マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

旅倶楽部「こま通信」手造りの旅<ナイルクルーズ>パート8

2010-02-15 11:54:16 | 旅行
ー10.1.8~18 旅倶楽部「こま通信」手造りの旅<ナイルクルーズ>ーパート8

<カイロ市内ーイスラム地区>

今日も朝早く出発です。
今日は金曜日で、イスラム社会では休日だそうです。
エジプト人は、昨日の夜は遅くまで遊んで、今朝は寝坊をしているそうです。
そして、起きたら、地区のモスクに行って、礼拝に参加するので、モスクの礼拝の前に、見せていただこうということです。

まず、エル・アズハル・モスクに入れていただきました。


入り口


アズハルモスク

裸足にならないといけない、女性はスカーフをかぶらなくちゃいけないと、ちょっと緊張するのですが、モスクに入ってみると、とても清潔で静かで、とても広いことに驚かされます。
奥の方で、先生を囲んでコーランの勉強会が開かれていました。

ガイドの大政美奈子さんの周りに車座になって、エジプトの歴史やイスラム教のことを教えていただきました。


私の生活範疇からまったく外れているイスラム教とその歴史。
トルコに行ってもまだわからなかったことが、大政さんのお話で少しつながってきました。

ここエル・アズハル・モスクは、ファーテイマ朝時代の建立で、モスク内にイスラームを学ぶ学校が開校されました。
今では、学校は切り離されましたが、エル・アズハル大学として続いています。
「歴史」でも書きましたが、イスマーイール派の最高教育機関として、数々の卒業生を全世界に送り出しました。


内部

ここから出発して、バイナル=カスラインを歩きます。


「パイナル=カスライン」はファティーマ朝に建てられた二つのお城を結ぶ通りの名前です。今は、ムイッズ通りと名前も変えています。写真は今から向かうフトゥーフ門・ナズル門と反対側、ズワイラ門の方を写したものです。

いろんなお店が開店準備をしています。


ターメイヤという豆のコロッケを揚げているお惣菜屋さん


八百屋さん


乾燥モロヘイヤ



お肉屋さん



新聞売りと猫


古いモスクの外観や扉、馬も人もとまったという隊商宿、古い病院や、建物を見学しながら、町の中をゆっくり歩いていきました。


隊商宿


またまた八百屋さん



モモスク内部


モスクのランプ、装飾はアラビア文字です。


スカーフ売り場。女性のおしゃれは限られているから、スカーフは大切なのでしょう。


美しい水パイプ


糸屋さん


アラビアン・ナイトに出て来るような金物


スパイス屋


モスクの内部。とても清潔で静かな時間が流れていました。


祭壇の螺鈿細工


通りの様子。


町行く人のために、水の入った素焼きの壺が置いてあります。


モスクの壁の装飾もアラビア文字です。


モスクの門とミナレット。装飾が細かくて美しい。


アップにしてみました。


モスクの裏には廃墟になった学校と、その奥には生活感あふれるアパートが。


山盛りのライム


スパイス屋の店先。素敵なデザインの秤。


「バイナル=カスライン」の終点、フトゥーフ門。

見学の最後はハーキム・モスクでした。


ハーキム・モスクに入ったところ。

「歴史」でも触れましたが、ファティーマ朝のカリフ・ハーキムは暴君で名高いようですが、こういう立派なモスクもたくさん建てたそうです。

そろそろ信者の人が集まってきました。
もうすぐ朝の礼拝が始まるようです。

町の中に、モスクの拡声器から流される声が響いています。
「もうすぐ礼拝が始まりますよ」と市民にお知らせしているそうです。

私たちは来た道を戻って、修復がされて見学できる大商人の家へ。

大商人の家の玄関を入ったところ。前庭。


風と光をを通して、窓際に立っている人は表に見えない窓。



高い天井


居心地の良さそうな部屋。


風呂場の窓。いわゆる蒸し風呂です。


さっきの部屋を中庭から見る。


中庭にある井戸。


これは何でしょう? コーランを読むための椅子です。

大商人の家は、すごく大きいし、風通しなど、とてもよく考えられている、カイロの風土によくあったものでした。

よく、歩いたのでお腹が減りました。
お昼ご飯を食べにハン・ハーリのカフェへ。

モスクの近くなので、アルコールは置いていないそうです。

わずかな時間、商店街でお買い物。
私たちは、ストール、香水、パッチワークなど、思い思いの品物を交渉して買いました。
エジプトのお買い物は疲れます…。


私たちがお土産を買った香水屋さん。「シャネルの19番」と言ったら、小ビンに詰めてくれました。

またバスに乗って、イブン・トゥルーン・モスクへ向かいます。


バスの中からアズハル大学が見えました。


イブン・トゥールン・モスク

トゥルーン朝の開祖イブン・トゥルーンによって造られたモスクです。
エジプトで作られた最古のモスクです。
トゥルーンはイラク人だったので、イラクのモスクに似ているそうです。


ミナレットに人が上っています。
私たちも上ることにしました。


ムハマンド・アリー・モスク

ムハマンド・アリー・モスクが見えました。
こちらは、明らかにトルコ風です。


壁の影。
人が手をつないでいるように見えます。
世界平和は人類の悲願ー不意にそういう思いが胸を突きました。



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