仙太の「雑杷ひとからげ」

「工房仙太」の新作紹介及び日々の雑想を連ねています。(ショップ http://k-senta.com/)

ものづくり天満宮

2019年08月31日 21時44分48秒 | イベント報告
北野天満宮です。
小さい頃から慣れ親しんだ「天神さん」で手づくり市が始まると知って迷わず応募しました。この春に続いて2回目の開催です。新しいイベントにも関わらずアウェー感が全くない。駐車場も近いし、快適な出展環境と言えます。お店の数はまだ少なめですが、徐々に増えていくでしょう。

ここでの目玉のひとつは猿回しでしょう。プロの(あたり前か)猿回しが太鼓に合わせて見事な曲芸を披露しています。
これほど褒めておきながら写真の一枚も撮っていないのには理由があります。我々田舎の住民は常々畑の野菜を荒らしに来るサルに痛い目に遭わされているので、サルの曲芸など見たくもないのです。
見事な演技を繰り広げるサル君と、時には優しく時には厳しく見事にサルをあやつる猿回しのお姉さんには全く何の罪もないので逆恨みも甚だしいのですが、我々にもそれなりの事情があることをこの場でそーっとつぶやいておきたい。



雨の予報に反して絶好の天候で出展できたこと、そして多くのご来店をいただいたことに感謝します。
ありがとうございました。

アサラトとチェンソーアート -京北クラフト2017ー

2017年10月19日 22時55分33秒 | イベント報告
 今年の京北クラフトは楽しかった。

 去年よりお客さんが少なめだった1日目、一日中雨が降り続いた2日目。売上げはさっぱりでしたが、それがさほど気にならないくらい楽しい2日間でした。
 
 まず、他の作家さんとのお話。このイベントもポピュラーになってきたのか、今まで様子をうかがっていた方々がもうそろそろ行ってみるかなと動き出したようで、あちこちのイベントでお会いする知り合いの作家さんがけっこう来られていました。せっかく来ていただいたのに今回のこの状況ではちょっと残念ですが、皆さん経験豊富な方なので割り切っているご様子。忙しい時にはゆっくり話などしていられませんが、こんなときには今までしたことがない話もゆっくりできます。

 1日目の夜は「京北クラフトナイト」。イベント会場、つまり野外での交流会です。あたりの山々までも照らすミラーボールの光のシャワーの中で地元在住のきしもとタローさん、熊澤洋子さんの演奏。その光と焚き火のあかりをバックに踊る子供たちの影がなんとも幻想的でした。プログレを流してみたいなという不謹慎な思いが脳裏をよぎりましたが、今のこの状況、客層では絶対にやるべきことではないのは明らかです。
 翌日タローさん、洋子さんにお聞きしたところ、あまりの湿気で露がついて笛は滑るわ、バイオリンのにかわが剥がれそうになるわで大変だったらしい。そんな状況でも場を盛り上げてくれたお二人に感謝です!

 そしてアサラト!この2つの木の実をひもで繋いだだけのシンプルなパーカッションを自在にあやつる凄いパフォーマーがいたのです!あまりの凄さに思わず呼び止めて動画を撮らせていただきました。
 木の実をぶつけてカチカチ、そのまま振ってシャカシャカ。右手で3拍子、左手で4拍子のポリリズムなども涼しい顔でこなします。ちょっとやらせてもらいましたが、全くできそうな気がしなかった…。しかし一晩考えた末、やっぱり買うことにしました!一年がんばって練習します。
 思えば去年のこの日は水琴窟のような音がする陶器の打楽器を買ったのだった。毎年掘り出し物があるものです。

 

 最後にチェンソーアート。音は聞こえていましたが、どうせどこかのいかついお兄さんがやってるんだろうと思っていました。ところがなんと女子で、しかも以前から知っている女子でした!高校生か大学生のときに先生に連れられてうちの工房に見学にきてくれたことがある。物静かでおとなしい印象しかなかった人だったので「え!?あんたがやってたん!?」と思わず失礼な質問をしてしまいました。あわてて見に行くとそんな印象からは想像もできないほどの豪快なチェンソーさばき。驚きました。改めて自分もがんばらねば、と思った次第です。

 それやこれやで充実した2日間。皆さん、本当にありがとうございました!来年もよろしくお願いします!

福知山ワンダーマーケット 

2016年11月28日 00時32分10秒 | イベント報告
 「小さな町の小さなワンダーイベント」とサブタイトルをつけたい。

京北の人間が福知山市をつかまえて「小さな町」などと言うのは失礼千万ですが、このイベントに関してはこういう表現がぴったりくるような気がします。



 9月のもくもくフェスタで出展のお誘いをいただいたのですが、主催者の方によると「人通りが少なくなってシャッターが閉まったままのお店が増えてきた商店街を活性化したいという思いで」始められたとか。そのお言葉どおり案内看板などもセンスよく配置され、ボランティアスタッフの方々もきびきびと対応してくださり、なんとも家庭的でいい雰囲気のイベントでした。今回が第2回。もっと出展者が増えればもっと楽しいものになると思います。

 驚きの出会いもありました。
開店準備中に「仙太さん…」と声をかけていただいた方が。なんと、10数年前に台付きのポストを作らせていただいたお客様でした!そのポストが数年前に福知山を襲った水害で台ごと流されてしまったのですが、それがまた見つかって今もご愛用いただいているとか。もう何というのか、涙が出そうなお話です。

 売上げも予想以上にあり、その上ご注文も2件!そのうちの一つはなんとカホンです!以前から作ってみたいと思ってはいたのですが、自分で実際使っているのは5,000円で買った安物。作るきっかけをいただいたのはその意味でもありがたいことです。

 毎月最終日曜に開催です。12月は無理っぽいですが、是非またおじゃましたいと思います。

 ありがとうございました!

貴船手づくり市

2016年11月14日 21時19分58秒 | イベント報告
 恐いもの見たさで申し込んだこのイベントでしたが、ある意味予想どおりで面白かったです。

 場所は貴船神社奥宮。いわゆる貴船神社から徒歩約10分のところにぽつんとたたずむ静かなところです。そう広くもない境内に立ち並ぶ出展者テントは10数軒。本来なら静か~なイベントになるはずですが、10数軒のうちなんと約半数が飲食屋さん、それもから揚げ屋さんにタンドリーチキン屋さんにブラジル関係の飲み物屋さんに豚汁屋さんなど…ジャンルも国籍も様々なお店が軒を連ね、それがまたそれぞれ口々に呼び込みをしているという…およそ「貴船神社奥宮」に似つかわしくないのではないかと思ってしまう光景がくりひろげられていました。(長文で恐縮です。)
 似つかわしいか似つかわしくないかはともかく、どのお店も大変繁盛しています。供給があるところに需要が生まれているわけで、これはもう余計な疑問をさしはさむ必要はないという結論に達しました。



 会場の一角では音楽ライブもあります。ジャンルは、京都をテーマにした歌で活躍されているシンガーソングライター、京都大学能楽部。琵琶独奏と、これまたバラエティー豊か。残念ながら琵琶演奏は何かの都合で聞けなかったのですが、やはりライブはいいものです。



 日が落ちると参道に並べられた灯篭に灯りが点き、それをたどってくる参拝者の方もけっこう多い。その方たちをお迎えするべく店は夜店状態になります。



 入口の門にはかがり火も。なかなかいい雰囲気です。

 さて売上げはというと、それがなかなかどうしてこんな小さなイベントにしてはけっこうあったのです、これが。ありがたいことです。

 ご来店ありがとうございました!


 追記;家からイベント会場まで約40分の道のりですが、その間お店はおろか信号も一つもないという…。山から山へ行ってきたイベントでした。

月と太陽 

2016年11月07日 22時44分27秒 | イベント報告
 「ロハスフェスタはその名に反して出展者にはすこぶる過酷なイベントだ」と誰かが言っておりましたが、全く同感です。

 会期は当初2日間だったのに金曜を含めて3日間になり、文化の日を取り込んで4日間になり、今では前週の土日とあわせて6日間にふくれあがっています。来年5月はなんと8日間やるらしい。まさに体力勝負です。年寄りには年々きつくなる。

 出展料高い、駐車場遠い、雨でも降ろうものなら地面がべちょべちょ、と過酷な要素は揃っていますが、それを補って余りあるほどの売上げがあったのでなんとか続けています。今年は前半はどうなることかと心配しましたがなんとか最低限の目標は達成できました。

 

 来年、5月は田植えのため行けません。秋は…。また考えます。

 ありがとうございました!

覚王山春祭

2016年04月14日 20時33分34秒 | イベント報告
 ここ2~3回落選続きだったので久しぶりの覚王山です。2年ほど前の夏祭の折に時間の勘違いで遅刻してしまい、そのせいでブラックリストに載ってしまっていたのかもしれない。なんとかみそぎが済んだと判断してもらえたのか、出展させてもらえることになりました。

 前から人は多かったのですが今回はそれにも増して賑やかだったような気がする。歩行者天国になった商店街はさながら祇園祭状態です。他所の祭と比べては失礼ですが…。
 地域のお祭という面もあるので、近所の人などは毎回来ている人も多い。「お宅、ここへ来るの久しぶりなんじゃない?」などと聞いてくれるお客様もいます。ありがたいことです。


 

 特設ステージではバンドのライブも賑やかに。ここの特徴として、ラテン系、アフリカ系のパーカッションのバンドが多いようです。しかも皆さんかなりレベルが高い。わりとステージに近いブースだったのでその手の音が聞こえてくるとついふらふらと見に行ってしまい、店番がおろそかになります。

 何はともあれ、天気は上々、成績も上々!足取り軽く帰ることができました。

 夏祭も受かりますように。

 ありがとうございました!

大阪アート&手づくりバザール

2016年03月24日 21時09分22秒 | イベント報告
 以前からその存在は知っていたけど何となく縁がなかったこのイベント。言ってみたら大変なところでした。

 お客様は非常に多いし、それがまた我々の仲間内で言うところの「食いつきのいい」お客様。(失礼ですが…)運よく角地のブースだったこともあってびっくりするくらいの成績をいただきました。数年前の浜名湖で記録した一日の売上げ記録をついに更新することができました!次回も絶対行きます!
 ありがとうございました!



 朝、会場に着いたらちょうどさんふらわあが接岸するところでした。外洋から入ってきて、その図体からすれば決して広いとは言えない船着場でUターンします。そんなに早く動くはずがないのに次に見たときはもう接岸していました。搬入しないといけなかったのでゆっくり見れなかったのが残念。なかなかこんな機会はないのに!

 

下鴨神社 森の手づくり市

2015年12月06日 21時57分10秒 | イベント報告
 町のど真ん中の原生林、糺(ただす)の森。昔より小さくなったとはいえ、今も東京ドームの3倍の面積が残されているそうです。付近の道を車で走っているとそんなことは全く気づきませんが、すごいことです。

 森の手づくり市の会場はそんな糺の森の端っこの長~い土の直線道路。何をするところかと思ったら、流鏑馬(やぶさめ)で馬が疾走するところなんだそうで、なるほどと納得した次第です。
 
 ミニスツールを手に取ったお客さんから「これは何の木ですか?」と聞かれ、「杉の木です。」と答えたついでに立っている木を指して「あの木です。」と言おうと思い、あたりをぐるっと見渡したらなんと杉の木が一本もなく欅(ケヤキ)、楓、などの広葉樹ばかり。私の生活環境であたりをぐるっと見渡して杉の木が一本もないなどということはほとんど無いので、なるほど、原生林に足を踏み入れているなとささやかに実感してしまいました。とはいえ、欅、楓などは植栽したものかもしれないとも思いますが。

 そんなこんなでこの会場は非常に居心地がいい。関心を持ってくれるお客さんも多く、以前からごひいきにしていただいている方も何人か来て頂いたりして、今年最後の出展は大変気持ちよく過ごさせていただきました。

 来年はくれぐれも申し込みを忘れないようにしなければ。

 ご来店ありがとうございました!


ロハスフェスタ終了

2015年11月09日 22時32分35秒 | イベント報告
 怒涛の6日間がとうとう終わりました。毎日5時起きで1時間半の道のりを通ったので、普通の生活に戻れたことがうれしい…。

 ロハスはアンティークの店が多い。
 ロハスは人の数が多い。お客さんは勿論、スタッフの数もめちゃめちゃ多い。
 ロハスは歩く距離が長い。駐車場が遠いということですが、これは公園自体が広いからしょうがない。私たち田舎の人間はちょっとの距離でもすぐ車に乗ってしまうので、なかなか普段こんなに歩くことはないのです。
 ロハスは売り上げも多いが出展料も高い。今回は3日間終了時点で出展料が取り戻せていなかった。さすがにヒヤヒヤしました。
 そして一番困ったこと。秋のロハスは雨が多い!今回は2回雨に降られました。特に最終日はほぼ終日降り続き開店休業状態に。露天商に雨は命取りです…。

 とはいうものの特にUSBメモリの評判は上々で、ふたの紛失防止用ひもを付けたものも高評価をいただき、大変気をよくしております。

 店を訪ねていただいた方々、本当にありがとうございました!また次回、4月も当選すれば出展しますのでよろしくお願い致します!

けいほくクラフトのご縁

2015年10月05日 22時14分25秒 | イベント報告
 こんなところでこんなことを言うのもアレですが、けいほくクラフトの今までのイメージは必ずしも芳しいものではありませんでした。というのは売り上げに関してですが。
でもやはり地元で開催されるイベントなので、それまで毎回参加していてしかもそこそこの売り上げのあった大阪のイベントをやめてまで第1回から参加してきたわけです。第7回目の今回、ついにそれが報われました!

 売り上げ的にも今までの惨状が嘘のような好成績だったのですがお金の話はさておき、いろいろ素晴らしいご縁に恵まれた一日でした。



 まずはこれ。石川県の陶芸作家さんが出していた陶器の楽器です。大振りの茶碗にふたをしてスリットを入れたようなもので、先にコルクをつけたばちで叩くとなんとも不思議な音が出ます。水琴窟の音です。やはり材質が同じだと音も同じということか。
 朝見つけて散々叩かせてもらって帰ってきたのですが、どうしても欲しい気持ちがふくらんで夕方とうとう決心して買いに行きました。この機会を逃したらこの次いつ出会えるかわからない。チャンスの神様は前髪しか無いから、出会ったときにすぐ掴まないと通り過ぎてしまったら二度と捕まえられないのです。
 特に名前はついていないようだったので自分でつけようと思います。「木琴」、「鉄琴」という流れで行けば「陶琴」が一番自然でしょうが、素焼きだから「素焼きん」というのも可愛くていいかも。

 もう一つのご縁はお客様。ホームページ等で私のことをご存知だったとかで訪ねていただいたのですが、よくよくお話してみるとなんと私の祖父と関わりのあった方だということがわかり、二人ともびっくり。最近ブログもろくに更新せず全くほったらかしのホームページですが、そんなものでも見てくださる方がいるということはありがたいやら申し訳ないやら…。

「チャンスは掴むもの」みたいなことを言いましたが、チャンスや巡り合いもご縁があってこその話。ご縁のあるなしは神のみぞ知ることですが、幸いにしていただいた時にはちゃんと感謝しないと次の機会がないかもしれません。いやいや、感謝というものは次の機会をあてにしてするものではない。純粋な心の表れが感謝なんだから、見返りを期待したりしていてはバチが当たる。いやいや、バチが当たるから感謝しないとダメということでもなく…。キリがないですね。
 どうも、邪念の塊のような私は「ありがとう」ひとつも素直に言えないようです。

 とにかく、今日のすべてのご縁に心から感謝したいと思います。
 ありがとうございました!