マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々

2010-03-04 11:39:07 | 映画ー劇場鑑賞
ーパーシー・ジャクソンとオリンポスの神々ーPERCY JACKSON & THE OLYMPIANS: THE LIGHTNING THIEF

クリス・コロンバス監督 ローガン・ラーマン(パーシー・ジャクソン)ピアース・ブロスナン(ブルナー先生/ケイロン)ユマ・サーマン(メドゥーサ)アレクサンドラ・ダダリオ(アナベス・チェイス)ブランドン・T・ジャクソン(グローバー・アンダーウッド)ショーン・ビーン(天上の最高神ゼウス)キャサリン・キーナー(サリー・ジャクソン)ケヴィン・マクキッド(海の神ポセイドン)ジェイク・アベル(ルーク(ヘルメスの息子))スティーヴ・クーガン(冥界の神ハデス)ロザリオ・ドーソン(冥界の女王ペルセポネ)ジョー・パントリアーノ(ゲイブ・アグリアー)

【解説】
アメリカでベストセラーとなった児童文学「パーシー・ジャクソン」シリーズを、「ハリー・ポッター」シリーズの第一弾と第二弾でメガホンを取ったクリス・コロンバス監督が映画化した奇想天外なファンタジー・アドベンチャー。神と人間のハーフである少年がたどる冒険の旅を描く。主人公のパーシーを演じるのは、『3時10分、決断のとき』でクリスチャン・ベイルの息子を演じたローガン・ラーマン。ギリシャ神話に登場する神や怪物にふんする、ピアース・ブロスナンやロザリオ・ドーソンにも注目。


【あらすじ】
ギリシャ神話の神の息子であると告げられたアメリカの寄宿学校生、パーシー・ジャクソン(ローガン・ラーマン)。仲間とともにゼウスの雷撃を探す旅に出ることになったパーシーに、予言の神は4つの神託を下すが、旅の途中にはオリンポスの神々との出会いや敵との戦いが待っていた。

【感想】
時間を割いて見に行ったけど、結構普通だったなあ、という印象。

ギリシャ神話がテーマなので、もっと壮大な話かと思った。
よく言われるように、ハリーポッターみたいでもあるし、ロールプレイングゲームみたいだった。

原題にあるように「THE LIGHTNING THIEF(稲妻泥棒)」と付けても良かったと思うなあ。
シリーズの第1作目という感じ。

☆ネタバレ
最初の見所は、パーシー・ジャクソン(ローガン・ラーマン)が仲間と協力して、メドゥーサ(ユマ・サーマン)を退治するところ。

子供の頃、「星と伝説」という本が大好きで、何度も読んでいましたが、その中にメドゥーサの首の写真があって、そこがすごく怖くて、ページを飛ばして読んでいたくらいです。
それでも、ペルセウスの話は大好きで、わくわくしました。

ユマのメドゥーサはあまり怖くなくて、とてもチャーミングでうっとりするほど綺麗でした。



そして、ミノタウロスやヒドラが出て来るし、冥界の王ハデスやその妻のペルセポネが全然違うイメージで登場します。
地獄に行くにはお金がいって、渡し人に渡してもらう、というのは日本も同じ発想でおかしかったです。

こんなにロマンに溢れているのに、闘いの相手はヘルメスの息子ルーク(ルーク)で、父親を困らせるために仕組んだことだったし、ニューヨークの町中で行われ、最後にたどり着くオリンポスもエンパイアステイトビルを使っています。
そこには、巨大な神殿があって、巨大な神々がいるんだけど、ゼウスや父であるポセイドンとお話しして終わり。

このへんは、作者がベッドタイムストーリーとして語ったという成り立ちの上での事情が現れていたようです。

パーシーが難読症だったり、ADHDと診断されていたり、親友のグローバーが足が悪かったり、障害を逆手に取る冒険物語は痛快でした。

パーシー役のローガン・ラーマン、かわいい子で、どこかで見たと思ったら、「バタフライエフェクト」の少年時代、最近では『3時10分、決断のとき』で主人公の息子役でした。
演技がうまいわけですね。

次作に期待したいと思います。

GOEMON

2010-03-04 11:36:09 | 映画ーDVD
ーGOEMONー
2008年 日本
監督=紀里谷和明 江口洋介(石川五右衛門)大沢たかお(霧隠才蔵)広末涼子(浅井茶々)ゴリ(猿飛佐助)要潤(石田三成)玉山鉄二(又八)チェ・ホンマン(我王)佐藤江梨子(吉野太夫)戸田恵梨香(夕霧太夫)鶴田真由(小平太の母)りょう(五右衛門の母)藤澤恵麻(才蔵の妻・お吉)佐田真由美(三成の妻・おりん)深澤嵐(小平太)福田麻由子(少女時代の茶々)広田亮平(少年時代の五右衛門)田辺季正(青年時代の五右衛門)佐藤健(青年時代の才蔵)蛭子能収(蕎麦屋の店主)六平直政(紀伊国屋文左衛門)小日向文世(遊郭の番頭・弥七)中村橋之助[3代目](織田信長)寺島進(服部半蔵)平幹二朗(千利休)伊武雅刀(徳川家康)奥田瑛二(豊臣秀吉)

【解説】
『CASSHERN』の監督を務めた、紀里谷和明が約5年ぶりに放つエンターテインメント超大作。戦国の世を舞台に、超人的な身体能力を武器に金持ちから金品を盗み、貧しき者に分け与える盗賊・石川五右衛門の壮絶な戦いが描かれる。主人公・石川五右衛門を演じるのは江口洋介。共演は大沢たかお、広末涼子ら。役者たちがトレーニングに6か月を費やしたというアクション・シーンと、デジタル技術を極限まで駆使した圧倒的な映像美に注目だ。

【あらすじ】
織田信長(中村橋之助)を暗殺した明智光秀が討伐され、豊臣秀吉(奥田瑛二)が天下を取った時代。超人的な身体能力を武器に金持ちから金品を盗み、貧しき者に分け与える盗賊・石川五右衛門(江口洋介)がすい星のごとく現れ、庶民を熱狂させる。そんな中、五右衛門は盗み出した財宝の中に重大な秘密が隠されている南蛮製の箱を見つけるが……。

【感想】
友達が面白かったと言うから、『CASSHERN』は見なかったけど、これは見ることにしました。

TVの対談番組でも監督の紀里谷和明と主演の江口洋介や大沢たかおが楽しそうにおしゃべりしているのを見て、感じがよかったし。

見終わって思うことは、ストーリーもいいし、メッセージもあるのに、CGが大げさすぎて、結局リアリティが消えてしまった気がしました。
これは、私がゲーム世代ではないからでしょうか?

ただ、そのストーリーもメッセージも、新しさはないのよね。

☆ネタバレ
一押しは霧隠才蔵(大沢たかお)が親友の石川五右衛門(江口洋介)を名乗って釜茹でになるシーン。
赤ちゃんまで煮えたぎる釜の中に放り込まれるからドキッとしたけど、これは史実でもあるようですね。

役者さんはほんと、良かったと思いました。
江口洋介も、大沢たかおも、自分の役は十二分にこなしていました。
一番素敵だったのは、織田信長役の中村橋之助さんでした。
さすがの存在感でした。

せっかく、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、明智光秀、千利休、石田三成など、戦国オールキャストなんだから、それぞれの個性を際立たせる演出が欲しかったなあ。

ここで、ちょっとでもきらりと光る歴史的解釈とか世界観とかが入っていたら、この映画はもっと良くなったと思うけど。

言い古されたテーマに、新しい手法で挑んでも、新しい作品にはならないという感じの映画でした。

じゃあ、アバターは?
アバターは、言い古されたテーマを新しい形で見せた点で成功したんじゃないかなあ。

え?同じことじゃないかって?
作品作りって、難しいですね。