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仙太の「雑杷ひとからげ」

「工房仙太」の新作紹介及び日々の雑想を連ねています。(ショップ http://k-senta.com/)

錦天満宮

2012年01月03日 23時27分31秒 | 名所、旧跡
 寺町錦の錦天満宮にお参りしてきました。

 有名な鳥居。ただでさえ狭い道いっぱいにお店が建っているために鳥居の上部は両側の建物の壁に突き刺さっています。どちらが先にできたかと言えば、それはもう勿論鳥居が先でしょう。知らんけど…。



 錦通りは暮れから元旦までは人波でごった返しますが、2日以降は静かです。閉まっている店も多く人通りもまばら。その錦通りを東へ歩いて寺町通りに突き当たったところが錦の天神さん。提灯が賑やかです。



 狭い境内は大賑わい。人波に押されるようにしてお参りしてきましたが、おみくじ引くのを忘れた!

東京スカイツリー

2011年12月26日 20時09分17秒 | 名所、旧跡
 鎌倉の翌日、東京へ足を伸ばして、埼玉にいる長男と浅草寺の門前の天ぷら屋さんで昼食。今回の正月は帰れないらしい。ま、元気でやっててくれたらそれで充分。

 浅草寺前の交差点から見る東京スカイツリーは思ったより小さい印象でした。というよりも思ったより遠いということでしょう。とはいえ、もし全く予備知識なしでこれを見たらきっとびっくりするに違いない。高層ビルの間にあっても一際異彩を放つ浮世離れした建物です。いつか間近で見たいものです。

 

 名物の雷門大提灯の裏側には「風雷神門」と書いてありました。その名のとおり両側には風神像と雷神像がにらみをきかせています。これは知らなかった。この提灯には「松下幸之助」と書いてありました。寄贈されたらしい。これももちろん知らなかった。

 

 大きなものをいっぱい見ましたが、やはり一番大きいのはこれ。何回見ても感動する美しさです!

鎌倉旅行

2011年12月25日 21時35分04秒 | 名所、旧跡
 鎌倉へ行ってきました!京都にも奈良にもお寺はいっぱいありますが、鎌倉のお寺もまた違った趣きで素晴らしい!

 といいながらいきなり神社です。源頼朝が幕府を開くにあたってまず建てたのがこの鶴岡八幡宮らしい。町のど真ん中にどーんとある、というよりこの周りに町を作ったわけです。
 参道から遥かに本殿を拝みながらだんだん近づいていくというワクワク感をあおるような配置。北野天満宮も大きいですが、このパノラマは味わえない。あいにくの雨でしたがうすぼんやりと霞んだ景色がいっそうおごそかな雰囲気をかもし出しているようです。

 

 円覚寺の山門。反り返った屋根や太い柱が見事!すぐ近くにある建長寺と並んで鎌倉の2大伽藍です。鶴岡八幡宮もそうですが、鎌倉の神社、仏閣は石段が多い。

 写真が撮れなかったのですが、建長寺の向かいにある円応寺というお寺もよかった。別名閻魔堂、もしくは十王堂。閻魔大王像を中心に、亡者が冥界で出会う10人の王様の像をお祀りしています。
 鎌倉の仏像は玉眼といって目に水晶の玉を埋め込んだものが多く、表情(特に眼光)がリアル!冥界の王だけによけいに怖いです。

泉涌寺

2011年08月31日 20時50分50秒 | 名所、旧跡
 東山の古刹、泉涌寺に行ってきました。ほとんど予備知識なしだったのですが、よかった!

 ここはなんと、皇室の菩提寺なんだそうで、歴代天皇が即位されたときにはここにご挨拶に来られるらしい。御所から移築された建物も多く、あちこちに菊の御紋があります。

 大門をくぐると長い下り坂の向こうに仏殿が見えます。これがまず新鮮な驚き。普通大概のお寺は奥へ行くほど坂を登ることが多く、石段があったりして足腰に不安のある方には厳しいこともあるのですが、いきなり坂を下るところはあまり知らない。そして何よりも彼方に見える仏殿の建物の美しさ!



 多くの寺社建築がそうであるように、この仏殿も外観の約半分は屋根です。それがまた現代建築では考えられないほど軒(のき)が深い。この長~い庇(ひさし)を柱なしで支えるために施された複雑な木組みが素晴らしい。
 「肘木(ひじき)」、「斗(ます)」、「尾垂木(おだるき)」、「隅木(すみぎ)」などと呼ばれる部材で軒を支えているわけですが、結局のところてこの原理で屋根の重みで持ち上げているわけです。
 どこのお寺へ行ってもこの木組みにしばらく見とれてしまうのですが、ここの屋根は一際美しいような気がする。総ケヤキ造り!昔はいくらでも木があったんですねー。

 楊貴妃観音、運慶作の三尊仏、御座所、塔頭の雲龍院など、見どころはいっぱいありますが、この仏殿にすっかり圧倒されてしまいました。

 今度は国内最大級という妙心寺の仏殿を見に行ってみよう。

 

百済寺

2011年05月23日 21時01分55秒 | 名所、旧跡
 ヘムスロイドの会場にほど近いところにある名刹。「くだらでら」かと思ったら「ひゃくさいじ」と読むんだそうです。

 例によってイベント2日目の朝の観光に行きました。山のなかに突如現れる山門がいい雰囲気です。朱塗りの色の名残りがあるなと思ったら、その名も赤門というらしい。

 

 門をくぐると緩やかな登りの参道が伸びています。この感じはうちの菩提寺である常照皇寺に似ている。この参道を延々と登り切ったところにいよいよ本堂があり、なんとかいういい仏像もあるらしいのですが…いざ入ろうとしたときに早くもポツポツと雨が!これはいかんと慌てて会場へ戻らざるをえませんでした。残念!あと30分待ってくれたらよかったのに…。

 荷物をまとめて撤退してから行こうかなとも思いましたが、服はビショビショ、靴はグチョグチョで、とてもゆっくりお寺見物しようという気は起きなかったです。
 来年はしっかり予定に組み込んでおこう。

高知城

2011年02月22日 20時21分03秒 | 名所、旧跡
 高知城は想像していたよりずっと立派で見ごたえありました。それもそのはず、天守閣、本丸御殿をはじめ正面の追手門から黒鉄門(くろがねもん)、東西の多聞、廊下門など、本丸の全部の建物が完全に残っているのは全国で高知城だけなんだそうです。どの建物も一抱えもありそうなでっかい木が使われており、すごい迫力。



 天守閣は、外観は3層ですが内部は6階。姫路城や大阪城などに比べると小さく見えますが、最上階から見下ろすと驚くほど高い!回廊になっているので四方すべてを見渡すことができます。あの激動の時代に山内容堂がここから町を見下ろして行く末に思いを巡らせていたかと思うと感慨深いものがあります。私も行く末に思いを巡らせていることは間違いないですが、スケールが随分違う。



 「高知」という名前は、この城の元の名前「高智山城」からとったらしい。名実共に高知県のシンボルです。

伊賀上野城

2010年12月06日 20時51分45秒 | 名所、旧跡
 恒例になりました、イベント二日目早朝の名所旧跡巡り。今回は伊賀上野城の巻。

 近代になってから個人の手で再建されたという天守閣は小さいながらも美しい。早朝のため中に入れないのが残念でした。



 城造りの名手、藤堂高虎が築いたという高石垣。高さは約30メートルあるらしく、こじんまりとしたお城のイメージと比べると驚くほどの規模です。


 
 後ろに誰もいないことを十分に確認してからそーっと下をのぞいてみるとこんな感じ。高い…。柵も何もないので、サッカーでもしていてボールを落としたら取りに行くのが大変そう。



 近くには忍者屋敷もあります。当時はこの城にも忍者たちが出入りしていたかも。美しい中にも質素なたたずまいは忍者の時代にふさわしいような気がします。

東大寺

2010年11月05日 20時40分28秒 | 名所、旧跡
 小学校の遠足以来、東大寺に来たのは3回目か?動物園もそうですが、大人になってから見るほうがずっと面白い。興福寺、新薬師寺と並んで大好きなお寺のひとつです。
 とにかく大きい南大門。高野山の大門もすごいけど、ガイドの人の説明によるとこれが日本一らしい。



 棟を支える柱と木組み。柱は地面からてっぺんまで一本通しです。太さといい長さといい、今日本にこんな桧はない。



 お水取りで有名な二月堂。他の建物の豪快さに比べ、美しさが際立つ造りです。


 
 階段の下になにやらしゃがみこむ人が…。



 二月堂の横にある手向山(たむけやま)八幡宮。由緒書によると、聖武天皇が大仏を建立した折にそれを鎮守するためにここに建てたらしい。神仏習合どころか、神様が仏様を守るということです。神様は「ワシは一体誰が守ってくれるんじゃ?」と聞かなかったのでしょうか?

 大仏は拝観料が要るのでパスしました。誰が誰を守るという話はともかく、お金をケチっているような者にはご利益はないような気がする。

諏訪神社

2010年08月26日 20時10分21秒 | 名所、旧跡
 今回の軽井沢で一番よかったのが、軽井沢銀座から自転車で約1分のところにあるこの諏訪神社。こじんまりとした境内ですが、歴史と風格を感じさせるいいお宮さんでした。



 朝日が差し込む境内は神秘的でさえあります。手前右の木は直径1m超の欅(ケヤキ)。そして奥に見えているのが…

 

 これです。先ほどのケヤキよりさらに一回り大きい栃(トチ)の老木。左に停めてある愛車は27インチサイズなので、木の大きさがわかってもらえると思います。おそらく樹齢は数百年。左側3分の1くらいはすでに朽ちていて残りの3分の2で生きているようですが、枝ぶりを見るとまだまだ元気。抱きついたら何かの力をもらえそうな気がしました。



 神社の門前はこちらの宗教関係の施設のようです。信教の自由。日本は平和です。
 それにしても…ちょっと表現がきついめやなー。

金剛峰寺 (クラフトキャンプその2)

2010年08月03日 21時00分38秒 | 名所、旧跡
 
車中泊すると、うす明るいランタンの明かりでビール2本も飲んだらもう成すすべがないので10時までには寝てしまいます。すると十分睡眠を満喫しても4時には目が覚めてしまう。開店までありすぎるほど時間があるので金剛峰寺へお参りしてきました。

 

 西塔。いわゆる多宝塔ですが、四角と円が組み合わさったデザインが面白い。



 根本大塔。形は西塔と同じですが二まわりほど大きい。昭和9年に再建されたとかで彩色鮮やかです。でも鮮やかすぎるような気が…。塗装は最近やり直したのかもしれない。

 

電柱も杉の木調。なかなかリアルです。

 それにしても…。
 車でも延々と上って来なくてはならない標高800mの高地。弘法大師の時代には歩いてどれくらいかかったのか。そんなところにこんな大きな町ができている。高校、大学があり、ガソリンスタンド、銀行、郵便局など、何でもある。スナックまである!マチュピチュがいくらすごいといってもこの規模には敵わないのではないか?マチュピチュにもスナックのようなものはあったかもしれないけれど。何よりも弘法大師は奥の院の最深部に未だ御存命だということがすごい!

 つくづく、高野山恐るべしです。