マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

ラッシュ/プライドと友情

2014-03-09 22:28:39 | 映画ー劇場鑑賞

ーラッシュ/プライドと友情ーRUSH

2013年 アメリカ 124

ロン・ハワード監督 クリス・ヘムズワース(ジェームズ・ハント)ダニエル・ブリュール(ニキ・ラウダ)オリヴィア・ワイルド(スージー・ミラー)アレクサンドラ・マリア・ララ(マルレーヌ)ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ(クレイ・レガッツォーニ)クリスチャン・マッケイ(ヘスケス卿)

 

【解説】

F1レーサー、ニキ・ラウダとジェームス・ハントが壮絶なタイトル争いを繰り広げたドラマを映画化。事故で大けがを負いながらもシーズン中に復帰したラウダと、性格もドライビングスタイルも正反対なハントの死闘とライバル関係を、臨場感あふれるレースシーンと共に描く。監督は、『ビューティフル・マインド』などの名匠ロン・ハワード。陽気なハントをクリス・ヘムズワース、冷静沈着なラウダをダニエル・ブリュールが演じる。

 

【あらすじ】

性格もレーススタイルも相反するF1レーサー、ニキ・ラウダ(ダニエル・ブリュール)とジェームス・ハント(クリス・ヘムズワース)が激しい首位争いを繰り広げていた1976年。ランキング1位だったラウダはドイツ大会で大事故に遭遇し、深いけがを負う。復活は無理だと思われたがわずか6週間でレースに復帰し、日本の富士スピードウェイでのシリーズ最後のレースに臨む。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

私はカーレースにあまり興味がないので、この有名なドライバーの名前は知りませんでしたが、一緒に見た夫は「火傷をしたあとのニキ・ラウダをテレビで見た」と言っていました。

 

作品としては、とても面白かったです。

カーレースのスピード感、事故のものすごさ、二人の関係など、素晴らしかったです。

 

FIレーサーで首位争いをしていた天才肌のジェームス・ハント(クリス・ヘムズワース)と精密機械のような緻密さのニキ・ラウダ(ダニエル・ブリュール)は、F2時代からのライバル関係だった。

因縁の二人はことごとく争い、嵐のドイツ大会で運命のレースを迎えます。

そして、ニキのクラッシュ。

 

このレースを止めるべきだと主張したニキに対して、ハントは実行を支持した。

ニキの大けがに少し良心の呵責を感じていたハントと、ハントの追い上げを糧に辛い治療とリハビリに耐えたニキ。

 

ここの描き方がとても感動的でした。

キャストもぴったりでしたね。

  ハント役のクリス・ヘムズワース

その後の二人の生き方は大きく違いました。

航空会社を経営したり、再びレーサーに戻ったニキに対して、ハントは早々と引退してスポーツキャスターとなるも、1993年45歳で病死したそうです。

 


アップサイドダウン 重力の恋人

2014-03-09 22:23:41 | 映画ーDVD

ーアップサイドダウン 重力の恋人ーUPSIDE DOWN

2012年 カナダ/フランス 109

フアン・ソラナス監督 キルステン・ダンスト(エデン・ムーア)ジム・スタージェス(アダム・カーク)ティモシー・スポール(ボブ・ボルショヴィッツ)

 

 

【解説】

『スール/その先は愛』などで知られるアルゼンチンの巨匠、フェルナンド・E・ソラナスを父に持つフアン・ソラナスによるSFロマンス。二つの惑星が重力で上下に引き合う世界を舞台に、上下別々の星で暮らしていた男女の運命的な恋の行方を映し出す。主演を務めるのは、『ラスベガスをぶっつぶせ』などのジム・スタージェスと『メランコリア』などのキルステン・ダンスト。自然や都市が上下に広がる世界の不思議なビジュアルはもちろん、ロマンチックな物語も魅力的。

 

【あらすじ】

富裕層が暮らす星と貧困層が暮らす星が、上下で接近するように引き合っている世界。下の星で貧しい暮らしを送っていたアダム(ジム・スタージェス)は、とある山頂で上の星の住人であるエデン(キルステン・ダンスト)と出会って恋に落ちる。ロープを使って彼女を自分の世界に引き下ろそうとするアダムだったが、星の境を監視する警備隊に発見されてエデンは上の星へと落下してしまう。それから10年後、エデンは死んだと信じ込んでいたアダムだったが、彼女が生きていることを知って再会を誓う。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

まず、この物語の設定である、上下に位置する二つの惑星のある世界にすんなりはいれるかどうかが問題です。

これは、映画館で見た方がすんなりと入って行ける作品でしょうね。

リビングでDVDで見ると、この美しい世界観に浸るのが難しい。

 

でも、うっとりするような美しいシーンの連続です。

そして、内容は純愛。

特にアダム(ジム・スタージェス)がひたむきに記憶をなくしたエデン(キルステン・ダンスト)と会う努力をするところは、とても切なくなります。

 

そして、再び愛し合う二人にまたも立ちはだかる二つの星の重力と権力。

それでも、愛はいろんな困難を越えて行くのです。

 

ラストは少し急ぎ足の感じがしましたが、希望を感じて終わったのが良かったと思いました。

 

ファンタジーとロマンスの好きな方には、好まれるのではないかな?

 


バーニー/みんなが愛した殺人者

2014-03-09 22:07:24 | 映画ーDVD

ーバーニー/みんなが愛した殺人者ーBERNIE

2011年 アメリカ 99

 

リチャード・リンクレイター監督 ジャック・ブラック(バーニー・ティーディ)シャーリー・マクレーン(マージョリー・ニュージェント)マシュー・マコノヒー(ダニー・バック・デヴィッドソン)

 

 

【解説】

『スクール・オブ・ロック』のジャック・ブラックとリチャード・リンクレイター監督が再びタッグを組んだブラックコメディー。町の有名人が、気難しくて煙たがられている老女を殺害した、1996年にテキサスで実際に発生した事件のてん末を、当事者を知っている住民たちの証言を挿入しながら描く。ジャックふんするバーニーには心を許していた偏屈者を、オスカー女優シャーリー・マクレーン、バーニーを追及する地方検事を、実力派マシュー・マコノヒーが演じる。

 

【あらすじ】

テキサス州の片田舎で葬儀屋を経営するバーニー(ジャック・ブラック)は、誠実な人柄で町の誰からも愛されていた。やがて彼は、金持ちの未亡人マージョリー(シャーリー・マクレーン)と仲良くなり、いつしか銀行口座の管理を任されるほど信頼されるように。しかし、ふとしたことで彼女を殺害してしまったバーニーは、その後もマージョリーが生きているかのように振る舞い……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

「スクール・オブ・ロック」のジャック・ブラックとリチャード・リンクレイター監督が再びタッグということですが、私はそれほどいいとは思いませんでした。

 

実話がベースで、本当に嫌味な老婦人マージョリー(シャーリー・マクレーン)だったようですが、それでも殺されるほどの人物ではないと思いました。

それにしても、この町でのバーニー(ジャック・ブラック)の評判はすこぶるいいですね。

人を殺して、それを冷凍庫に隠していたような人物なんですが。

この町にある時流れ着いて、居座った人物のようです。

人の気持ちを掴むのがうまい人なのでしょう。

 

小さな町の葬儀屋で働くバーニーは、頼まれるとイヤとはとは言えない性格で、町の人気者。

特に、老婦人たちの覚えがよく、未亡人でお金持ちだが人が悪いので嫌われ者のマージョリーにさえも親切に接しました。

マージョリーの信頼を勝ち得て、まるで愛人のように一緒に過ごすようになった二人ですが、マージョリーの性格の悪さにとうとうキレて、後ろから銃弾を浴びせるバーニー。

 

住民たちの証言で構成されているスタイルですが、なんとも口ばかりの無責任な世間の人々。

こういう描き方をしているのも、この事件に対する皮肉なのかもしれません。

 

ラストでご本人とジャック・ブラックがご対面している写真も映し出されていましたが、本当のところは、どういう人なのかなあと興味はわきました。

 

ジャック・ブラック、歌がうまい!!