ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

思い込みによる失敗

2014年03月16日 | Weblog
STAP細胞(刺激惹起性多能性獲得細胞 Stimulus-Triggered Acquisition of Pluripotency cells)は、動物細胞に外的刺激(ストレス)を与えて分化多能性を持たせた細胞とされています。
学説として説得性があります。
今回、細胞を実現したと発表した研究者達の論文の真偽が問題になっていますが、功を焦って再現が困難な実験を成功と思い込んだこと、実現したとするため無理をして論文を書いたところに問題がありそうです。
人にありがちな失敗だったと思いますが、細胞に対する世界の期待が大きかっただけに論文の疑義と取り下げは非常に大きな波紋をおこしました。

思い込みによる失敗は科学の世界だけではありません。
政治の世界でもおこります。

すべての国が防衛と言って軍を保持しています。
その総予算は日本円で100兆円をこえると思います。
これだけのお金を社会改善に使えば防衛の必要がない安心安全な社会ができると思います。

外国の管理下にある土地をとれば自分の国がよくなるという考えは、失敗する思い込みではないでしょうか。
かつて日本はアメリカ、ヨーロッパに対抗して資源獲得のため周辺外国の土地をとりました。
アメリカ、ヨーロッパだけでなく、とられた国からも抵抗や反撃を受け、とった土地は全部とりかえされ、さらに前から保持していた土地までとられてしまいました。
本土も壊滅状態になりました。
日本は大失敗をしました。
とられた土地について返してくれと日本は外交をやっていますが、戦争した日本が悪いとされ、返してもらえません。

戦後は日本は外国の土地とりはやっていません。
反対に中国から尖閣諸島をとられそうです。
それでは中国がこのような侵略的行動をとって国がよくなるでしょうか。

世界は中国に対する警戒を深めつつあります。
日本に対してだけでなく、周辺国に圧力を加えて領土拡大を図っているからです。
中国は国がよくなると思い込んでいますが、そうはなりません。
中国は大失敗をすると思います。

ところで心配なのは日本です。
かつてアメリカ、ヨーロッパに対抗したように最近は中国に対抗して防衛力を上げています。
憲法解釈を変える、憲法を変えるなどの動きは、昔日本が歩んだ道を再び歩むことを暗示しています

中国と対抗しながら日本は再び外国の土地をとると国がよくなると思い込むような時代遅れの中国並みの国になる恐れがあります。