去る12日のことですが、大学の軽音時代の同級生の結婚パーティーに行ってきました。同級生は男子ですが、なんとそのお相手は同じ軽音の先輩女子!オーバー50の初婚同士です。初めて聞いたときはびっくり仰天したものですが、なにはともあれめでたい。本人たちは籍を入れるだけのつもりだったようですが、東京近郊在住のメンバーがこれにかこつけて飲んで演奏して騒ごう!というパーティーを企画してくれました。
会場の渋谷のライブハウスに集まったのは先輩後輩含めて約30人。卒業以来初めて、30年ぶりの再開の人もいましたが、会った途端にそのブランクは吹き飛んでしまいます。4年間の在学中、部室で共に過ごした多くの時間は量もさることながら質も大変濃いものだったんだということを改めて感じました。
2次会は皆それぞれのユニットで大セッション大会。事前にメールで打ち合わせしていた曲を演るわけですが、それぞれ個人練習をしていったとはいえ、ぶっつけ本番の初音合わせでもそこそこ形になったのには感心しました。もっとも皆かなり酔ってるので、実際どの程度できていたのかは怪しいもんですが。
あ~楽しかった!
翌日は大阪から一緒に行った友人と東京見物。浅草寺から特にあてもなく東京スカイツリーまでぶらぶら歩いて行ったらこの水族館があったのです。無類の水族館好きの私がさほど興味なさそうな友人を誘って入ったのですが、これがよかった。
今流行りのクラゲはかなり充実しています。種類もたくさんあるし、ミズクラゲに関しては何段階もある幼生をそれぞれわかりやすく個別の水槽で見ることができます。
ある意味ここの一押しはこのチンアナゴかも。展示規模は小さいですが、ショップのぬいぐるみはこれが一番多かったです。
砂に尻尾で突き刺さってうねうねとしているのですが、お隣同士で仲むつまじくくっついているのも居れば盛んにいがみあっているのもいます。そんなに仲悪いんなら離れたらよさそうなものなのにどいつもその場所から動こうとしない。もしかしたら場所を変えてもまた行った先で喧嘩になるかもしれないから、その場でなんとか折り合いをつける努力をするほうがマシだという賢明な判断をしているのかもしれない。
最も驚いたのはペンギンコーナー。20~30頭のペンギンが元気に泳ぎまわっているのですが、それに3人の飼育員さんが餌の小魚をやっている。その光景をぼーっとながめていたら飼育員さんが何か言いながらやっているのに気がつきました。よく聞くとどうも名前を呼んでいるらしい!「バニラ!」とか「ショコラ!」とか。そしてうしろでノートをつけている人がそれにいちいち復唱している。どうやら食いそびれるやつがいないように誰に餌をやったのかを記録しているらしいのです!つまり彼等はあの20~30頭のペンギン1頭1頭をすべて識別しているということです。信じられない…。見ていると、もう1人客に混じって水槽を見ている飼育員さんがいて、「バナナ取られましたー。」とか言っている。一旦もらったものの横取りされてしまったどんくさいバナナ君のこともちゃんとケアしています。すごい…。
あまりの驚きに写真撮るのも忘れていました。残念。
充実した2日間、貧乏性の私はこんな楽しい思いをしてしまって大丈夫だろうかと心配になってしまうのでした。