ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

社会と、所属する小さい社会、または個人の関係

2014年03月14日 | Weblog
原子力協定に関する石原慎太郎日本維新の会共同代表の考えが多数決による会の決定に反しそうということで石原共同代表は会から処分されるかもしれない状態になりました。
処分されると行き場がないので石原氏は会の決定に従うことにしました。
自分で政党をつくる力がないからでしょう。

政党と党員の関係は非常に厳しいものがありそうです。
政党の決定に従わないと幹部でも処分されるからです。

社会と個人の関係を考えていると頭がおかしくなります。
私は原発反対です。
しかし国や地方自治体が受け入れを決定し、私の家の近くに原発ができたら私は原発の危険性に直面します。
東京電力福島第一原発のように大規模放射能漏洩事故がおこると、私は恐らく放射能を被曝した上、避難し、故郷を失います。
国や地方自治体に私の幸福を奪う権利があるのかと主張してもどうしようもありません。
放射能被曝を恐れるなら、自ら故郷を捨て安全な場所に移住する以外に方法はありません。

社会と、所属する小さい社会の関係も厳しいものがあります。
名護市は市にある在日アメリカ軍基地拡大に反対です。
しかし国は拡大すると言います。
小さい社会の権利はどうなるんだと主張しても大きい社会は力で小さい社会を押しつぶします。

今、ウクライナのクリム半島ではどうも大半の住民はクリム半島のロシア帰属を希望しています。
しかし国であるウクライナは反対です。
アメリカやEUはどう考えているかというとウクライナ支持です。
ロシアのクリム半島への軍派遣は反対ですが、ウクライナの考えや、アメリカやEUの考えもしっくりしません。

社会と所属する小さい社会、あるいは個人の考えが同じならば問題ありませんが、現実、同じということはありません。
民主主義では解決できない大きな問題があります。
社会や個人の考えを改善することで考えの違いを小さくし、問題を小さくすることは可能と思いますが、改善は容易ではありません。

原発問題は、反対の理由を忍耐強く説明することで大半の人々の支持をえて国が廃止を決めることを求め続けます。