御礼

第7回「正臣」会 有難うございました  2010.1.30. 金森正臣

皆様
 第7回「正臣」会、有難うございました。私が愛教大に赴任したのは、38歳の時のことですが、昨日のように思い出されます。あれから32年が経ち、退官してからでも7年が経ちました。お会いしたり、頂き物などからさまざまなことが思い出され、年齢を重ねることはいろいろ楽しみが増えることだと感謝しました。

 赴任した当時の卒業生は、もう50歳代に入り、一番若い方々でも30歳近くなられるのです。私自身も、年をとるわけです。私が赴任当時、皆さんの指導に戸惑っていたのをご存知ですか。それまでは卒論を見ても、修論を見ても責任は担当教官にありますから、気楽なものでした。その上、皆さんは先生になる方が多かったので、どこに重点を置くかで数年は迷っていました。最初の菅平時代に、東京学芸大学にいた先輩が、毎年実習に来られ、学生さんと卒論と教育実習の重要さの重さについて議論していたのを思い出したりしていました。やはり先生は、研究だけではないように感じていました。その後子ども達の理解が重要であると思った時期があります。しかし現在は、子ども達の理解は、自分自身を理解することによって、より深くなると思っています。

 現在私は、カンボジアで教育の仕事をしています。重要な要素として、文化の相違が立ちはだかります。相手の文化の理解は、自分の文化の理解があってこそ成り立つものだと思っています。なぜならば、自分の文化と言う物差しが有ってこそ、相手の文化を測ることができます。自分の文化の理解なしには、単に珍しいこと、違うことになってしまいます。子ども達の理解も、自分の理解と言う物差しが有ってこそ、測れる部分が大きいと思っています。

 私はもう長くなくなりましたが、お互いに最後まで頑張りましょう。


 カンボジアに一昨日戻りました。日本は寒かったので、カンボジアももしやと思いましたが、やはり暑い国です。
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