新年おめでとうございます

新年おめでとうございます

 

新型コロナや歳のせいで、あまりおめでとうという意識は薄い。

「めでたさも ちゅうぐらいなり おらがはる」と詠んだのは、小林一茶。割に近い地域で育ったので、よく聞かされてきた。貧しくて、中くらいかと思っていたが、この齢になると意味が違って理解できる。多分いろいろしんどくなってきて、めでたさも中ぐらいかとも思う。

 

最近は、本を読むことが多くなってきたが、「一遍上人語録」、「無門関」、鈴木大拙博士の「東洋的な見方」など。繰り返し読んでも、意味が違って読めて、終わることはなさそうだ。もっとも「無門関」などは、さっぱりだが、読んでいると面白い。

 

「東洋的な見方」の中に、時間の話が出てくる。我々は人生を80年ほど生きているようであるが、実際にはこの今の一瞬しか生きていない。明日のためや将来のためにと考えるのは、多分誤りであろう。今この瞬間を生きているだけで、将来を生きているわけではない。

 

この一瞬を大切に生きよう。

 

年賀状をいただいた皆さん、ありがとうございます。カンボジアに住んでいたころから、年賀状を欠礼しています。

 

今年が皆様にとりまして良い年でありますように。

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