ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

今でもできる炭酸ガス排出削減方法を実行しよう

2019年12月17日 | 社会
世界で炭酸ガス排出削減が大問題になっているにもかかわらず、日本はのんびりしています。ほかの先進国の様子を見ながら、ちょっと遅れてついて行き、ずるをしている感じです。まさに保守で先進意欲がない国になりました。元気がない国になりました。この活力の低下は日本衰退の原因になります。
 
たとえば、家庭で炭素系燃料ガスを使うことをやめ、炭素系燃料は発電所で最新の高効率火力発電技術で電気に換え、電気を家庭に送電するようにすれば日本全体で見ると大幅に炭素系燃料消費を減らすことができます。東京ガスのような既存の都市ガス会社の都市ガス供給事業が消えることになりますが、東京ガスは、会社名を変え、たとえば関東電力となり、電力会社になって東京電力と競合する電力会社になればいいことです。それなのに政治家が保守で大会社の利権に配慮し、地球規模の大問題を軽視して、時代遅れの都市ガス事業を温存するから日本は合理化近代化が進みません。結果、日本は後進国になります。
 
排煙脱炭技術の開発は重要です。しかし炭酸ガス排出量があまりにも多いので、回収した炭酸ガスの持っていき場がありません。炭酸カルシウムのような化合物とし、建材に活用するといっても使用料は知れています。これだけでは不十分です。
 
生物学的炭素固定化も重要です。森林面積を増やす、サンゴ礁を増やす、貝類繁殖・海藻類繁茂面積を増やすなどの生物環境改善も重要です。しかしやはり現代の炭酸ガス排出量に追いつきません。
 
いまさら言ってもしょうがありませんが、東京オリンピック、大阪万博のようなエネルギー大量消費型国家的虚栄事業をやってはいけません。リニア新幹線については排出した土石の持っていき場など大問題があり、工事は順調に進んでおらず、幻のリニアになる可能性がありますが、中断でもいいかもしれません。大量のエネルギーを使って超高速を実現して威張っても日本が環境後進国では世界から笑われるだけです。(注)空気のあるトンネルの中を電車が超高速で突っ走る技術は大量エネルギー消費型になります。馬鹿っぽいと思います。リニア新幹線は超音速旅客機コンコルドと同じ運命、つまり短命と思います。
 
反対に、日本は積極的に省エネルギー型国・地方、会社、家庭、個人の生き方を追求する国家的運動をやるといいと思います。
 
太陽エネルギー利用技術の普及についてはもっと信念をもって取り組むべきです。日本は迷っています。このままでは太陽エネルギー利用においても日本は後進国になります。もちろん太陽エネルギー利用技術にも問題があるかもしれません。しかし今は非常に有望です。
 
炭酸ガス排出型エネルギー技術は限界です。放射性廃棄物を増やすだけの原子力も期待できません