今年は年明け早々前年の12月米国利上げによる新興国からの資金引
き上げを発端として新興国景気の不安から世界的な株安が進みました。
米国が利上げに踏み切り日米の金融政策の違いから年明け以降も円安
基調は続き米国経済の順調な回復期待から日本株を一段と押し上げる
といった期待は見事に年明けとともに崩れました。
しかし気温が上がると共に過度な景気不安は治まり株式市場にマネー
が戻り春爛漫とはいきませんでしたが、相場も幾分明るさが戻ってきま
した。年明け以降の波乱を乗り越え日本株は再び2万円を目指すといっ
た強気の見方も出るようになりました。しかし相場はその後伸び悩みま
した。
そして6月には英国国民投票で大方の予想を裏切りまさかのEU離脱派
が勝利して世界的な金融市場の混乱を引き起こしました。もっとも市場
が心配したほど英国経済は落ち込まずむしろポンド安による製造業の
輸出拡大が先行する形でプラス面を英国にもたらしました。企業業績の
堅調さを先取りするようにロンドン株式市場は上昇を続け世界の市場も
落ち着きを取り戻しました。日本株は100円に迫る円高にも拘らず日銀
の階差さえもあり夏場に円高・株安が連動する負の連鎖は避けられした。
そしてこの秋最大のイベントと見られていた米国大統領選挙は序盤戦
から中盤戦にかけてクリントン候補優位の展開ですすみました。投票日
まで2週間を切ったところで飛び出したのがFRBによるメール問題の再
捜査です。このニュースをキッカケにクリントン候補楽勝ムードは一気に
吹き飛び大統領選挙の行方はまったく結果が見通せなくなりました。
そして日本時間今日早朝入ってきたニュースは「FBI長官がクリントン
大統領候補の私用メール問題についての再捜査で訴追を求めないと
発言でした。このニュースを受け円相場は現時点(8:21)103円97銭の
円安水準です。ニュースが伝わる前には今日の東京市場は週末にな
っても米国株の下げは続き、引き続いて大統領選挙への不透明感か
ら下値模索の展開も予想されましたが、少なくともスタートは買い戻し
主導での株高で始まりそうです。
これで何とかクリントン候補が逃げ切れるという形になりそうですが市
場では英国国民投票のケースにあるように最後の最後まで分からな
いというムードは残りそうです。また今後の米国の経済政策を考える
と議会選挙結果などの不透明感もあります
振り返ってみると今年はほぼ半年おきに市場を揺るがす大きなニュー
スが飛び出しその度ごとに世界的な為替や株式市場の動揺を引き起
こすような事件がおきました。しかも英国離脱問題と米国大統領選挙
は直前まで大きな波乱無しと市場が織り込んだことです。おそらく今回
はBrexitと同じようなことにはならないと思いますが一度あることは二度
あるという格言もあり市場の緊張は投票結果が出るまでとけることはな
さそうです。
き上げを発端として新興国景気の不安から世界的な株安が進みました。
米国が利上げに踏み切り日米の金融政策の違いから年明け以降も円安
基調は続き米国経済の順調な回復期待から日本株を一段と押し上げる
といった期待は見事に年明けとともに崩れました。
しかし気温が上がると共に過度な景気不安は治まり株式市場にマネー
が戻り春爛漫とはいきませんでしたが、相場も幾分明るさが戻ってきま
した。年明け以降の波乱を乗り越え日本株は再び2万円を目指すといっ
た強気の見方も出るようになりました。しかし相場はその後伸び悩みま
した。
そして6月には英国国民投票で大方の予想を裏切りまさかのEU離脱派
が勝利して世界的な金融市場の混乱を引き起こしました。もっとも市場
が心配したほど英国経済は落ち込まずむしろポンド安による製造業の
輸出拡大が先行する形でプラス面を英国にもたらしました。企業業績の
堅調さを先取りするようにロンドン株式市場は上昇を続け世界の市場も
落ち着きを取り戻しました。日本株は100円に迫る円高にも拘らず日銀
の階差さえもあり夏場に円高・株安が連動する負の連鎖は避けられした。
そしてこの秋最大のイベントと見られていた米国大統領選挙は序盤戦
から中盤戦にかけてクリントン候補優位の展開ですすみました。投票日
まで2週間を切ったところで飛び出したのがFRBによるメール問題の再
捜査です。このニュースをキッカケにクリントン候補楽勝ムードは一気に
吹き飛び大統領選挙の行方はまったく結果が見通せなくなりました。
そして日本時間今日早朝入ってきたニュースは「FBI長官がクリントン
大統領候補の私用メール問題についての再捜査で訴追を求めないと
発言でした。このニュースを受け円相場は現時点(8:21)103円97銭の
円安水準です。ニュースが伝わる前には今日の東京市場は週末にな
っても米国株の下げは続き、引き続いて大統領選挙への不透明感か
ら下値模索の展開も予想されましたが、少なくともスタートは買い戻し
主導での株高で始まりそうです。
これで何とかクリントン候補が逃げ切れるという形になりそうですが市
場では英国国民投票のケースにあるように最後の最後まで分からな
いというムードは残りそうです。また今後の米国の経済政策を考える
と議会選挙結果などの不透明感もあります
振り返ってみると今年はほぼ半年おきに市場を揺るがす大きなニュー
スが飛び出しその度ごとに世界的な為替や株式市場の動揺を引き起
こすような事件がおきました。しかも英国離脱問題と米国大統領選挙
は直前まで大きな波乱無しと市場が織り込んだことです。おそらく今回
はBrexitと同じようなことにはならないと思いますが一度あることは二度
あるという格言もあり市場の緊張は投票結果が出るまでとけることはな
さそうです。
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