1983年 フランス/西ドイツ フォルカー・シュレンドルフ監督 ジェレミー・アイアンズ 、オルネラ・ムーティ 、アラン・ドロン 、ファニー・アルダン 、マリー=クリスティーヌ・バロー 、アンヌ・ベネント
【解説】
プルーストの『失われた時を求めて』は“意識の流れ”をそのままに小説化する試みとして、ジョイスの『ユリシーズ』に並ぶ壮大な文学的実験で、かなりの大著だが、『スワンの恋』はその一巻。ヴィスコンティなど、多くが映像化を企画しながら、本作まで実現されなかった。非常に複雑な構成の原作を生半可ではシナリオ化できないのである。本作の脚本は演劇界の重鎮P・ブルック他が担当している。
【感想】
若き日のジェレミー・アイアンズを見ようと録画してみましたが、難しい作品でした。
プルーストの『失われた時を求めて』も、また出てきたジョイスの『ユリシーズ』も読んでいないからなあ。
単純に見れば、シャルル・スワンというユダヤ人でありながら、パリ社交界の花形となった人が、謎の女性オデットに恋をするというお話です。
プレイボーイであるはずの彼が、彼女の妄想に取り付かれ、恋い慕い、高級娼婦ということがわかっても諦めきれず、ついに思いを遂げます。
それで終わるのかと思ったら、話は10数年後に飛び、彼女と結婚したようです。
でも、妻と娘は社交界にはいれてもらえないみたいでした。
そこまでに至る彼の心境を読み取らなければならないのでしょうが、教養の乏しい私には、そこまで理解することが難しかったです。
ジェレミー・アイアンズ、顔に深い影を落として、恐いお顔でした。
あまり恋を語る人には見えなかった。
最近の方がいいなあ。
当時のフランスの貴族の生活ぶりを見るのはなかなか楽しいことでした。
アラン・ドロン、ファニー・アルダンが共演していました。
【解説】
プルーストの『失われた時を求めて』は“意識の流れ”をそのままに小説化する試みとして、ジョイスの『ユリシーズ』に並ぶ壮大な文学的実験で、かなりの大著だが、『スワンの恋』はその一巻。ヴィスコンティなど、多くが映像化を企画しながら、本作まで実現されなかった。非常に複雑な構成の原作を生半可ではシナリオ化できないのである。本作の脚本は演劇界の重鎮P・ブルック他が担当している。
【感想】
若き日のジェレミー・アイアンズを見ようと録画してみましたが、難しい作品でした。
プルーストの『失われた時を求めて』も、また出てきたジョイスの『ユリシーズ』も読んでいないからなあ。
単純に見れば、シャルル・スワンというユダヤ人でありながら、パリ社交界の花形となった人が、謎の女性オデットに恋をするというお話です。
プレイボーイであるはずの彼が、彼女の妄想に取り付かれ、恋い慕い、高級娼婦ということがわかっても諦めきれず、ついに思いを遂げます。
それで終わるのかと思ったら、話は10数年後に飛び、彼女と結婚したようです。
でも、妻と娘は社交界にはいれてもらえないみたいでした。
そこまでに至る彼の心境を読み取らなければならないのでしょうが、教養の乏しい私には、そこまで理解することが難しかったです。
ジェレミー・アイアンズ、顔に深い影を落として、恐いお顔でした。
あまり恋を語る人には見えなかった。
最近の方がいいなあ。
当時のフランスの貴族の生活ぶりを見るのはなかなか楽しいことでした。
アラン・ドロン、ファニー・アルダンが共演していました。