ーステイ・フレンズーFRIENDS WITH BENEFITS
2011年 アメリカ
ウィル・グラック監督 ジャスティン・ティンバーレイク(ディラン)ミラ・クニス(ジェイミー)パトリシア・クラークソン(ローナ)ジェナ・エルフマン(アニー)ブライアン・グリーンバーグ[俳優](パーカー)リチャード・ジェンキンス(ハーパー氏)ウディ・ハレルソン(トミー)
【解説】
『ソーシャル・ネットワーク』のジャスティン・ティンバーレイクと、『ブラック・スワン』のミラ・クニスが共演を果たした現代的ラブストーリー。恋愛に不器用な男女が、親友同士から気軽なセックスフレンドへと変化したことから派生する出来事を映し出す。主人公のゲイの同僚に『ゾンビランド』のウディ・ハレルソン、彼の父親を『モールス』のリチャード・ジェンキンスが演じるなど脇役も豪華。臆病さを隠しながら進展する2人の関係に注目だ。
【あらすじ】
ディラン(ジャスティン・ティンバーレイク)は、ロサンゼルスで腕利きのアート・ディレクターとして活躍していた。彼は元ロサンゼルス・タイムズ紙の記者だった父(リチャード・ジェンキンス)と姉(ジェナ・エルフマン)、その息子と実家で暮らしている。そんなある日、ニューヨークのジェイミー(ミラ・クニス)から転職の話が舞い込み……。(シネマトゥデイ)
【感想】
「ブラックスワン」のミラ・ニクス。
このロマンティックコメディは、奇しくもナタリー・ポートマンの「抱きたいカンケイ」のテーマと同じでした。
恋愛抜き、セックスだけの相手、いわゆるセフレの関係を求めたカップルの話。
今、恋愛が苦手な若い人が増えていると言うことかな?
恋愛すると、別れが辛い。
ディラン(ジャスティン・ティンバーレイク)とジェイミー(ミラ・クニス)は、同じような失恋の経験を繰り返してきた。
有能なヘッドハンターのジェイミーは、LAで働くディランをNYの雑誌社に引き抜こうとしていた。
ジェイミーはこの仕事を受けてもらおうと、ディランにニューヨークの魅力を紹介します。
その熱意にほだされて、ディランはニューヨークにやってきました。
ディランとジェイミーは恋愛観がぴったり。
セフレでしかも親友という誓いを立てて付き合い始めます。
でも、セックスだけの関係はそんなに続かず、体の関係は止めて、親友としてだけ付き合うことにしますが、そうして改めて見直すと、お互いの魅力に気が付く。
でも、臆病なふたりは、次の1歩が踏み出せず、傷つけ合ってしまう。
ディランのアルツハイマーの父親(リチャード・ジェンキンス)や、ジェイミーのシングルマザーとして気ままに生きている母(パトリシア・クラークソン)が二人を支えて、いい味を出してくれます。
仕事はできるんだけど、本音で付き合うのが下手という今時の若者のお話です。
私は「抱きたいカンケイ」より、本音っぽくて面白かった。
ミラがとてもチャーミングでした。
もう一つのお楽しみは、フラッシュ・モブ。
タイムズスクエアと駅の構内で2回描かれていますが、とても楽しいシーンです。
300人くらいの群衆が、音楽がかかったとたん、ばらばらと踊り出して、最終的には全員が同じ振り付けで踊ります。
かなりわくわくするし、二人の恋にも影響を与える大事なシーンになっています。