金森正臣先生のカンボジアの文化・教育・食べ歩き体験記
金森先生のカンボジア日記
新聞の川柳
新聞の川柳
今朝の新聞の川柳に、「花盛り、セクハラ会見、恥の花」と言うのがあった。この地方では3町の町長さんが、セクハラやパワハラで辞任する羽目になった。どの会見もあまり反省は無く、川柳の通りであった。
どの方もそれなりに才気に優れていて、町長になったのであろう。しかし持って生まれた才能だけに頼って生きてくると、自分を振り返る余裕はない。町長に選出されるぐらいの人は、それなりに資質があり、それまでの人生ではあまりつまずきが無かったのであろう。大学の教員でもよく見かけるが、自分の持って生まれた才能だけで生きてきた人は、つまずきもなく順調に来たのであろう、自分の権威にしがみつき顧みることは難しい。
人生の豊かさは、いろいろな成功ではなく、自分の人生を振り返り、模索することで出来上がってくる。自分の本質を知らない人生は、浅く軽い。いろいろ悩むことは、それこそが人生を豊かにする方法である。人生は周囲との関係で出来上がるが、作るのは自分の人生への探索である。豊かさはそこから生まれる。
教育大学に入ってくる学生さんを見ていると、多くの人は小学校などではかなり優秀である。その素質で生き抜いてくると、多くの困難を抱えている子どもたちへの理解が少なくなる。皆さんは如何であろうか。
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