マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

サンキュー・スモーキング

2006-10-29 10:47:39 | 映画ー劇場鑑賞
2006年 アメリカ ジェイソン・ライトマン監督 アーロン・エッカート 、マリア・ベロ 、アダム・ブロディ 、サム・エリオット 、ケイティ・ホームズ 、ロブ・ロウ 、ウィリアム・H・メイシー 、ロバート・デュヴァル 、キャメロン・ブライト

【解説】
タバコ業界の宣伝マンの真実に迫る知的エンタテインメント作。得意の話術を武器に世間と渡り合う男の人生の明暗を軽妙な語り口でつづる。口が達者な主人公を演じるのは『サスペクト・ゼロ』のアーロン・エッカート。ライバル役に『トランスアメリカ』のウィリアム・H・メイシーがふんするなど、曲者俳優たちが勢ぞろいした。食えない面々が繰り広げる、喫煙を巡る激しい攻防戦の行方に最後まで目が離せない。

【あらすじ】
タバコ研究アカデミーのPRマン、ニック(アーロン・エッカート)は、日々マスコミ相手に、禁煙VS.喫煙の激戦を繰り広げていた。彼の天敵のフィニスター上院議院(ウィリアム・H・メイシー)は、タバコのパッケージにドクロ・マークを記載する法案成立を熱望。そんな折、彼は大ボス(ロバート・デュヴァル)の命を受けハリウッドに飛ぶ。 (シネマトゥデイ)

【感想】
期待して見に行ったけど、十分期待に応えてくれました。
テーマは情報操作=スピンニング。

嫌煙権運動が広がって、いまやアメリカはタバコは殺人とのレッテルを貼られている。
嫌煙運動の広がりは一方的で激しい。

ニック(アーロン・エッカート)はタバコ産業のスポークスマンで、社会の風評をものともせず、自慢の弁舌で乗り越えていく。
舌先3寸が彼の武器だ。
タバコがいいとは決して言わない。
ニックは喫煙者だけど、煙草を吸うシーンはない。

一方で父と息子の物語りでもある。
彼は、息子を連れて出張に出かける。
陥れられ、窮地に落ちても、息子のために立ち直ろうとする。
本当の自分を知ってもらい、自分の頭でものを考える大切さを教えようとしている。

そう、情報操作に流されることなく、自分の頭で考えなくちゃね。
世の中に溢れている情報。
世間がいいと言っても、自分にいいかどうかは、よく考えなくちゃね。
たとえ、悪いと言われても、止められないものもあるしね。
自分と向き合い、自分にとって何が大切か、判断できる自分が大切。
親が子供に教えられること、本当はそれだけかもしれませんね。

アーロン・エッカート、よかったわあ。
軽い感じでディベートの天才にビッタリ。

「死の商人(MOD)」この3人の関係、すごくおもしろい。
この勉強会はいいなあ。
友情?なのかなあ。
マリア・ベロがいい感じでした。

ケイティ・ホームズがニックのセックスフレンド。
「私はどこにいても取材と思っているわ。オフレコなんか知らんかった」としゃあしゃあと言う。

ロブ・ロウもかっこ良かったし、ロバート・デュバルも。
セリフが簡潔て、ぐちゃぐちゃ説明しない。とてもセンスがいいと思いました。

ピンクパンサー

2006-10-29 10:41:24 | 映画ーDVD
2006年 アメリカ ショーン・レヴィ監督 スティーヴ・マーティン 、ケヴィン・クライン 、ビヨンセ・ノウルズ 、ジャン・レノ 、クリスティン・チェノウェス 、エミリー・モーティマー 、ヘンリー・ツェーニー 、ロジャー・リース 、クライヴ・オーウェン 、ジェイソン・ステイサム

【解説】
喜劇俳優ピーター・セラーズの往年の人気シリーズを、『ジャスト・マリッジ』のショーン・レヴィ監督がリメイクした爆笑コメディ。1963年の『ピンクの豹』から誕生したお馴染みのクルーゾー警部に、ベテラン俳優のスティーヴ・マーティン。かつて一世を風靡(ふうび)した名物キャラクターに、体を張った珍アクションの連続で新風を吹き込む。警部と渡り合うケヴィン・クライン、ジャン・レノ、ビヨンセら豪華なキャストにも注目。

【あらすじ】
有名なサッカー監督イヴ(ジェイソン・ステイサム)は、フランス代表チームを勝利に導き熱狂に沸いていたが、世界的に有名なポップ・スターのザニア(ビヨンセ・ノウルズ)の隣で毒殺されるという事件が発生する。パニックの中、グルアンの所有する高価なダイヤの指輪「ピンクパンサー」が消えてしまい……。 (シネマトゥデイ)

【感想】
スティーブ・マーティンの映画ってほとんど見ていません。
ええ!?「リトルショップホラーズ」の歯医者?月日が経ったのねえ。
まあ、それだけコメディに興味がなかったってことかな。
ピーター・セラーズで有名なこのシリーズ。
私はこれも1本も見ていないんだなあ。
だから、比べられないけど、ベタな笑いにもついていけました。
かなり面白かった。

サッカー場のシーンは素敵。
事件がスピーディに語られて、ドレファス(ケヴィン・クライン)の企みも明らかだから、クルーゾーが憎めなくなるのね。

クルーゾー(ステイーブ・マーティン)の触るものがみんな壊れていくけど、うちの末っ子もお兄ちゃんお姉ちゃんが遊んだおもちゃを全部壊したことを思い出して、可笑しくなりました。
「あなたは触るものを全部壊す」と嘆いたことも懐かしい。

でも、これはなんでパリが舞台で言葉は英語なんだろう。
そこが、ちょっと気になったなあ。
「ハンバーガー」にこだわったギャグもあったのに。

ジャン・レノがよかった。
大統領官邸でのダンス、最高でした。

クライブ・オーウェンが「006」で登場するなんて!
エミリー・モーティマーがすごくかわいかった。

ビヨンセも良かったんでしょうね。
ショーの部分はもうちょっと盛り上がって欲しかったけど。