マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

ペントハウス

2012-02-09 15:14:48 | 映画ー劇場鑑賞

ーペントハウスーTOWER HEIST

2011年 アメリカ

ブレット・ラトナー監督 ベン・スティラー(ジョシュ)エディ・マーフィ(スライド)ケイシー・アフレック(チャーリー)アラン・アルダ(アーサー・ショウ)マシュー・ブロデリック(Mr.フィッツヒュー)マイケル・ペーニャ(エンリケ)ティア・レオーニ(FBI捜査官クレア)ガボレイ・シディベ(オデッサ)

 

【解説】

世界的な人気を誇るコメディー俳優、ベン・スティラーとエディ・マーフィが初めて共演を果たしたクライム・アクション。ニューヨーク・マンハッタンの超高級マンション「ザ・タワー」を舞台に、最上階のペントハウスに住む大富豪に全財産をだまし取られたタワーの使用人たちの奪還作戦を描く。監督は、『ラッシュアワー』シリーズのブレット・ラトナー。共演には『ジェシー・ジェームズの暗殺』のケイシー・アフレック、『アビエイター』のアラン・アルダら実力派が顔をそろえる。

 

【あらすじ】

マンハッタンの一等地に建つ超高級マンション「ザ・タワー」の最上階に暮らす大富豪ショウ(アラン・アルダ)が、ある日20億ドルの詐欺容疑で逮捕される。それを機に、管理人ジョシュ(ベン・スティラー)をはじめタワーの使用人たちの全財産もだまし取られていたことが発覚。自分たちの財産を取り戻すべく、ジョシュはペントハウスに忍び込んでショウの隠し財産を奪う計画を練るが……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

ベン・スティラーとエディ・マーフィの競演という謳い文句だけど、ドタバタ度は押さえられて、ハラハラドキドキも味わえる、楽しい作品でした。

 

 

マンハッタンの一等地にすっくと建つ高級マンション「ザ・タワー」。

その最上階に暮らす大富豪のショウ(アラン・アルダ)。

ネットで、マンションのマネージャーのジョシュ(ベン・スティラー)とチェスをするという粋な老人、と思っていたら、これが大変な食わせ物。

自分の倒産を知りながら、ジョッシュを通じてマンション従業員の年金積み立てを投資させたり、勤勉なドアマンの全財産を言葉巧みに預けさせていた。

 

防犯カメラにショウが誘拐される所が映し出され、ジョシュは大慌てで救出に走った。

犯人の車が黒い車に囲まれて横転、ショウが助かったと思ったら、黒い車から降りてきたのはFBIの捜査官クレア(ティア・レオーニ)たちだった。

ショウは詐欺罪でその場で逮捕。

 

ショウは破産していることがわかり、ドアマンは自殺を図った。

幸い、命に別状はなかったが、責任を感じたジョシュは、保釈されてきたショウのところに乗り込む。

しかし、ショウは手のひらを返したようにその本性を剥き出しにする。

みんなから預かったお金は「ギャンブルに使った」としゃあしゃあと言うのだ。

ショウが、いままでの好々爺の顔から、厚顔無恥な非道の顔に一瞬で変身する所が見所です。

ジョシュの落胆ぶりが手に取るように伝わってきます。

「信じて尽くしてきたのに!!」

 

クレアから、ショウの隠し財産が20億円あるはずだと聞いたジョシュは、そのお金がペントハウスにあるとにらみ、仲間を集めて奪う計画を立てるのだがー。

 

☆ネタバレ

ショウの部屋を襲撃するメンバーとしてジョシュが集めたのが、新米エレベーターボーイのエンリケ(マイケル・ペーニャ)、家賃を滞納して追い出された元住民Mr.フィッツヒュー(マシュー・ブロデリック)、ジョシュの妹のダンナでマンション従業員のチャーリー(ケイシー・アフレック)、それにこの素人集団を指導する本物の泥棒スライド(エディ・マーフィ)という面々だった。

 

ジョッシュとスライドが噛み合なくて、いちいちおかしいけれど、みんな真剣そのもの。

チャーリーは最終的には抜けて、マンション業務に戻るけれど、代わりに金庫破りの名人オデッサ(ガボレイ・シディベ)が加わって、ショウの隠し金庫までたどり着きますが、そこは空っぽ。

 

そして、部屋を見回すと、スティーブ・マックイーンが乗っていたというショウの愛車が。

ジョッシュはひらめきました!!

 

そこからが、トム・クルーズの「ミッション・イン・インポシブル ゴーストプロトコル」も顔負けという、高層ビルディングの恐怖の始まり。

 

 

こっちの方が勝っているかもです。

Mr.フィッツヒューが大活躍!!

 

素人集団ではありながら、最後は見事なチームワーク。

ベン・アフレックの弟のケーシー・アフレックとか、「プレシャス」で衝撃デビューを飾ったガボレイ・シディベ、「クラッシュ」や「大いなる陰謀」で渋い演技を見せたマイケル・ペーニャなど、コメディ畑ではない人をうまく配していました。

 

そして、見事なオチが待っています。

すかっとしますよ。

 

サンクタム

2012-02-09 15:02:45 | 映画ーDVD

ーサンクタムーSANCTUM

2010年 アメリカ

アリスター・グリアソン監督 リチャード・ロクスバーグ(フランク)リース・ウェイクフィールド(ジョシュ)アリス・パーキンソン(ヴィクトリア)ダン・ワイリー(クレイジー・ジョージ)クリストファー・ベイカー(J..)ジョン・ガーヴィン(ジム)ヨアン・グリフィズ(カール)

 

【解説】

『アバター』で映画界を新たなるステージへと導いたジェームズ・キャメロンが製作総指揮を務めるアドベンチャームービー。洞くつの中で展開される脱出劇が、キャメロン自らが改良したフュージョン・カメラ・システムによって臨場感たっぷりに描かれていく。監督は、『男たちの戦場』のアリスター・グリアソン。激流に押しつぶされる感覚や洞くつの天井に圧迫される感覚など、迫力と臨場感あふれる映像体験が楽しめる。

 

【あらすじ】

南太平洋にぽつりと浮かぶ島にある、熱帯雨林の奥地に広がる洞くつ。その地は、人が足を踏み入れてはいけない聖域(サンクタム)の様相を呈していた。そんな洞くつの謎に挑もうと探検隊がダイビングによる調査を試みるが、巨大なサイクロンが襲い掛かり……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

この作品、「アバター」のジェームズ・キャメロンの3D映画のように宣伝していませんでしたか?

それで、DVD鑑賞をと思ったわけですが、キャメロン監督じゃないやん!

製作総指揮には名前がありましたが。

しかも、ヨアン・グリフィズのほか、知らない俳優さんばかり。

しかも、ヨハンが主役じゃないし。

「あれー?」という思いで見ていたら、なんと、私の苦手なサバイバルもの。

あちゃー!!

失敗だ。

 

パプアニューギニアの巨大洞窟を探検しているグループが、突然のサイクロンに襲われ、洞窟内の水位が急上昇する中、そこからの脱出を試みるストーリー。

軸になっているのは、探検に命をかける父親と、反発しつつも父に従う息子の物語でした。

 

ひとりひとり順番に、しかもあまりいい亡くなり方をしないので、かなりグロテスクな感じで続いていきます。

まるで、ポセイドンアドベンチャーのような先の見えない、息苦しい脱出劇ですが、最後まで頑張ってみたら、父の思いが息子に届いて、いやな終わり方ではありませんでした。

 

純粋に、サバイバル映画としてみたら、その方面の好きな方には、よい映画と評価されたと思うけど、「アバター」をイメージした宣伝の仕方は、私のような観客を引き入れてしまうので、評価の点では、マイナスだったのではと思いました。