夏休みに入ったばかりの日曜日。開館30分前に着いたらもうすでに家族連れやカップルですごい行列ができています。そんな中おっさん一人で行っているのはどう見ても私だけのようでしたが、こんなとこまで来てそんなことを言っていてもしょうがないのでがんばって並びました。
2,000円というリーズナブルな入館料にもかかわらず、規模といい内容といい見応え充分でした。シャチ、ベルーガ、ペンギン、イルカなど、大規模な水槽がいくつもある。特にイルカはショーなどが行われるメインプールを水中から見れるようになっていて、迫力満点です。
それにしてもペンギンの泳ぎのスピードは何回見ても驚異です。イルカやアザラシなどはあの強靱な尾びれが推進力を生んでいることが納得できるのですが、ペンギンの場合どう見ても推進力を生みそうなのはあのへらへらした前脚しかない。そのへらへらした前脚をそれほど一生懸命羽ばたいているようには見えないのにビュンビュン泳いでキュンキュン曲がる!
対照的なのがこのマンボウ。ガラスに鼻先をコンコンぶつけながらフラフラしている。どうやって自分の体の向きを変えたらいいのかわかっていないように見えます。
いろいろ見た中でこの日一番のお気に入りはこれです。肺魚。薄暗いところでのそーっと浮いたり沈んだり、動きとしてはオオサンショウウオに近い。一番すごいのがこの死んだような目です。深海魚やシーラカンスなどもそうですが、生気が全く感じられない、どこを見ているのか見ていないのかわからない、中には白くカビが生えたようなのもいる不気味な目。あまりの気味悪さにゾクゾクして目が放せなくなります。一番のお気に入りですが人に勧めようとは思いません。
また覚王山に行ったときにはもう一度行ってみようと思います。