仙太の「雑杷ひとからげ」

「工房仙太」の新作紹介及び日々の雑想を連ねています。(ショップ http://k-senta.com/)

サルノコシカケ

2011年10月21日 21時38分55秒 | キノコ
 今年は山にキノコがない!特別雨が少ないわけでもないと思うが、どうしたことか…。

 しょうがないのでサルノコシカケだけ撮ってきました。大きいのはツガサルノコシカケだと思います。大抵のキノコは1年きりですが、サルノコシカケはそうではなく年々大きくなる。最大50cmくらいになるものもあるそうです。見てみたい!

 

 このいっぱい生えているのは名前がわからない。上から見ると普通のサルノコシカケのようですが…



下からみると普通のキノコのよう。しかも、雨も降っていないのにこの茶色の水滴は一体何事か?

 やはりキノコは神秘です。

きのこの山 2

2010年10月21日 20時41分18秒 | キノコ
 今日はちょっと変わった形のを二つ。どちらもオブジェのようで大変美しい。きのこ好きにはたまらない一品です。

 まずは「シロソウメンタケ」。見たまんまの名前をつけたもんだ。毒は無いが腰がまったくないので美味しくもないらしい。



 「ヒメホウキタケ」。これは食べられませんが、これの真っ白なのは「ホウキタケ」といって食用です。お吸い物に入れるとこりこりとした食感で大変美味しい。このあたりでも通称「ネズミノアシ」と言って、昔から食べていたようです。しかし赤いのは「ハナホウキタケ」で、これは毒らしい。軽い下痢、嘔吐を起こす程度とのことですが食べないほうがいい。
 

きのこの山

2010年10月20日 20時18分28秒 | キノコ
 きのこシーズン到来!今年は山に生えているきのこの種類が多いような気がする。
 今回は特にお菓子の「きのこの山」っぽいものを2つ用意しました。

 傘の赤と柄の黄色が鮮やかなこのきのこは「ニシキタケ」ではなかろうかと思われます。毒ではないが強いて食べなくてもよいという感じらしい。それにしてもこの赤は見れば見るほど鮮やかできれい。和菓子にありそうです。
 


 形は似ているが根元に「つぼ」と呼ばれる袋があるこのきのこは「チャタマゴタケ」ではなかろうか。だとすればかなり珍しいきのこらしいです。山と渓谷社「日本のきのこ」によると「日本では沖縄・熊本・京都の諸府県で採集されている。」ということなので、他の県ではあまりないらしい。色といい形といい、これぞまさしくきのこの山!

フクロツチガキと肉離れ

2009年10月09日 20時47分02秒 | キノコ
 僕の大好きなツチグリの仲間です。ミカンの皮をむいたような愛嬌のある姿が面白い。丸いボール状のところを指でつっつくとてっぺんのとんがったところからぴゅーっと胞子を噴き出します。これがまた面白い。

 日曜日の運動会の筋肉痛がまだ治らないと思っていたら、どうも軽い肉離れを起こしているらしい。太腿の裏がなんとなく痛い。あまり経験がないのでよくわからんのですが、調べてみるとよく肉離れを起こしやすいところだそうです。すぐに冷やせだの安静にしろだのと書いてありますが今となってはもう遅い。まあさほど生活に支障があるわけではないので大丈夫ですが。

 いきなりあんな激しい運動をするのは無茶ですねー。およそ普段の生活で100mの全力疾走を2本やることなど僕の場合皆無ですから。おそらく他の多くの方々も同様でしょう。よほど日常的にスポーツをやっている方や、日常的に誰か(もしくは何か)を追いかけている方や、日常的に誰か(もしくは何か)に追いかけられる境遇にある方を除けば。

 明日から「水都おおさか森林の市」です。台風一過でいい天気になりますように。

シロタマゴテングタケ

2008年09月24日 20時42分29秒 | キノコ
 キノコシーズン到来!田んぼわきの農道できれいなキノコを見つけました。この真っ白で可憐な容姿はドクツルタケかな、と思いましたが柄に繊維状のささくれがない。調べてみるとどうもシロタマゴテングタケではないかと思われます。どちらにしろ猛毒です。

 「食べて10~20時間して、急に激しい腹痛、嘔吐、激しいコレラ様の下痢、肝臓、心臓、腎臓障害が起こる。1本以上食べると、病院で適当な処置を行わない限り1~2日ないし3日以内に死亡する。」らしいです…。危険は身近なところに潜んでいます。君子危うきに近寄らず。…というか、ただでさえ安全だと信じて疑わない食品に思わぬ異物が混入している昨今、よくわからないものをむやみに食べるなということですね。

(参考文献 ; 山と渓谷社 「日本のきのこ」)

サルノコシカケ

2008年07月29日 21時18分51秒 | キノコ
 真新しいサルノコシカケを見つけました。今年最初のキノコネタです。まだ成長途中のようなのでもう少し大きくなるかも。


 草が貫通していますが、これは草がサルノコシカケを突き抜けたのではなくサルノコシカケが草を取り込みながら成長したものと思われます。変な生き物みたいな言い方で申し訳ありませんが、実際変な生き物なんだからしょうがない。

シュイロハツ

2007年10月16日 21時44分57秒 | キノコ
 ここんとこ雨が降ってないからかキノコの数が減りました。そんな中でひときわ目立っていたのがこれ。よく似たものに「チシオハツ」、「ドクベニタケ」などがありますがおそらく「シュイロハツ」ではないかと。
 「多少苦味がある」とのことですが、特に毒ではないそうです。しかし!これによく似た「ドクベニタケ」はその名のとおり毒があります。ほとんど区別つかないと思われるので食べるのは危険です。

ムラサキシメジ(?)

2007年10月03日 21時28分48秒 | キノコ
 色といい形といいどう見てもムラサキシメジなのですが、どうも時期が早すぎるような気がする。普通は晩秋に出るはずなのです。異常気象のせいか、単に別のキノコなのか。 
 ムラサキシメジは食べたことあります。お吸い物に浮かべたら大変きれいで歯ごたえもよく美味しかったです。ただし、生で食べると中毒するらしい。今日のこれはどうしようかと思いましたが一抹の疑惑が消えないので食べてません。

カワラタケ

2007年09月30日 20時49分08秒 | キノコ
 本格的なキノコのシーズンがやってきました。ゆくゆくはマツタケなんぞを載せられたらいいなと思いますが今年はあまり期待できそうにないです。夏の猛暑と少雨、そしてなによりも松の木の大量枯死がとどめをさした感じです。直接の原因は松食い虫(マツノザイセンチュウ)でしょうが、気象条件も影響してるのかもしれません。

 まだ新しいカワラタケを見つけました。モノクロの縞模様が大変きれいです。

 表面はビロードというかツイードというか、柔らかな手触り。食べられません。念のため。見て楽しみましょう。

ニガクリタケ?

2007年07月30日 21時10分09秒 | キノコ
 最初はクリタケだと思ったのですがどうも違うようです。クリタケというのは前出の「日本のキノコ」によると味区分A。「癖のない風味できわめてよいだしが出る。特に貝柱を使った広東風のおかゆや炊き込み御飯、パエリヤやリゾットといった米を使った料理に持ち味が発揮される」らしいです。いつもながらものすごく具体的な調理例にほとほと感心しますが、この写真のはそれとは少し違う。
 
 おそらくニガクリタケではないかと思います。そうだとすると猛毒です。青森での中毒例では家族6人で佃煮にして食べたところ子供4人のうち3人は2日後に、あと一人は4日後に死亡。お母さんは一時意識不明になったが4日後に回復、という恐ろしい報告があります。ちなみにお父さんは嘔吐、下痢、腹痛ですんだらしい。この違いは何なのかわかりませんが、やはり疑わしきは食べないというのが賢明なようです。