仙太の「雑杷ひとからげ」

「工房仙太」の新作紹介及び日々の雑想を連ねています。(ショップ http://k-senta.com/)

第2回関西プログレ祭報告

2014年03月13日 21時35分41秒 | 音楽
 いやー、楽しい一夜でした。アブクゼニ、ライブ5回目にしてちょっと一皮むけたかもしれません。
 
 今回は自分も他のメンバーもかなり落ち着いていて、いつも誰かしらがやらかす曲の構成間違いは一度もなかったし、途中で誰かが出す曲の展開の合図がわかりにくくても互いのアイコンタクトで合わせることができました。後半にさしかかる頃、「これは今までで最高の出来かもしれない!」という手応えがあり、事実、終了後にはこのライブの主催者であり、トリのバンド「メドル」のリーダーでもあるTさんが「今まで見た中で一番良かった!」と言ってくれました!
 一年で最も大きなイベントでこのパフォーマンスができたということはかなり評価していいのではなかろうか!



 スモークの演出もあり、なかなかビジュアル的にもよかったと思います。他の2つのバンド、フォーカスバンドの「F」とピンクフロイドバンドの「メドル」もすごくよかった。非常にレベルの高いライブと言えると思います。EL&Pバンドの「トラディシア」が出られなかったのは残念でしたが、次回のお楽しみ。

 とまあいいことずくめなのですが、こと私個人に限って言えば…録音した音源を聴いてみると、粗さが目立つ。オカズで妙に慌てている。ひとつひとつの音がいまいちはっきりしていない。落ち着いていたつもりが、舞い上がってしまってキメのフレーズを入れ損なったところもある。そして…全体としてそもそも基本練習ができていない!(この部分、太字にして網掛けして囲み枠を付けたいところ)
 この歳になって今頃こんなことに気付かされるとは…。これもこのバンド「アブクゼニ」の力、そしてキングクリムゾンの偉大さなのかもしれません。努力精進あるのみです。

 主催者のTさん、バンドの皆さん、見に来ていただいた方々、RAWTRACKSのスタッフの皆さん、ありがとうございました!第3回もよろしくお願いします!

パーカッションスタンド

2014年02月18日 21時41分29秒 | 音楽
 3月9日の関プ祭で使うパーカッションをまとめて設置できるスタンドをついに作りました!「スタンドが要るなー。」と冗談混じりに言ってはいたのですが、練習を重ね、モノが増えるにつれてやはりどうしても必要だという結論に達しました。バンドの入れ替えに時間かかると演奏時間が減ってしまうので、セッティングはできるだけ素早くしないと。
 上から木琴、鉄板、ウッドブロック、トライアングル。木琴とトライアングル以外はスタンドを含め手製です。



 20~30年前からなんとなく納屋の軒下に放置してあった鉄板。もしかしたら、と思って叩いてみたらすごくいい音がしたのでグラインダーで錆びを落として磨きました。例えて言うなら札幌の時計台の鐘の音のような高い音。余韻もちゃんとあります。昔の鉄は現代のものより質がいいと言いますが、本当かもしれません。



 栗の板の切れ端を幅広いスリット状に彫り込んだウッドブロック。既製品を参考にしましたが、これまたいい音します!手前が低音、奥側が高音。穴の容積が大きいほど音は低くなります。

 

 左右の柱は折りたたみ式なので、分解するとコンパクトに収納できます。荷物は出来る限り小さく!

 モノはできましたが、さて、うまく叩きこなせるかどうか…。

第2回関西プログレ祭

2014年02月07日 20時28分35秒 | 音楽

 昨年始まった関西プログレ祭、第2回の開催が決まりました!3月9日(日)、場所は昨年と同じ天満橋の「RAWTRACKS(ロートラックス)」です。

 昨年は結成数ヶ月で出演してしまった我らがAbczeni(アブクゼニ)ですが、今年はいくらか場数も踏んできているので少しはマシなパフォーマンスをお見せできるのではないかと思っております。私に関しては今回はいろいろ鳴り物(パーカッション的な)を持ち込む予定なのでそれも見ていただけたらと。

 尚、チラシの内容に一部変更点があります。Tradiciaが都合により出演出来なくなったので、16時開場が17時に、16時30分開演が17時30分に変更になりました。もう1点、料金も前売り1,500円が1,000円に、当日2,000円が1,500円にそれぞれ変更になっています。
 Tradiciaを見れないのは非常に残念ですが、また次回を楽しみにしたいと思います。

 また熱い夜になりそうです。よろしくお願い致します!

     
    第2回 関西プログレ祭
      3月9日(日)
      RAWTRACKS天満橋
      17:30 開演

      http://www.rawtracks.jp/


Abczeni Live in Vaugham

2013年12月09日 20時30分38秒 | 音楽
 7日、Abczeni(アブクゼニ)の結成1周年記念ライブやってきました。

 以前のライブ報告で、「ライブには魔物が棲む」と、自分の失敗をあたかも魔物のせいにするかのような発言をしておりましたが、このたびそれを取り消します。自分の失敗は誰のせいでもない。すべては己が悪いのだと。魔物さんごめんなさい。

 練習でも一度もやったことがない信じられないような失敗をしてしまうのはひとえに自分の未熟さ故のことであります。あー情けない…。でもまあその反面、練習でも一度も出来なかったことができたということもある。とにかく非常に楽しかったです。バンドのメンバーの皆さん、誘っていただいてありがとう!いくらやりたくてもバンドと餅つきは一人ではできません。
 
 見に来ていただいたお客様方、ありがとうございました!
 Vaughan(ヴォーン)のマスター、お世話になりありがとうございました!また来年もよろしくお願いします。

 当日のセットリストです。(KC)はキングクリムゾン。

・Red                          (KC)
・Fallen Angel                 (KC)
・One More Red Nightmare       (KC)
・Providence                   (KC)
・Starless                     (KC)
・Fiarth Of Fifth              (GENESIS)
・Sibire(痺れ)                   (Abczeni)
・Moonchild                    (KC)
・The Court of the Crimson King(KC)
・Larks Tonguess in Aspic part2  (KC)
・Book Of Saturday             (KC)
・21st Century Schizoid Man     (KC)

木琴のばち

2013年10月26日 20時52分37秒 | 音楽
 大阪でやっているキングクリムゾンのトリビュートバンドで木琴を使うことになりました。使うといってもメロディーを奏でるのではなく、効果音的に音を出すだけなのですが。(知ってる人はわかると思いますが、アルバム「レッド」の「プロビデンス」です。)

 物置に姉が小学校時代に使っていたものらしい木琴があったのを思い出して引っ張り出してきました。なので40~50年ばかり前のものです。ケースの蝶番は壊れてるし、なんかカビ臭いですが音はちゃんと出ます。さすがは天下のヤマハ!



 ばちがなかったので作ることにしました。そのへんにあった桜と椿の枝を丸く削って竹の柄をつけたものですが、必要最小限の加工しかしていないので形はいびつだし凸凹だし…。でも妙に民芸品的な素朴な味わいが無くもない。仮にも木工を生業にしている者が「素朴な味わい」をアピールポイントにするのはいかがなものかと思いますが、売り物じゃないのでよしとします。



 ひらがなの「もっきん」がいい味出してます。

カウベル&ホルダー

2013年09月14日 21時41分22秒 | 音楽
 なんと、知り合いからカウベルをいただきました!しかも2つも!

 カウベルをくれる知り合いがいるというのはちょっと人に自慢してもいいことだと思います。いくら大金持ちでもなかなかカウベルはくれない。

 

 早速専用のホルダーを買いました。バスドラムのリムに取り付けるタイプ。早く叩きたい…。電気楽器がガンガン鳴っている中でも生音で通るほどの音が出るので、こんなものは家ではまず叩けません。(いくら田舎でも)
 ローリング・ストーンズの「ホンキー・トンク・ウイメン」が演りたくなってきた。今度リクエストしてみよう。「一回でいいから!」

ライブの魔物

2013年07月07日 21時49分30秒 | 音楽
「時としてライブには魔物が棲んでいる」といいますが、昨日がそうだったのかもしれない…。

 リハーサルの時には絶好調だったギターのエフェクターが突如音が出なくなるという原因不明のトラブルから始まって、私を含めメンバー皆それぞれが普段やったことがないミスをするという、信じられない事態が起こりました。演奏中に「あれ?今どこやったっけ?」と考えなければならないのは非常に慌てる。

 でもそこは年の功で、内心のうろたえを表に出さないことと、失敗してもなんとか辻褄を合わせるという点は皆たいしたものです。お客さんの評価も我々が思うほど悪くはなかったようだし、何よりも楽しかったのでよかったよかった。

 あまり深く考えずに、「ま、いいか!」とすぐに満足してしまうところがおやじバンドの悪いところでもありいいところでもあります。努力精進して次にそなえたいものです。



 もう一つの「魔物」。我々の前に出演したKISSのトリビュートバンドです。衣装といい、楽器といい、パフォーマンスといい、メイク(お面ですが…)といい、なりきり方がすごい!見習うべきところは多いですが、とても無理なところも多い…。

 出演者の方々、主催者の方々、会場のスタッフの方々、見に来ていただいた方々、ありがとうございました!

Live in 天満 「第1回関西プログレ祭」

2013年03月03日 21時30分09秒 | 音楽
 大阪でライブしてきました。天満にあるライブハウス「RAWTRACKS」。

 出演したのは3バンドですが、75人のお客さんが来てくれたそうです!店内は熱気でむんむん。こんなマニアックなジャンルの音楽なので、来るお客さんたちはほとんど原曲をよく知っている人ばかり。下手なことはできませんが、実力以上のことができるはずもなく課題は多かった…。
 でも楽しかったです!まずはそれが一番でしょう。第2回、第3回の話もあるようなので、また努力精進します。

 はるばる京都から駆けつけてくれたS親娘様、はるばる東京から駆けつけてくれたEさん、交野市のKさん、ありがとうございました!

竹パーカッション

2012年09月25日 22時15分39秒 | 音楽
 以前一度練習に参加したことがある茨木のプログレバンドにちょっと本格的に関わることになりました。ドラマーの方が脱退されたとかで、12月と1月に予定されているライブイベントまでおつきあいさせていただくことに。

 このバンドは、よくぞこれだけ集まった!と感心するほどコアなキング・クリムゾンフリークの集まりなのです。ボーカルは勿論、サックス奏者までいる!もはやバイオリン奏者が加入したとしても驚きません。
 当然演る曲もクリムゾンの曲ばかり。私も決して嫌いではないので喜んでやらせていただいてます。

 で、この竹パーカッションですが、「スターレス」という曲でビル・ブラフォードが何やら木質系のものを叩いている。それを再現するために作ったものです。ウッドブロックを買おうかとも思いましたが、1個3,000円くらいもする…。そうだ、作ればいいじゃないか!というわけで手近にあった竹を細工しました。
 
 

 スティックで叩くとカチカチと堅い音になるので、いろいろ試した結果、雑木の枝が一番いいようです。何の加減かわかりませんが何故か太い方が高い音がする。謎です。



 裏側はこんな感じ。誰かがくれたバリ島みやげの楽器を真似しました。
 曲をよく聴いてみると、ウッドブロックでも、勿論竹でもないような気がします。あの少し間の抜けた音に一番近いのは木魚ではないかと。ブラフォードはパーカッションおたくなので木魚くらい持っていてもおかしくない。でも日本人の私はライブに木魚を持ち込むのはいろんな意味で抵抗があるのでこれでいこうと思います。

 メンバーの方にはおおむね好評でしたが、どうも太い方の音の響きが気に入らないので改造するかも。