マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

おいしいトルコ10日間(その1)

2008-06-02 09:35:34 | 旅行
ーおいしいトルコ10日間(その1)ー
トルコーイスタンブールーギズレンーアマスィア

お正月に義従妹から誘ってもらって、まだまだだと思っていたら、とうとうこの日がやってきました。

この旅行は旅倶楽部「こま通信」の小松さんが企画したもの。
こちらのホームページでも紹介されていますので、興味のある方はどうぞ。

成田出発なので、私たち関西4人組は伊丹から飛行機で成田ヘ向かう。
10時50分、成田空港でツアーの皆さんと待ち合わせる。
総勢、14人のメンバー、ご夫婦が3組、あとは女性のグループでした。

午前12時50分、トルコ航空で出発。
飛行時間は約12時間。
日本との時差は6時間。
22日19時20分、イスタンブール着。
 空港では、ガイドのアルプさんが迎えてくださいました。
日本語が堪能な33歳、イケメンです。

この日は空港に近いホテルで1泊。
早朝(午前4時起き!!)集合して、イスタンブールのアジアサイドにある地方空港より、トラブゾンに向かう。
黒海沿岸の街、トラブゾンではバスが待機していて、まずスメラ修道院に向かいました。

このバスは、ゆったりしたシートで、リクライニングも深い。
車内で本が読めちゃうくらい、乗り心地抜群です。

でも、目的地の修道院は山奥にあり、大型バスでは入れず、小型の車に乗り換えて、さらに徒歩で向かいます。

 切り立った岩に張り付くように建てられたスメラ修道院。
このビューポイントから、徒歩で目指します。

この修道院は4世紀に建てられたらしいのですが、その後オスマントルコの時代にも尊重されていた由緒ある修道院だといいいます。

今は廃墟となって、修復中でした。
洞窟の中の神殿に描かれたキリストや聖書の物語。
何世紀を経ても、私たちに語りかける壁画。
ここで修行していた人たちの思いが伝わるようでした。

 大天使の壁画

大型バスが待機しているところまで戻ると、きれいなレストランがありました。
初めてのトルコでの食事。
朝はボックス入りのサンドイッチだったので。

 これは黒キャベツのスープ、美味!!
せせらぎを聞きながら、太陽の光に祝福されての昼食。
うーんトルコ料理って、なかなか癖がないお料理で、おいしいやん。
それにも増して、新緑の中、涼やかな風の中のビールが格別!!

 これが、トルココーヒー。
下にコーヒーが沈殿していて、上澄みを飲む。
あまり私の口には合わなかったけど…。

さて、元気を補給して、トラブゾンに戻りました。
 アヤソフィアって、イスタンブールのものだけじゃないのですね。
この街にもありました。
歴史の古さとともに、これを建てた人のセンスの良さも感じられます。

古い教会を探して、小さな村を歩いて通り抜けたら、いろんなものに出会いました。
 
サクランボの実、昼寝するネコ、道ばたで子供のお守りをしながらおしゃべりする主婦たち、レース編みをしている人もいました。
 きれいなお母さんと子供

こんな坂道の多い場所でサッカーに興じる子供たち。
女子大生のグループにも会いました。
「メルハバ!!(こんにちは)」
みんな笑顔で挨拶してくれました。
目指す教会は改修中で見せてもらえなかったけど、楽しい散歩になりました。


バスは、黒海沿岸の長い海岸線を延々と走って、今日の宿、ホテルニュージャスミンに着きました。

夕食まで、近所の八百屋さんへ出かけて、ビールとサクランボを買ってきました。
サクランボが安くておいしい。

海岸では、大勢の人が釣りをしていました。
見てきた人の話では、鯵がたくさん釣れていたそうです。
トルコでは日没が遅く、夕暮れ時を飲んだり食べたりして海岸で楽しんでいるようでした。
それも男性ばかり。
女性は家で夕食の支度でしょうか?

黒海沿いはヘーゼルナッツの畑が多くて、農民の人が多そうでした。
お魚が食べられるかと、楽しみにしていたのですが、ホテルでのディナー、メインはこれでした。


トルコは、食料自給率100%以上だそうです。
うらやましいですね。


3日目、朝ご飯を食べていると、海にいるかの群れが泳いでいるのが見えました。


トルコ独立の父、アタチュルクが上陸したというサムソンという町を目指していたら、バスが故障。
2時間ほど立ち往生。
旅にはトラブルが付きものとはいうものの、前途に不安がよぎります。

ひとつ前の町からバスが来てくれて、乗り換えて再出発。
新しいバスは、普通の観光バスで、長く座っていると足がむくんだり、腰が痛くなったりしました。
私たちのバスへのありがたさが身にしみてわかりました。
故障が直るといいのですが。

途中のドライブインで昼食。
バスの運転手さんの「黒海一おいしいレストラン」というご推薦ですが、果たしてー?


これは、ピデというものです(たぶん)。
ピザの生地の中にチーズが入ったようなものでした。


時間がないからサムソンでは見学しない、と言いながら、アタチュルクさんの船を見ると、やはり見学することに。
観光客や、遠足の学生で一杯。
子供たちに囲まれで、写真を撮ったり、かたこと英語でおしゃべりしたり。

さらにバスで、内陸の町アマスィァへ。
 切り立った谷底のような、川の両側にアマスィアの町はありました。
ここは、紀元前3世紀から、ローマ人が来るまで栄えていたポントス王国の首都。

 アマスィアの八百屋さん、トルコ国内、どの八百屋さんも新鮮な野菜や果物でいっぱいでした。

ホテルに荷物を置いてすぐに博物館へ行ったんだけど、閉館時間でアウト。
バシェット2世のモスクを見学してから、王の墓へ行くと、これも閉門。
明日の朝に積み残しになりました。
モスクでも、カッパドキア地方から見学に来たという高校生たちに囲まれて、写真を撮ったりおしゃべりをしたりしました。
みんな人なつっこくて、日本人のことがとても好きみたいでした。


ホテルはEmin Efendi Hotel。
写真の川に面した建物の裏側、細い路地を挟んで両側に建っていました。
私たちの部屋は山側。
古い木造の建物でした。
ちょっと日本の温泉場の景色に似ていなくもありません。



ホテルのロビーから階段を上がって、お部屋につながる廊下を行くとセンサーで電気が点くしかけですが、その時間が短い。
ぼやボヤしていたら、すぐに真っ暗になってしまいます。
おまけに、部屋に入ったとたん、ドアがばたんと締まって、ノブが回らなくなってしまいました。

義従妹がホテルの人に連絡してくれて、やっと開けてもらいました。
彼女が汗かいて走り回ってくれている間、私と同室の先輩はビールを飲んで一休み。
締め込まれて、焦ってもしようがないからね。
義従妹には、悪かったけど。


部屋の前にはモスクと煙突のようなものについている拡声器。
いやな予感。

 スープと
 デザート

夕食が終わって、町に散歩に出かけました。
たくさんの人が川辺で寛いでいました。
屋台もでていて、アイスクリーム屋さんは大にぎわいでした。

 ライトアップされた岩窟墳墓

さて、就寝ーと思ったら、拡声器からコーランの声。

そして、眠れない夜をうつらうつらと過ごしていたら、突如暗闇からコーランの声。
時計を見たら午前4時でした。

結局、6時の起床時間まで、眠れませんでした。
あー、疲れるー!!
旅はまだ始まったばかりなのに。

ーつづくー