物語。
今日のお薦めが読み上げられて、黒板に書かれていく。
さあ、開店、スタッフたちは戦闘状態についた。
今日も予約でいっぱい。
250人を突破しそうな勢い。
この店はスターシェフの評判のお陰で、毎晩大盛況です。

でも、この日はいつもの夜とは、少し違っていました。

スターシェフ・ウード(エドアルド・バレリーニ )はご機嫌斜めです。
いきなり、見習いコックをクビにしてしまいました。
父親であり、このレストランのオーナーのルイス(ダニー・アイエロ)と店の経営方針があわず、経営者を譲ってくれるように頼んでも、なかなか首を縦には振ってくれないのです。
ルイスは、死んだ奥さんと一緒にはじめた頃の家庭料理屋に戻すことを望んでいるのでした。

ルイスには、裏の顔もありました。
マフィアにつながるギャンブルの胴元も勤めていたのです。
ルイスがかわいがっている副シェフのダンカン(カーク・アセヴェド)はギャンブル狂。
この日もルイスに金を無心して断られたのに、違う胴元で賭けてしまいました。

ダンカンの借金取りに、マフィアの二人組が訪れて食事をはじめました。
太った方はなかなかのグルメのようです。

店は大混雑、嫌みな美術評論家や、食の評論家等、個性的な客に従業員たちは振り回されています。

そこへ、停電。
バーでは飲み物サービスが始まり、バーテンも大忙し。

ドキャメンタリータッチで、カメラは厨房、店内、ウード、ダンカン、ルイスを追っかけていきます。
おしゃれな会話、皮肉な会話、ヨダレが出そうな美味しそうな料理の数々。

ダンカンが少し心を入れ替えたかな、と示唆するシーンや、実は、ルイスはウードに店を譲る準備をしていたことが明かされ、二人は親子に戻って亡くなった母を忍ぶシーン等が織り込まれていきます。

そして、思いがけない結末。

音楽と料理が、じつに巧みなアンサンブルとなって、人生の機微が織り込むように描かれている秀作でした。

この監督でないと表現できない世界でした。

このDVDの特典には、レシピが付いていました。
きゃあ、美味しそうです。

スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい

2007-06-06 18:13:50 | 映画ー劇場鑑賞
ースモーキン・エース/暗殺者がいっぱいー
2007年 ジョー・カーナハン監督 ベン・アフレック 、アンディ・ガルシア 、アリシア・キーズ 、レイ・リオッタ 、ジェレミー・ピヴェン 、ライアン・レイノルズ 、ピーター・バーグ 、タラジ・ヘンソン 、クリス・パイン 、マーティン・ヘンダーソン 、ジェイソン・ベイトマン 、コモン 、ネスター・カーボネル 、ジョセフ・ラスキン 、ジョエル・エドガートン 、トミー・フラナガン 、ケヴィン・デュランド 、モーリー・スターリング 、アレックス・ロッコ 、ウェイン・ニュートン 、クリストファー・ホリー 、スコット・ハルバースタッド 、マシュー・フォックス 、マリアンヌ・マルラライリー 、ダヴェニア・マクファデン 、カーティス・アームストロング 、デヴィッド・プローヴァル 、パトリック・セント・エスプリト 、マイケル・マーフィ 、ブライアン・ブルーム 、クレア・ケアリー 、ウラジミール・クリッチ 、ザック・カマー 、マイク・ファルカウ

【解説】
マフィア界の大物ボスを怒らせた男の命を奪うため、暗殺者たちがラスベガスに集結するバイオレンス・アクション。監督は『NARC ナーク』のジョー・カーナハン。『パール・ハーバー』のベン・アフレック、『オーシャンズ11』のアンディ・ガルシア、『ブレイド3』のライアン・レイノルズ、歌手のアリシア・キーズら、豪華スターが出演する。スピーディで先の読めない型破りな展開と、衝撃的でバイオレントな銃撃シーンに注目。

【あらすじ】
FBI捜査官のメスナー(ライアン・レイノルズ)と、カラザーズ(レイ・リオッタ)は、大物ギャングに命を狙われる人気マジシャン、エース(ジェレミー・ピヴェン)を司法取引のため逮捕することになった。そんな中、女殺し屋のサイクス(アリシア・キーズ)ら、賞金目当てにエースを狙う暗殺者たちが世界中から集まり始める。 (シネマトゥデイ)

【感想】
今日は水曜日、レディースデイ。
うーん、何を見に行こうかなあ、というノリで、友達が面白いと言っていたこの映画を見に行くことにしました。

こんな風に見に行ったのが良かったのか、思わぬ拾い物でした。

FBI捜査官のメスナー(ライアン・レイノルズ)と、カラザーズ(レイ・リオッタ)がマフィア組織コーザ・ノストラの大ボススパラッザの屋敷を見張っている。いきなり、ペッドボトルに入れたおしっこを飲むとか飲まないとかの話、まあ、そういう健康法もあるからね、と思っていたら、盗聴器に情報が入り、物語は突然動き始めます。

ここから、すごい数のキャラクターが紹介され続けるけど、まあ、じっと聞いていればわかっていく仕掛け。
とにかく、バディ“エース”イズラエルという、マフィアコーザ・ノストラと深く関わり過ぎたマジシャンの“心臓”に、スパラッザが、100万ドルの賞金を掛けた、という噂が広まり、世界中から賞金稼ぎが彼の命を狙いにくるというお話。

FBI捜査官はイズラエルの身柄確保に、彼の隠れているホテルのペントハウスに向かうのだが、FBIの恥部の存在がわかり、情報が伝わらず、カラザース捜査官は犠牲となる。

元警官で、エースの弁護士からエースを保護するように依頼されたデュプリー(ベン・アフレック)が、ホテルまで行かないうちに、トレマー3兄弟に銃撃されてあっけなく死んでしまうけど、あれは観客の期待をいい意味で裏切るためでしょうね。
まさかベンが、あの大物スターが、あんな風に、とは思わないものね。
大成功!

ホテルでは、最低最悪のトレマー3兄弟とFBIが入り乱れての銃撃戦。
情け知らず、極悪非道、殺人マシーンー人殺しをゲームのように楽しむ人たち。
このシーンがお気に入りなんだけど、詳しく書くのはやめておきます。
人間性が疑われそうだから。

兄弟の一人は現場から逃げるけど、ひどい目に遭ったデュプリーの仲間、ホリス(マーティン・ヘンダーソン)が駐車場で見つけて、かっこよく退治してくれました。

女殺し屋のジョージア(アリシア・キーズ)はとてもセクシーででした。
エースに見切りをつけた用心棒、サー・アイビー(コモン)とのラブストーリーはなかなかかっこ良かったです。

メスナーは、FBIの組織ぐるみの隠蔽工作を知り、憤り、ラストシーンとなります。
直属の上司ロック(アンディ・ガルシア)のあわてふためいたアホみたいな表情は必見です。

この作品、世間の評判は悪いみたいだけど、私はこのすっきりかっこ良くいかないところ、スタイリッシュというにはほど遠いところが、妙にツボでした。
創り手の心意気が伝わって来るような映画でした。
ストーリーを追うというより、個々のエピソードの展開や関わりを楽しむ作品。
あまり考えずに、ただ楽しんだら良いと思います。

パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールドエンド(3回目)

2007-06-06 10:13:58 | 映画ー劇場鑑賞
3回目鑑賞してきました。
ネタバレというより、すごく細かいことにこだわった疑問集なので、この映画に興味のない方はスルーしてくださいね。


ーパイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンドー
2007年 アメリカ ゴア・ヴァービンスキー監督 ジョニー・デップ 、オーランド・ブルーム 、キーラ・ナイトレイ 、ジェフリー・ラッシュ 、ジョナサン・プライス 、ビル・ナイ 、チョウ・ユンファ 、ステラン・スカルスガルド 、ジャック・ダヴェンポート 、トム・ホランダー 、ナオミ・ハリス 、デヴィッド・スコフィールド 、ケヴィン・R・マクナリー 、リー・アレンバーグ 、マッケンジー・クルック 、デヴィッド・ベイリー 、キース・リチャーズ

【解説】
孤高の海賊ジャック・スパロウを主人公にしたアクション・アドベンチャーのシリーズ第3作。カリブ海からアジア、そして“世界の果て”へと舞台を広げ、ジョニー・デップ演じるジャック・スパロウ、オーランド・ブルーム演じる青年ウィル・ターナーらの活躍が描かれる。アジア人海賊役でチョウ・ユンファ、ジャックの父親役にキース・リチャーズがシリーズ初登場。前作を超える予測不可能なストーリー展開と空前絶後の壮大物語が完結する。

【あらすじ】
“深海の悪霊”、デイヴィ・ジョーンズ(ビル・ナイ)と東インド会社のベケット卿(トム・ホランダー)が手を結び、海賊たちは滅亡の危機に瀕していた。生き残る手段は“9人の海賊たち”を招集することだったが、9人のうちのひとりはあのジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)だった。しかし、彼は現在“世界の果て”に囚われていて……。 (シネマトゥデイ)

【感想】
というより、疑問。
(どうでもいいことばかりですから、まだ見ていない方、この映画をただ楽しみたいという方は読まないでね)



★バルボッサが復活した理由
海賊たち招集の歌が歌われ、選ばれし9人の海賊たちが集まって、評議会を開かれることになった。
バルボッサもスパロウもこの一員。
時代は、ベケット卿に代表される大商人たちの大航海時代に突入しつつあった。
彼らが「海の悪霊」デイビー・ジョーンズと手を結べば、海賊たちは生きる場所を奪われるからだ。
この評議会を開くため、バルボッサはティア・ダルマの魔術によって復活し、ジャックもデイビー・ジョーンズロッカーから助け出されることになる。

でも、このプロジェクトに命をかけて参加するティア・ダルマにはなにかメリットがあるんだろうか。

★ブラックパール号
ジョニーがジョーンズロッカーで砂の湖から脱出して海に浮かべた、あれですよね。
前作のデッドマンズチェスト(DMC)でクラーケンは、ジャックを飲み込み、ブラックパールを沈めたのでしたね。
お、思い出した。

それにしても、石のカニは何を意味しているのかな?
どうも、カリプソの眷属のような感じですね。

「ディビー・ジョーンズ・ロッカー」のシーンはめちゃめちゃシュールでしたね。
石のカニがブラックパールを動かしたのには、カリプソ=ティア・ダルマの意志が原いていたようにも見えましたね。

★カリプソの謎
デイビー・ジョーンズは女神カリプソから、海で死んだ魂をあの世に導くことを命じられていた。
ティア・ダルマこそが、ジョーンズのかつての恋人。
あるいは、ティア・ダルマは女神カリプソの仮の姿。
カリプソが浮気した悲しみから、彼は心臓をえぐり取り、デッドマンズチェストに納め、孤島に埋めた。
これが女神の逆鱗に触れ、タコの化け物に姿を変えられた。
これを恨み、ジョーンズは人間の体にカリプソを封じ込める方法を海賊会議で教え、ティア・ダルマの体に封じ込めた。

これがデイビー・ジョーンズの謎のすべてで合っているでしょうか?

カリプソの実態は巨大化したディア・ダルマで、そのあと無数のカニとなって崩壊したのは何を意味しているのかなあ。

デイビー・ジョーンズは「カリプソ」とつぶやいて死んでいくけど、カリプソって実態のない女神なんじゃないの?
ジョーンズはいったい何に恋をしていたのでしょうね。

ティア・ダルマはジョニーといい仲だったみたいだし…。

前作DMCで、ジャックがティア・ダルマの部屋からくすねたものは、ストーリーに関係なかったみたいね。
ティア・ダルマは、思わせぶりに登場するわりには、よくわからないキャラクターだわ。
いろんな場面で占いをしているけど、なにがわかったんだろう。

ティア・ダルマ=カリプソがバルボッサを復活させたり、ジャックを助け出す手伝いをしたのは、海賊評議会を開かせて、人間の体に封じ込められた自分を開放させるためだったのかなあ。
開放された後で、ジョーンズとよりを戻す気もあったんだろうか。
ジョーンズはカリプソに「心臓はお前のものだ」と言っていたけど、結局ジョーンズの心臓はウィルに刺されて終わってしまいましたね。

カリプソの起こしたあの嵐は、どちらの味方をするつもりだったんだろう。

★クラーケンの死
これはわからないな。
ベケットがジョーンズに命じて殺させたみたいだけど、なぜ殺す必要があったのかなあ。

★スワン総督の死
セリフがよくわかりませんでしたね。
ジョーンズの心臓に興味を持ったのがいけなかったみたいなことを言っていましたが。
なぜ総督がジョーンズの秘密を知っていたんでしょう。
誰がどうやって殺したんでしょうね。

★ベケットとジャックの接点
思わせぶりに出てくるPの焼き印。
そして、「呪われた海賊たち」で出て来たジャックと東インド貿易会社の接点。
DMCでベケットが「共にある」と言っていなかったかなあ?
今回も少し臭わせていたけど。
DMCの地元民の村にもあった東インド貿易会社のマーク、どちらの作品でもベケットの野望について、あまり詳しくは触れられませんでしたね。

★ジョーンズとジャックの戦闘
私はこれが、DMCのクライマックスになると思っていました。
制作者の意図としては、これを第3作のメインに持ってきたかったのね。
一応、納得しました。



★サォ・フェン
それで、サオ・フェンとは闘わず、あんなあっけない最後になってしまったのでしょうか。
サオ・フェンとジャックの関係も、なんか女性関係のもつれみたいなニュアンスでしたが、説明されることはなかったですね。
サオ・フェンがボカンとジャックを殴って終わり。

チョウ・ユンファの活躍ももうちょっと見たかったなあ。
なぜサオ・フェンはエリザベスをカリプソと思ったのでしょう。
自分の船にいて、爆風で死んでしまうなんて、こんなにキャストが死なない映画なのに、不思議でしたね。

★その他
水分補給に寄った島に、クラーケンの死骸があったのは偶然としても、サオ・フェンの手下の死体があったのはなぜでしょう。
ウィルはサオ・フェンとあの沖合で落ち合う約束をしていたようですけど、手下を殺したのは誰なの?

そのあと、ベケットがブラックパールを追って、サオ・フェンの船をフライングダッチマンに追わせて襲わせるわけだけど、この2隻の船はどちらも難破船入り江に向かうのだから、別々に追う意味がよくわからないなあ。
結局、全員が難破船の入り江に集結するのにね。
友達は、1隻でも先にやっつけておきたかったんじゃない?というけど、それだけの理由か?



★ラストシーン
この作品の戦闘シーンはすごくよかった。
大迫力でしたね。
ここでも、疑問。
なぜ、他の海賊調たちもベケットの大艦隊も、ブラックパールとフライングダッチマンの闘いを見ているだけだったのかしら?
闘いの場所が離れていたということだろうけどねー。

ウィルとジャックの別れ方も、いままでの関係の終わりにしては、寂しい感じがするわね。
「呪われた海賊たち」のように友情の証みたいなものが見たかったなあ。
ジャックがウィルの手を取って、ジョーンズにとどめを刺させたということが、そうなのでしょうが。
エリザベスとのお別れはよかったね。

デイビー・ジョーンズはカリプソが浮気をしたのを知って、怒って自分の心臓をえぐってた空箱に隠したんじゃなかった?
ウィルがなんで自分の心臓を宝箱に入れてエリザベスに預けたのかしら?
えぐった心臓は、変わらぬ愛の証ということでしょうか?

☆キャプテン・ジャック・スパロウ
3回目の鑑賞にしていよいよ増えていく謎の数々なのですが、ストーリーを離れたら、ジョニーの素敵な表情が、いくつも見られてお得な映画です。

登場シーンとラストシーンは、ジョニーのものですよね。
誰にも追随を許さない。
あと、銃の狙いを定める片目のシーン、エリザベスのキスを断るお茶目な表情。
「呪われた海賊たち」で私の心を盗んでしまったあのシーンを思い出させてくれるシーンもありましたね。

大海に小舟を浮かべて、大海原にこぎだすジャック。
ジャックとバルボッサを中心に、わかりやすい続編を撮って欲しいです。

今回も、ジャックは最高!