カンボジアは大洪水

カンボジアは大洪水 2011.10.10.  金森正臣

 しばらくご無沙汰いたしました。ご心配おかけして、申し訳ございません。9月16日夜に帰国し、10月7日の夜にカンボジアに戻りました。前回、「ちょっと失敗」と書きましたが、10月3日に病院で癌の検査をしたところ、気管支炎と肺炎をしていたことが判明しました。肺炎は左肺の4分の一程度で、大変なことにはならなくて止まった様です。しかし年配者は、気管支炎でも危ないことがあるので用心しなければならないと自戒しています。かなりタンが出たり、咳が出たりして長引きました。あの時の状態では、まだ危険域に達するには、もう少し時間がある状態でしたが。この辺は、一人での調査が長かったために、いろいろ指標が有り、危なくなると自動的にサボりますので、便利になっています。でも、ブログが書けなかったことは、多分体力が落ちていて自動調整したいたように思います。疲れてくると、寝ることが優先しますので。そんなでずいぶんご無沙汰してしましました。

 日本に居てもタイやカンボジアの大雨被害が報道されていましたが、かなりひどい状態の様です。日本に帰る前に、まだメコンの増水が続いていましたので、もう1メートル50センチ程度で、プノンペン市に水が流れ込もと心配していました。でもそれが現実のものとなってきました。昨日の日曜日に、メコンとトンレサップの合流点に散歩に行きましたら、既に水はプノンペンの堤防を越えており、土嚢で防がれていました。公園脇の下水道も、ふたを取り砂を入れて封鎖していました。下水から逆流するのを防いでいるようです。外国人が、50年に一度の大洪水などと、驚いていますが、カンボジア人はちょっと今年は多いなくらいで、さして大きな反応が有りません。洪水は年中行事で、あまり問題にすり事件ではないようです。それでもシェムリアップ州では、150人以上の行方不明者が出ているようです。以前に南米のコロンビアで調査していた時に、アンデスの西側で大きな川を渡りました。ドイツが作った長さ1キロメートル以上ある橋でした。かなり増水しており、中洲で人が取り残されて、ボートで救出していました。次の朝入った情報では、結局のところ人100人ぐらい、ウシ250頭ぐらいが流されたと言うことでしたが、全く報道されなかった様です。毎年のことで、あまりニュース性がないようでした。まだプノンペン市内に水が流れ込むには、多少の時間と50センチ程度の差がある様ですが、私の経験では2005年ごろ依頼です。今日もかなり激しいスコールが有り、まだしばらく水位が上がりそうです。
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