仙太の「雑杷ひとからげ」

「工房仙太」の新作紹介及び日々の雑想を連ねています。(ショップ http://k-senta.com/)

杉テーブルセット納品

2019年10月14日 22時18分18秒 | オーダーもの
先方様のご都合で延び延びになっていたテーブルセットの納品がやっとできました。

脚に天板が乗った姿もやっとお目見え。この天板は長期間屋外に平積みしてあった板のようで、「耳」の部分は虫喰い穴や傷、変色がかなりあったので年輪1年分木肌を削りました。虫喰い穴はどうにもなりませんが、傷や変色はほぼ無くなっています。



おそろいのベンチとセットで。一枚板をそのまま使っているのでベンチとしては少々幅が広すぎるくらいですが、これくらいあれば昼寝もできそうです。

元の材料がいい板だったのでなかなか豪快なものができたのではないかと。

ありがとうございました!
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奥深い長靴形ペン立て

2019年09月24日 22時45分21秒 | 新作
以前からお取引させていただいている某協会様より「クリスマスモチーフのグッズを何か考えてもらえませんか?」と言われ、ひねり出したのがこれ。木彫りの長靴です。
形は実際に世に出回っているものとはちょっと違う、イソップやグリムの童話に出てくる小人が履いている長靴のようなイメージです。



木彫りといっても刃物は全く使っていません。外側はグラインダーで形を作ってランダムサンダーと手磨きで仕上げています。杉なので削りやすい。
穴は直径5cm、深さ10cm。普通のドリルでこんな太いものは無いし、あったとしてもそんなものをギリギリねじ込んだらおそらく木が割れてしまうでしょう。なのでこれ用にボアビットという専用のドリルビットを買いました。それでもこれだけ奥の深い穴をあけるのはけっこう大変。



ところで、奥深いといえば、最近テレビなどのアナウンサーがこの言葉を「おくぶかい」と発音するのが以前から気になっていました。私は生まれてこの方ずっと「おくふかい」と言ってきたので。
そこでこのたび調べてみました。

それによると、従来からどちらの読みも使われてきているとのことでどちらも間違いではないのだそう。年代別にどちらの読み方をする人が多いか調べたデータもあり、なんと「おくふかい」と読む人は60代以上に最も多かったらしい。なるほど、そーゆーことだったのか…。不本意ながら妙に納得。

また、「奥深い」という言葉はたとえば洞窟などの「奥が深い」という場合と、物語などの意味が「深遠である」という場合の2通りの使い方があるが、どちらかといえば「奥が深い」ときは「おくふかい」、「深遠である」ときは「おくぶかい」と表現することが多いのではないか、とのことでした。
勉強になりました。
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今後の出展予定

2019年09月04日 20時28分29秒 | 告知!
秋のイベント多発季が近づいてきました。久々に出展予定を。

◎ 9月22日(日)~23日(月) ツクル森    右京区京北 あうる京北(京都府立ゼミナールハウス)
   音楽ライブとクラフトのイベント。去年に続き2回目です。私は民族楽器「チャラパルタ」のワークショップなどにも参加予定。

◎ 10月20日(日)   奈良アートクラフトフェア   奈良100年会館 時の広場
   奈良のクラフトイベントは久しく途絶えていたという印象ですが、復活したようです。

◎ 11月1日(金)~5日(火)  ロハスフェスタ   万博記念公園
   どんどん増殖を続けるロハスですが、今年はとうとう前後半併せて8日間開催!私は前半の5日間のみ参加します。

◎ 12月7日(土)~8日(日) イガデハク   三重県伊賀市 ゆめドームうえの
   3年ぶりの参加。冬場は屋内のイベントがありがたいです。


写真は昨日仕事場に現れた見慣れない虫です。調べた結果ベッコウヒラタシデムシではないかと。



しばらくじっとしていましたが、そのうちブーンと飛んでいきました。  
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ものづくり天満宮

2019年08月31日 21時44分48秒 | イベント報告
北野天満宮です。
小さい頃から慣れ親しんだ「天神さん」で手づくり市が始まると知って迷わず応募しました。この春に続いて2回目の開催です。新しいイベントにも関わらずアウェー感が全くない。駐車場も近いし、快適な出展環境と言えます。お店の数はまだ少なめですが、徐々に増えていくでしょう。

ここでの目玉のひとつは猿回しでしょう。プロの(あたり前か)猿回しが太鼓に合わせて見事な曲芸を披露しています。
これほど褒めておきながら写真の一枚も撮っていないのには理由があります。我々田舎の住民は常々畑の野菜を荒らしに来るサルに痛い目に遭わされているので、サルの曲芸など見たくもないのです。
見事な演技を繰り広げるサル君と、時には優しく時には厳しく見事にサルをあやつる猿回しのお姉さんには全く何の罪もないので逆恨みも甚だしいのですが、我々にもそれなりの事情があることをこの場でそーっとつぶやいておきたい。



雨の予報に反して絶好の天候で出展できたこと、そして多くのご来店をいただいたことに感謝します。
ありがとうございました。
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これがテーブルになります。

2019年06月30日 00時25分52秒 | オーダーもの
杉一枚板のテーブルができました。
天板の耳は長期間皮がついたままだったので無数の虫食い穴があいていますがこれはやむをえないです。今はもう虫はいないです。大丈夫。



脚も完成。
この脚にあの天板が乗った写真はないのか?というご質問が聞こえてきそうですが、ありません。あの天板はわりとしっかり重いのでついつい面倒になってしまって…。納品のときに撮りたいと思います。

ところで今日の記事のタイトルですが、「これがテーブルになります。」これはこの状況をそのまま表わす言葉として何らおかしなところはないと思いますが、最近ではちゃんと完成したものを指しても「これがテーブルになります。」という言い方を日本中で当たり前にするようになってしまってます。

「右手に見えますのが京都タワーになります。」この言い方に違和感を感じる人はほとんどいないのかもしれませんが、私は未だにこれに馴染むことができません。「京都タワーです。」でいいじゃないかと。
「え?これから京都タワーになるの?じゃあ今見えてるあれは一体何なん?京都タワーの幼虫ですか?」などという嫌味のようなことを言いたくなる。

数年前にコンビニなどでお金を払ったときに「1,000円からお預かりします。」という言い方が日本中を席巻したことがありますが、これも「1,000円お預かりします。」になんでわざわざ「から」を付けんねん?という話。私はこれを聞くたびに「1,000円からどこまでお預かりするんですか?」と腹の中でつぶやいたものですが、今ではこの「〇〇から」を耳にすることはほとんど無くなりました。

「〇〇になります。」もそれと同じようにいずれ姿を消すのか、それとも普通の日本語として定着するのか見守りたいと思います。

新しいものに適応できないおっさんの愚痴でした。
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テーブル片足と黒マスク

2019年06月18日 21時16分13秒 | オーダーもの
テーブルの脚が一つできました。これを両サイドに立ててつなぎを入れます。
下敷きになっているのが天板。杉といえどもこのサイズになるとけっこうな重さです。

前回の続き。

木の家具40人展の会場は名古屋市の栄。栄といえば京都で言うなら四条河原町に相当する繁華街でしょう。(この認識は正しいのでしょうか…。)
道行く人を何となく見ていると、京都の町を歩いている人と服装の感じが何となく違う。ファッションには詳しくないので何がどう違うのか説明するのは無理ですが、確かに言えることが一つありました。

名古屋では黒マスクが流行っている。

別に流行っているわけではなく普段からこんな調子なのかもしれないし、別に名古屋に限ったことでもなく全国的にこんな感じなのかもしれない。でも少なくとも京都では滅多に見かけない黒マスク姿が名古屋では明らかに多い。10倍くらい多いように思える。それも女性男性に関わらず。

だからどうというわけではありませんが、所変われば品変わる、というお話でした。
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杉テーブル&ベンチ

2019年06月15日 22時25分43秒 | オーダーもの
70mm厚の杉板。これでテーブルとベンチを作って欲しいというご注文です。ありがとうございます!



もう一枚同サイズの板があり、それを脚に使ってほしいとのことで取り掛かっています。
このあたりの杉にしては珍しく木目の細かい銘木です。吉野杉と見まごうばかり。心してかかりたいと思います!

話は変わりますが・・・
今年の「木の家具40人展」は不調でした。単に売上げが少ないだけならまあよくあることなのですが、他にもいろいろなことが重なって…。

そもそもレベルの高い人ばかりのところへ無理を承知で首を突っ込みに行っていたわけですが、王道の家具とはちょっと違うテイストでお客様の目先を変えることができれば…という逃げ道に活路を見出したい思いで続けて参加してきました。勿論他の出展者の方から刺激をいただくという大きな目的もあり。

ところが今回は準備不足もあって目新しいものもできないまま臨むことになり、自分のレベルの低さと展示会に臨む意識の低さを思い知り、私自身も私の出展物も肩身の狭い思いで過ごす3日間となりました。
このまま事態が打開できないと来年の出展は難しい。いや、40人展のことはともかくとしても今後の自分自身の在り方を考えないといけないような気がする。

還暦を前にして岐路に立たされることになるようです。
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スティックオーナメント

2019年04月02日 22時38分37秒 | 新作
ドラムをやっている知り合いから「杉でスティック作ってくださいよ~。」と頼まれていました。ただの話のタネだと思って、「あ~、それもええね~。」と適当な返事をしていたのですが、次に会ったときにまた頼まれたので「あ、本気やったんや!」



冗談だと思い込んでいたのにはちゃんと理由があって、杉の木は柔らかいので細くして強い衝撃を与えると折れやすいのです。つまりドラムスティックには最も向いていない木だと言えます。なんでもその方は杉のファンで、部屋の飾りにするという。そういうことなら喜んで!と作ることにしました。



(桜)

木工旋盤は持っていますが、こんなに細いものは機械に取り付けることができない。なのでカンナで削りました15mm角に挽いた材をひたすらガシガシと。でも、やってみるとこれがなかなか楽しい。概ね丸くなったものをベルトサンダーで削って、最後は手磨きで仕上げます。先のチップを作るのがちょっと手間かかりますが、慣れればベルトサンダーを駆使して案外うまくいきます。丸型とティアドロップ型の2種類。私は丸型が好きですが、ティアドロップ型の方がスティックらしく見えますね。



(栃)

塗装はウレタンです。家具などはオイル塗装をすることが多いですが、スティックはウレタンでてかてかにしておかないと滑って使いにくいので。
油性のウレタンは艶出しにはピカイチですが、乾きが遅い。下手すると1週間くらいべたつきが残ります。その点水性ニスは乾きが早いのはいいのですが、木に「濡れ色」がつかないのが難点です。そこで一計を案じました。まず油性ウレタンを塗って1日置く。そして水性ニスで上塗りする。こうすれば1~2時間でサラサラになります。



(欅)

実は先日、実際に使ってみました。いざ作ってみたらどうしても使ってみたくなって京北のバンド「Squonk」の練習で欅を試してみました。結果は…。折れることはなかったですがちょっと軽い。
杉・桧は強度の関係で実用には向きません。広葉樹ならその点は大丈夫ですが、栃(トチ)、欅(ケヤキ)は軽すぎて、バカスカ叩くタイプの私には使いにくいです。メープルのスティックを使うジャズドラマーの方ならいけるかもしれない。

とにかくなかなかいいです。仙太の新作にします!
K様、ありがとうございました!




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納品しました!

2019年03月22日 21時38分55秒 | オーダーもの
ベンチ兼用本棚、無事納品しました!

見積もりをさせていただいたときに寸法を測ってからけっこう時間が経っていたので、柱と柱の間にちゃんと入るかどうか心配でした。
ちゃんと測ったんだから大丈夫のはずなんですが、いつものことです。



秘密の隠し場所。



なかなかしっくりと収まっています。末永くお役にたてますように。

ありがとうございました!
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ベンチ兼用本棚

2019年03月03日 22時12分24秒 | オーダーもの
「ベンチとして使える本棚」のご注文をいただきました。それ以外にご要望が2点。

その1.棚板を手前上がりに斜めにして本の背が見やすくしてほしい。
その2.奥行は45cmで、後方の余ったスペースに収納スペースを作ってほしい。

ご要望その1.でけっこう思案しました。
まず傾斜をどの程度にすればいいのか。

本を斜めにするとその分高さが必要になってきます。全体高が42cmと決まっているので斜め加減には限度がある。うちにある最も大きな本は「ウォーリーをさがせ!」だったので、それに合わせて棚板の奥行と傾斜の角度を決めました。

次に正面部分のカット。棚板が斜めになっても正面に出る部分は垂直でないといけないのでそこを斜めにカットする必要があるのですが…まあそれは技術的なことなので多くを語るのは野暮ですね。



そんなこんなで形になってきました。天板を置いてみるとそれらしくなります。

まだまだ先は長い。
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