仙太の「雑杷ひとからげ」

「工房仙太」の新作紹介及び日々の雑想を連ねています。(ショップ http://k-senta.com/)

神宮宮域林

2013年03月11日 20時26分21秒 | 
 京都市林業研究会の視察研修で伊勢神宮へ。今年は20年に一度の式年遷宮の年ですが、この次の遷宮に使うべく大事に育てられている桧の90年生の山を見学させていただきました。

 特別筋が良くて太い木を選木し、その樹冠が隣の木の枝に触れないくらいまで周りを間伐してますます早く太らせる、という方針で桧の大径木林を育てられています。そう思って見るせいか、神々しい姿です。

 

 20年経って年期が入った本殿の隣には新しく真っ新の本殿がすでに建っていました。塀の向こうなので屋根しか見えませんが。
 ありがたやありがたや。
コメント

雑木材料

2013年02月01日 21時48分08秒 | 
 この冬は雪が少ない。この時期に山に雪がないというのは珍しいことです。このままで済めばそれはそれでいいけれど、暖かくなりかけた頃にドカ雪が降って木を傷めることもよくあるのでそれが心配です。

 そんなわけで椅子の材料の雑木をとりに行ってきました。令法(リョウブ)、ヒサカキなど。樹皮に傷をつけないようにそーっと担いで降りてこなくてはいけないのでなかなか時間がかかる。半日で1.5tトラックに軽く一杯。時間切れで帰ってきました。もう1回くらい行かないと量的に心細いかな。



 この杉林の上が雑木林になっています。毎年伐っているのでだんだん上に登らなくてはいけなくなる。つらいところです。
コメント

生き残り

2012年11月20日 10時42分36秒 | 
 先日、京北森林組合の方と一緒に山を歩きました。国が進める林業再生プランに基づく森林経営計画樹立のための現地調査です。いよいよ動き出しました。木材価格がいくら大暴落しようとも、どんどん間伐してどんどん市場へ出さなければなりません。何しろノルマが達成できないと罰則があるんだから。
 林業再生に至るまでの過渡期だと計画立案者の先生は言うが、下手すると再生するまでに淘汰されてしまう恐れ大です。なんとか生き残らないと。
コメント

楓伐採

2012年10月05日 21時58分50秒 | 
 地元の神社の本殿裏で楓の木が枯れていたので倒しました。自然に倒れると本殿の屋根を直撃する可能性もあるので、大変危険。

 反対側は丸太杉の林なのでそっちに倒れてもいけない。というわけでけっこう気を遣いましたが、無事思ったところに倒すことができました。

 枯れているといえども、(あるいは枯れているからよけいに)楓の木は堅い!杉なんかだとサクサク切れるチェンソーの刃がなかなか入っていきません。音ばっかり状態。

 次使う時までにちゃんと目立てしておかなくては。
コメント

山のお地蔵さん

2012年09月29日 21時11分32秒 | 
 地域のお地蔵さんウォッチャーをしています。人から「あんなとこにあるよ。」という情報をいただいて見に行ったのは昔は本街道だったという山の中の古道。今は普通の杉林で、山仕事をする人以外は通ることはないところです。
 朽ちてしまった大木の古株を取り囲むようにして数体のお地蔵さんがありました!



 長い年月の末に倒れてしまっていたり土に半分埋もれたりしていますが、目鼻立ちまでくっきりと残っているのが不思議。最初5体見えたので、これはおそらく六地蔵さんだからもう1体あるはずだと思い、ちょっと土をどけてみたらやはりありました。

 

 今も幅1mくらいの道になっています。その脇にひっそりと佇みつづけている六地蔵さん。初めから木の回りを囲んで置いてあったとは思えません。元々はずらりと一列に並んで街道を見守っていたに違いない。それが年月を経て倒れてしまったりしたのを道行く人が起こして木に立てかけたのではないかと想像します。「あらあら、お地蔵さんこけたはるやん。」などと言いながら。

 暇を見つけて、スコップを持っていってちゃんと起こして並べさせていただこうと思っています。合掌。
コメント

深山

2012年04月07日 21時26分37秒 | 
 新年度。地域の共有林の見回りに行きました。
 4月だというのに小雪がちらつく真冬のような寒さ。山に入るとなんと、木の枝には雪が積もっていました!これでは桜の開花はしばらく無理です。



 この冬は雪が少なかったので雪害はありません。よかったよかった。
コメント

材料伐り出し

2012年01月11日 20時47分06秒 | 
 また雪が降るというので材料の雑木を伐り出しに行きました。

 令法(リョウブ)をあてにしていったのですが、なかなか適寸のものがなくその意味ではアテはずれ。でも、そのかわりに白木(シラキ)がたくさんとれたのでよかった。シラキは成長が格段に遅いので、一度伐ると次のやつが太くなるまでかなりの年月を要します。だからあまりアテにはできない。

 4日に伐ったのと併せて材料倉庫がほぼ満杯になりました。これから最低1年乾燥させます。



 午前中は少し雪が残る程度でしたが、予報どおり夕方から降り始めました。今もしんしんと降っています。

 雪が降る ああ雪が降る 雪が降る
コメント

初雪

2011年12月11日 20時34分47秒 | 
 昨日(12月10日)、この冬初めて家から見る遠くの山が白くなりました。これは奥山の今日の様子なので昨日は一面真っ白だったのでは…。

 暖かい日々が続いていましたが、とうとう冬がやって来ました。
 水道の凍結に気をつけなければ。タイヤをスタッドレスに替えなければ。大根、カブラ、白菜等をすべて収穫して漬物を漬けなければ。

 そして…20日納品のテーブルを急がなければ!えらいこっちゃ…。

 
コメント

「文化の森」森林調査

2011年10月12日 21時51分33秒 | 
 京都の貴重な文化財を補修するときのための材料にするべく京都府が指定している「文化の森」というものがあります。その調査、管理を委託されているのがNPO法人サウンドウッズさん。1本1本の木をデータベース化して、注文に応じて材を供給するというシステムを展開されていることで有名な団体ですが、今回の「文化の森」事業でお近づきになることができました。

 今日、そのサウンドウッズさんの森林調査に同行させていただきました。

 

  4人の調査チーム。サウンドウッズの安田さん、京都森と住まい百年の会の野瀬さん、岩井さん、池山さんというお馴染みのメンバー。

 

 得体の知れないデジタル測量機械。よくわかりませんが、なんかかっこいい。

 

 測量風景。レーザー光線を反射板で反射させて距離と方位を一度に測れるらしい。しかも斜面なのに水平距離がわかるとか。素晴らしい!おまけに、上空に障害物がなければGPSで場所を特定できるらしい!(山の中では上に木の枝があるので無理なんだそうです。)聞けば聞くほど驚きです。まったく文明の進歩はとどまるところを知らない。

 

 
コメント

藤ヅル

2011年09月06日 20時59分43秒 | 
 春に咲く薄紫色の藤の花は大変きれいなものですが、藤の蔓は木の大敵です。これに巻きつかれた木は巻きつかれた部分が太れずに溝になってしまい、下手すると枯れてしまいます。
 なので見つけたら細いものでも切っておかないといけないのですが、あまり人が行かない山ではどんどんはびこってしまう。3~4年もすれば大人の腕くらいになります。

 遠くから見て藤の花が咲いている山があれば、あまり人が手入れに入っていない山だと思ってほぼ間違いないでしょう。

 にわか勉強した知識をひけらかすと、藤には町の公園などにある「ノダフジ」と山にある「ヤマフジ」の2種類あって、「ノダフジ」は上からみると右回り(時計回り)に蔓が巻き、「ヤマフジ」は反対に巻くんだとか。同じ仲間なのに不思議です。
コメント