AGCは、使用済みの太陽光パネルのカバーガラス約24トンを、原料カレット(ガラス端材)にリサイクルする実証試験に日本で初めて成功した。
同試験は、2023年10月19日から22日にかけて、AGC横浜テクニカルセンターの建築用型板ガラス製造窯にておこなわれた。なお、太陽光パネルのガラス回収には、三菱ケミカルグループの新菱の太陽光パネルリサイクル商業生産ラインの加熱処理技術が用いられた。
太陽光パネルの耐用年数は20~30年とされ、2030年代後半より年間数十万トンの廃棄が予想されている。
このうちカバーガラスは、全体の重量の約6割を占めており、産業廃棄物として大量に埋め立て処理された場合には、深刻な環境負荷を引き起こすと懸念されている。
今回の実証試験では、太陽光パネルのカバーガラスが、特殊な加熱処理によって板ガラスに再利用可能な原料カレットとなることを確認した。
これにより、産業廃棄物の削減や、珪砂やソーダ灰など天然資源由来原料の節減が可能となり、サーキュラーエコノミーの促進に貢献する。また、原料カレットの利用促進に伴い、製造工程におけるGHG(温室効果ガス)排出削減にもつながる。<AGC>
同試験は、2023年10月19日から22日にかけて、AGC横浜テクニカルセンターの建築用型板ガラス製造窯にておこなわれた。なお、太陽光パネルのガラス回収には、三菱ケミカルグループの新菱の太陽光パネルリサイクル商業生産ラインの加熱処理技術が用いられた。
太陽光パネルの耐用年数は20~30年とされ、2030年代後半より年間数十万トンの廃棄が予想されている。
このうちカバーガラスは、全体の重量の約6割を占めており、産業廃棄物として大量に埋め立て処理された場合には、深刻な環境負荷を引き起こすと懸念されている。
今回の実証試験では、太陽光パネルのカバーガラスが、特殊な加熱処理によって板ガラスに再利用可能な原料カレットとなることを確認した。
これにより、産業廃棄物の削減や、珪砂やソーダ灰など天然資源由来原料の節減が可能となり、サーキュラーエコノミーの促進に貢献する。また、原料カレットの利用促進に伴い、製造工程におけるGHG(温室効果ガス)排出削減にもつながる。<AGC>