kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

ゲーム専用機メーカーの復権

2017-06-20 02:02:22 | 日記
再び日経平均は2万円台を回復しました。週末16日にNYダウは最高
値を更新しましたが、日本株にとって連動性の高いナスダック市場は
3日続落とまちまちの展開でした。それでも週明け19日の東京市場が
2万円を回復した要因の一つはこれまでFOMCでの利上げ後円高に
なるケースが多かったために今回もFOMC後の円高が警戒されました
が、FOMC開催中、冴えない経済指標で一瞬109円を割り込みました
が一段と円高が進まず今回は円高にならなかったことが安心感を誘っ
たようです。

FOMC後2日連続で日本株が三桁の上昇したのは波乱無くイベントを
乗り切ったことが大きかったようです。そしてそれ以上に上げの要因と
して指摘されているのは需給面です。トランプ政策の行き詰まりや円
相場の高止まりで日本株の2万円定着は難しそうだという見方は市場
関係者の間でも強まっていました。

内需銘柄の一部にはPERが市場平均を大きく上回り売り残高が積み
上がってしました。売り残全体も1兆円前後の高水準で推移している
ことが下げれば売り方の買戻しが期待でき安心材料となっています。
今月年初来高値を更新している銘柄の多くが高値警戒感から信用
売りが増加している銘柄が少なくありません。皮肉にも高値警戒感の
強さが株高を支えていることになっています。

19日の東京市場は124円上昇しましたが、時価総額上位のメガバンク
や自動車大手は三菱UFJの小幅上昇以外はすべて小幅のマイナスで
終わりました。値嵩株のファナックやソフトバンクなどが指数を牽引して
います。物色銘柄が偏っていることも投資家が先高期待を持てない要
因です。上値は重くても下値が固い相場は投資判断が難しいところも
あります。

19日の2万円回復で2日、5日、9日と今月はここまで4営業日です。これ
までは2万円定着は続きませんでしたが、今回は2万円固めが出来る
のでしょうか。自動車やメガバンクの低迷というハンデを背負って2万円
定着出来たのなら日本株の実力が増した証明になります。米国でのハ
イテク株の波乱から東京市場でも半導体関連銘柄の勢いは止まりまし
た。代わりに浮上したのが任天堂やソニーに代表されるゲーム関連銘
柄です。

ゲーム関連といえばこれまで主役はスマホゲーム関連でしたが、今回
は旧来のゲーム専用機の銘柄が人気だということです。1年前はポケ
モンGOの爆発的人気が東京市場を席巻していました。スマホゲームに
押されてゲーム専用機の時代は終わったと言う見方も一部にはありまし
た。1年後にこれだけの人気になるとは誰が予想したでしょうか。為替相
場や政治リスクなど外部環境の影響を受け難く夢のあるゲーム関連人
気は今の相場環境にピッタリなのかもしれません。

東京市場にはアマゾンやアルファベットなど競争力のある大手ハイテク
銘柄はありませんが、ソニーや任天堂のハード機器メーカーやコナミや
カプコンなど有力なソフトメーカーがあります。据え置くゲーム関連の復
権は本物になってきたようです。

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