kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

アキレス腱

2022-08-08 07:23:13 | 日記
今週の日経平均は2万8000円を維持し、一段高になるのでしょうか。金曜日にはSQ
を控えていますが、木曜日は山の日の祝日で休場となるために週前半は2万8000円を
挟んだ攻防になるのでしょうか。今週で決算発表も終わります。お盆休みや夏休みで
既に市場参加者の減少が予想されます。

参加者の減少で売買高が少なくなり上にも下にも振れ幅が大きくなることも予想され
ます。注目の雇用統計は市場予想を大きく上回る結果でした。景気悪化への懸念が後
退する一方、FRBのタカ派姿勢の継続から長期金利が上昇してナスダック指数は小幅
安、NYダウは小幅高とまちまちでした。

ナスダック安は日経平均の寄与度が高い値嵩株の下落に繋がります。一方再び135円台
まで進んだ円安で輸出関連銘柄の追い風になります。また雇用統計の結果を受けFRBが
9月も0.75%の利上げを行う可能性も高まりディフェンシブセクターにも買いが期待で
きるのでしょうか。

米中の緊張で地政学リスクが高まったことや世界経済の失速懸念を抱えながら日経平均
は2万8000円を回復しました。悪材料も耐性が出来つつあるのかもしれません。もっと
もこれだけの円安でも原材料高や物流費の上昇やサプライチェーンの混乱の影響もあり
円安での業績押し上げ効果は期待されたほどではありません。

また中国では「中国のハワイ」と称される海南省三亜市は新型コロナウイルスの感染拡
大を抑えるためのロックダウンに踏み切りました。ゼロコロナという政策堅持は今後も
経済を圧迫する不安材料として残るでしょう。日本でも感染者の高止まりが続いていま
す。年明け以降世界で広がったオミクロンの感染者が日本では少なかったことから免疫
を持たない国民が多いことが感染急拡大がなかなか終息しない要因とも言われています。

このように重症する人は少ない一方感染力の強いオミクロン株は手ごわい相手です。今後
も中国経済のアキレス腱となりそうです。中国関連銘柄には注意が引き続き必要です。

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