マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

LIFE!

2014-03-31 10:28:29 | 映画ー劇場鑑賞

LIFE!THE SECRET LIFE OF WALTER MITTY

2013年 アメリカ 114

ベン・スティラー監督 ベン・スティラー(ウォルター・ミティ)クリステン・ウィグ(シェリル・メルホフ)アダム・スコット(テッド・ヘンドリックス)キャスリン・ハーン(オデッサ・ミティ)シャーリー・マクレーン(エドナ・ミティ)ショーン・ペン(ショーン・オコンネル)パットン・オズワルト(トッド)アドリアン・マルティネス(ヘルナンド)

 

【解説】

凡庸で空想癖のある主人公が未知なる土地への旅を経て変化していくさまを、ベン・スティラー監督・主演で描くヒューマンドラマ。夢を諦め、写真雑誌の写真管理部で働く地味な中年男性が、ひょんなことからニューヨークをたち世界中を巡る旅を繰り広げる様子をファンタジックに映し出す。物語の鍵を握るカメラマン役で『ミルク』などのショーン・ペン、主人公の母親役で『愛と追憶の日々』などのシャーリー・マクレーンが共演。壮大なビジュアルや、主人公のたどる奇跡のような旅と人生に目頭が熱くなる。

 

【あらすじ】

雑誌「LIFE」の写真管理部で働くウォルター・ミティ(ベン・スティラー)は、思いを寄せる女性と会話もできない臆病者。唯一の特技は妄想することだった。ある日、「LIFE」表紙に使用する写真のネガが見当たらない気付いたウォルターはカメラマンを捜す旅へ出る。ニューヨークからグリーンランド、アイスランド、ヒマラヤへと奇想天外な旅がウォルターの人生を変えていく。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

ベン・スティラー監督・主演の作品。

原題は「ウォルター・ミティの秘密の人生」っていうんだ。

なるほど!!

 

人一倍妄想癖のある内気なウォルター・ミティ(ベン・スティラー)は、雑誌「LIFE」の写真のネガを整理する部屋で長年働いて来た。

思いを寄せている同僚のメリル(クリステン・ウィグ)に、自己紹介することもできないでいる。

 

ある日、「LIFE」が大手の傘下に入り、編集部は大幅に人員整理されることになった。

ウォルターはその最終号の表紙を飾るはずのネガがなくなっていることに気づき、ネガのことを聞くために、写真家のオコンネル(ショーン・ペン)に会いに彼の取材先へと向かった。

 

グリーンランドで、オコンネルは船でアイスランドへ向かったと聞き、オコンネルに届け物をすると言うヘリコプターに乗り込んだところから、彼は妄想の世界から現実の世界へ1歩踏み出し、冒険の旅に出発することとなった。

 

☆ネタバレ

勇気あるその1歩。

それが自分の再発見、人生の再スタートということなのかもしれません。

その背中を押したのは、やはり彼女への思いだったようです。

 

メーテルリンクの「青い鳥」のように、探しているものは身近にあったと言うお話ですが、とてもいいラストでした。

ウォルターは人員整理にあって、会社から去りますが、素晴らしい贈り物が!!

 

映画が終わった時私は、「こつこつ地道にやってきてよかったね」と、スクリーンの中のウォルターに語りかけました。

 

世の中を支えているすべての縁の下の力持ちさんたちに捧げたい映画だと思いました。

 


31年目の夫婦げんか

2014-03-31 10:04:54 | 映画ーDVD

31年目の夫婦げんかーHOPE SPRINGS

2012年 アメリカ 100

デヴィッド・フランケル監督 メリル・ストリープ(ケイ・ソームズ)トミー・リー・ジョーンズ(アーノルド・ソームズ)スティーヴ・カレル(バーナード・フェルド医師)

 

【解説】

結婚31年目に夫婦の絆を取り戻そうと奮闘する夫婦を、オスカー受賞のメリル・ストリープとトミー・リー・ジョーンズが演じるヒューマンドラマ。カップルセラピーに振り回されながらも、結婚生活を振り返り、未来のための答えを見つけ出すまでの夫婦の姿を描く。『プラダを着た悪魔』のデヴィッド・フランケルがメガホンを取り、夫婦に性生活などを指南するセラピスト役で、『40歳の童貞男』などのスティーヴ・カレルが共演。夫婦だからこその迷いを見事に演じる名優の演技に引き込まれる。

 

【あらすじ】

変わり映えのない毎日を送る結婚31年目の夫婦、ケイ(メリル・ストリープ)とアーノルド(トミー・リー・ジョーンズ)。これまでの夫婦の生活を改めたいと考えていたケイは、フェルド医師(スティーヴ・カレル)のカップル集中カウンセリングを知り、夫に知らせずに予約を入れる。セラピー参加に反対していた夫を連れ、二人はメーン州のフェルドのもとを訪れた。そして、カウンセリングがスタートしたものの……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

いつの間にか、夫婦別寝室、セックスレスになった結婚31年目を迎えたケイ(メリル・ストリープ)とアーノルド(トミー・リー・ジョーンズ)。

ケイはまだまだロマンティックな夜を過ごしたい様子。

 

そこでみつけたフェルド医師(スティーヴ・カレル)によるカップル集中カウンセリング。

ケイはアーノルドに内緒で申し込み、半ば強引にアーノルドとともにメーン州までやってきた。

 

アーノルドは、なんで他人に自分たちのセックスについて話さなきゃならんのだ、と不機嫌。

でも、さまざまな宿題を出されて、結構真面目にこなしていくうちにー。

 

☆ネタバレ

「プラダを着た悪魔」のときとは全然違う、なよなよぷくぷくしたメリル・ストリープです。

女はこういう乙女チックなところがあるのも認めるけど、はっきりいって、私にはかまわないでね、という気分なんです、私は。

女もこうなったら、かわいげがありませんね。

この作品のケイはかわいい奥様でしたよ。

 

アーノルドは、ほんと、いいダンナさんだと思います。

何だかんだいって、奥さんの要求に応えようと努力しているもの。

こういうご夫婦はうまくいくと思いました。

 

日本人カップルならどうでしょう。

セックスはともかく、日常生活で、夫と妻のコミュニケーションはもっと難しいのではないかしら?

どちらもが、「自分が我慢している」と思っているのでは?

日本人は忍耐強いから、これで円満にやって行くのでしょうね。

 

この映画、セックスがらみの過激なセリフが多いんですが、本質は、夫婦のコミュニケーションということではないのでしょうか?

 

この映画でも奥さんはセックスがないと嘆きながらも、ムードが足りない、家電は私へのプレゼントではない、話をしていたらすぐ怒鳴る(アーノルドは「怒鳴ってなんかいない」と怒鳴っていました)、など、我が家にも当てはまりそうな不満を口にしていました。

 

1対1では喧嘩になってしまうところ、第3者を交えて本音を言い合うセラピーという方法も、夫婦の問題の解決方法のひとつかもしれません。

でも、夫は逃げ出すでしょうね。

 

いつになく真顔のスティーヴ・カレルがおかしかったです。