カンボジアイヌ事情1

皆様

ご無沙汰致しております。体力が無くなり、何となくバタバタしているだけで、時間が過ぎてしまいます。お陰様で、元気に生活しております。

写真を送ろうとしましたが、一度には1枚しか遅れないようですので、短編にして送ることにしました。


カンボジアから   金森正臣(2005.11.27.)

イヌ事情 1

写真:路上で後ろ足を投げ出して休んでいるイヌ。

 カンボジアの人は、イヌが好きらしく、イヌの行動がおおらかである。時によるとイヌが自分は人間であると思っている節もある。縁台や物売り場の台の上に乗って、のんびりと昼寝をしていたり、あたりを見回していたりする。人が近くにいてもあまり気にしていない。アフリカなどのイヌは、絶対にこの様な態度には出ない。何時蹴飛ばされるか分からないので、なかなか人の手の届く範囲には入らない。そもそも縁台の上に乗って、これ見よがしに昼寝をするなんてあり得ない情景である。
 毎朝見かけるこのイヌも、ノラなのか飼い主が居るかは定かではない。写真の通りに、後ろ足を投げ出して、路上に寝そべっている。これではもし突然に何かが起こっても、初期動作で立ち上がるのに時間がかかる。ライオンのように、最上位に位置している動物はともかく、普通の野生イヌ科動物は、ほとんどしない姿勢である。プノンペンの路上には飼い主が居るか居ないか不明のこの様なイヌがかなり沢山ウロウロしており、どこに行っても見かける風景である。多分まだ繋いで飼う風習が、浸透していないのであろう。
 私が良く夕食を食べに行く500mぐらいの通りにも、10頭を超す半ノラが居る。皆中型犬で、いろいろな雑種がおり、中にはセパードくらいのものもいる。それぞれ数頭ずつグループを作っており、あまり遠くまではついてこない。割にお人好しの(イヌ好し?)イヌが多いのか、私の顔を見るとシッポを下げて、道を空ける。しかし一匹だけかなり大きいのが、親しみを持っているらしく、ついてきてしばらくすると手を一舐めして帰って行く。闇の中などではビックリすることもある。
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