日本の食の事情

日本の食の事情

 

最近政府は、食糧の自給率を40%にすると言っている。本当であろうか?

これにはカラクリがあり、日本の食糧自給率はもっと少ない。

 

政府の発表している自給率は、牧草やトウモロコシなどを輸入して、日本で卵や牛乳を生産すると、日本で自給したことになっている。これらの外国産のエネルギーを輸入したものを除外すると、本来の自給率はほとんど20%以下である。以前に食のホーラムに参加していた時に、WFP(世界食糧計画)の日本人スタッフは、17%ぐらいと言っていた。それから改善された兆候はない。高速道路や過疎化によって、生産面積は減少している。水田などで生産調整している場合では無い。

 

世界では、不足するエネルギーを補うために、昆虫食などに目をつけている。これは牛や鶏は、自分の体温を保つためにエネルギーを使う。昆虫などは、変温動物であるから体温を保つ必要はない。牛などは食べたエネルギーの1%程度しか成長しないが、昆虫はその数十倍成長する。この差に着目して、昆虫食が注目されている。

 

カンボジアでは、昆虫食が普通で、コウロギ、タガメ、ゲンゴロウ、カイコのサナギなど普通に売っている。味もそれなりに旨い。

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