ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

火力・原子力に執着していると日本は老化する

2017年06月07日 | Weblog

エネルギーの専門家らでつくる「21世紀の再生可能エネルギーネットワーク」(本部フランス)の調査によると、2016年末、水力発電を含む世界の再生可能エネルギーの発電能力が20億キロワットに達したそうです。
これは世界全体の発電能力の25%になるとのことです。
再生可能エネルギー技術はむずかしいと思われていましたが、人類の果敢な挑戦のすごさに驚きます。

2016年に建設された世界の再生可能エネルギー発電設備容量は1.6億キロワットで前年比9%の伸びだったそうです。
太陽光発電が47%、風力発電が34%だったそうです。

アメリカは炭酸ガス排出規制に関するパリ協定から離脱することを決定しましたが、アメリカの多くの州や会社は国の決定に反対し、国を無視して再生可能エネルギーを重視すると言っています。
ヨーロッパはすでに再生可能エネルギー重視です。
フランスは原子力発電の多さで有名ですが、すでに原子力を縮小する方針を決め、再生可能エネルギーを重視します。

再生可能エネルギーの発電コストは高いと言って、火力発電と原子力発電に執着する日本は、再生可能エネルギー技術開発において先端を行っているのに実際の利用において時代遅れになる恐れがあります。
火発・原発を生産している会社が国策会社として国から重視されてきたこと、国策会社が経済界で威張ってきたことがエネルギー分野において日本が保守的になっている原因と思います。
今話題の東芝はその国策会社の一つですが、原発事業で大失敗をし、破綻の恐れがあります。
従業員のことを思うと破綻は大問題ですが、日本のエネルギー事業転換のきっかけとなるなら不幸中の幸いですが、どうもそうならないようです。

東京電力福島第一原発事故は恐怖でしたし、今も事故原発は処理処分が進まず恐怖です。
この事故で普通は原発は廃止となりますが、日本では何と原発再稼働となりました。

いろいろと問題が指摘されるようになったエネルギー技術に執着することは時代遅れになる原因です。
人間の体だけでなく、技術にも新陳代謝が必要です。
火発・原発は地球環境を破壊します。
火発・原発に執着すると国は確実に老化します。