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ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

金融手法だけでは社会は健全にならない

2014年03月09日 | Weblog
金融緩和にしても財政出動にしても金融手法であって、これだけでは技術開発をしよう、国内生産をしようということにはなりません。
消費が増えますから既存生産手法を使って生産を増やすことになります。
日本の場合、すでに産業は輸入型になっていますから輸入量が増えます。
したがって貿易赤字が拡大します。

貿易赤字が拡大してもトータルの国際収支が黒字ならば日本は何んとかなりますが、やはり生産が経済の基本です。
生産が海外に移れば富も海外に移ります。
国際収支も確実に赤字になります。
国民は貧乏になります。

日本は非常に危険と思いますが、何故か政府はアベノミクス(金融緩和と財政出動)は成功と発表しているだけで、技術開発力や生産力の低下を問題にしません。
経済成長時代の栄光にあぐらをかいて栄光が続くと思い込んでいます。
神話を信じやすい国民性があるようです。

放射能漏洩・汚染は続いているのに人々は漏洩・汚染に慣れてしまったようです。
昔は厳しい安全基準で放射能を管理していましたが、今は汚染度に応じて安全基準を甘くし、安全と言っています。
政府は自堕落です。
人々は政府が安全と言ったら安全と思い込んでいます。
政府を信用しやすい国民性があるようです。

福島県の大学のある医学者が、にこにこしながら生活すれば放射能障害はでません、くよくよしながら生活すると放射能障害がでますと言っています。
これを聞いて安全な地域に住んでいる人は、この医学者は非科学的と思いますが、危険な地域に住んでいる人にとってはこの医学者の言うようににこにこして生活しなければ絶望するでしょう。
障害がでようが、死のうが、にこにこしながら生活した方がいいということでしょう。

慣れた生活地を捨て、新天新地に移住することは容易に決心できないことです。
新天新地で生活できるか不安です。
事故原発周辺に住んでいた人は政府が避難を命令したので故郷を捨てることができたが、そうでなかったら放射能被曝を受けながら周辺に住み続けたでしょう。

いかに自分の生活地の環境を守ることが人生にとって重要かは事故原発周辺の人々の運命を見ればわかると思います。
お金があっても人生何とかならないものです。

いろいろな主義の中で資本主義を第一にしてはいけないと思います。
銀行は資本主義の権化ですが、人々の生活を破壊して銀行業が発展することはないということを知るべきです。
原発事業に貸したお金を取り戻すために原発稼働に執著することは人の命に反します。
こんな銀行は消えた方がいいと思います。