カンボジア人の絵

カンボジア人の絵  2012.5.7.  金森正臣

 労働者の訓練の中で、絵を描かせることがあった。最初は色の特徴を知ってもらうために、絵の具によって色の混合の授業をした。すごく嬉しそうであり楽しそうなので、聞いて見たら誰も絵を書いたことがなく、初めての経験であるという。その後しばらく色々な授業をした後に、ブンブンゴマを作り、クレパスを使って色の混合をした。

 色々な色を使えるようになってから、絵を描いてもらうことにした。自分のイメージの風景を描くことにしたら、皆同じような山と空の絵になった。驚いたことに、17人中11人の絵に太陽が描かれていた。

 太陽を絵に描くのは、横山大観やゴッホぐらいと思っていたので、カンボジア人は大画家なのかもしれない。小学校の低学年では、時々太陽の絵があったような気がするが。年齢をしていても、絵の描き初めには、強烈な印象の太陽が出てくるのであろうか。

どなたかそのような事例研究をご存知ですか。
コメント ( 3 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
資料 (瀧田)
2012-05-08 23:10:37
こんな資料がありました。
ご参考までに。
http://ir.u-gakugei.ac.jp/bitstream/2309/4880/1/03878945_37_06.pdf
 
 
 
有難うございました (金森正臣)
2012-05-11 14:46:28
資料有難うございました。以前にユング心理学をしていたころ、「コラージュ」と言う手法が有りました。いろいろな雑誌や新聞の切り抜きの絵を集めておき、それを1枚の画用紙に張り、物語にする方法です。よく似た考えで成り立っているように思われます。
有難うございました。
 
 
 
自由画 太陽 (小泉   プレイベン)
2013-08-19 23:43:56
小学校低学年(主に2,3年生)の自由画の研究者に、太陽は父親の象徴だと教わった記憶があります。
 事実、4月に担任したての三年生の児童で、紫色の大きな太陽を画用紙の真ん中に書いた子がいました。父親を亡くしたばかりでした。
 半年後、緑の太陽を書いたのが最後に、その子の絵から、太陽がなくなったのを、今でも覚えています。
 
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