ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

大雨が降ったら大雨に感謝する町であるといいが

2017年08月08日 | Weblog
大雨に対する対策が進んでいると思うのですが、現実は町は大雨に弱くなっているようです。
放送を聞いていると大雨になるから避難せよというアナウンサーの声ばかり聞こえてきます。
川が危険水位をこえた、川が氾濫した、町が浸水した、土砂崩れが発生して家をのんだ、などのニュースが流れ続けます。
 
川を深くしたり、堤防を高くしたりして氾濫を防ぐようにしていますが、川幅を狭くしすぎていないでしょうか。
昔は堤防をつくって川幅を減らし、川と台地や山の間の平地(もとは川)を水田にしたものですが、今ではその低地が町になっています。
これでは別に堤防が決壊しなくても大雨が降れば町は水浸しです。
堤防の決壊がおこれば町の崩壊がおこります。
 
家を建てる土地がないと言って、川の近く、山の下、斜面、上に家を建て、町が危険な場所に広がっていますが、山崩れがおこったり、川が氾濫したりして、町が崩壊します。
大雨に関する長い経験知識を活かして地方自治体は町づくりをやっているでしょうか。
人々は安全を重視して家づくりをやっているでしょうか。
家をつくりたい一心で危険を軽視しているように思えてなりません。
建築基準法を改正して建築物を大地震に強くしていますが、町の安全基準の制定は非常に遅れていると思います。
反対に地方自治体が危険な町づくりに加担しているような場合が増えていると思います。
 
大雨が降ったら水害の心配をするのではなく、これで水力発電はフル運転だ、飲料水、農業用水、工業用水は十分だ、町の草木、川、湖沼は水枯れの心配がないと喜ぶような町になるといいと思います。
このような町は安全であるだけでなく、きっと美しい町でもあると思います。
 
(注)私の故郷は昔大河の川岸となっていた台地にありました。大河には高い堤防がつくられ、堤防と台地の間の低地は水田でした。ところが今ではこの水田が町になっています。堤防は補強されていますが、川の中上流の広大な山地で大雨が降ればこの大河に集まる水量は堤防能力をこえると思います。堤防が高いだけにいったん決壊がおこれば町は完全に崩壊すると思います。どうしてこんな馬鹿なことをしたのかと同窓会で故郷に帰り、低地を見るたびに思います。なお、低地にはいくつかの川、遊水地が設けられていますが、海との高低差がなく、排水、貯水能力はたいしてありません。


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