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Peanut scale.....fly above the rest!

伝説のピーナッツ・スケール
原始的?もしかしてハイテク?な、ゴム動力スケールモデル

Percival "Mew Gull" No.5

2025-03-28 | PEANUT SCALE MODELS



紙貼り前にはいつも緊張しますね。
「これじゃ貼るのにマズイでしょ!」なんて箇所を貼る前に発見してしまうのであります。
サンディング不十分、シワがよってしまいそうな骨組み部分、その結果が解るのは紙貼り後ですから始末が悪い!
焦って始めるといつもどこかにミス発見、今回も微妙な個所が見つかりましたので修正してから始めました、それでもまだ色々何か出てくるんでしょうね・・・




主翼はガセットで対策済ですからひ弱な後縁材は頑張ってます。
今更ですがあとほんの少し上反角追加しておいた方が良かったのかも、そんな予感がしないでもない・・・
「何を今更!」なんですが。

白をブラシで吹いてから貼っても良かったのですが、胴体の曲面やノーズ部分を貼る時には地獄ですから貼ってから吹くことにしました。




胴体は面倒な所から始めます。
昔はどんな事しても1枚で貼るためにかなり無理な力をかけてましたが、最近ではあっさり分割しちゃいます。強引に引っ張ると今度はバルサが音を上げそうで心配になったりしますから。




この僅かな曲面なんですが全体を1枚の紙で貼るのは難しいんですよね。
ここで本当の「しわ寄せ!」が必ず何処かに現れます。




何とかなったら側面を貼ります。
この状態で一度少しだけ霧吹きします。そこでシワが出そうなところ、逆にシワが消えそうにも無いところがあれば追加の角材で応援を出したりします。
もちろん胴体の下側から修正するため底の紙貼りはいつも最後になります。




少しずつ適度に湿らせながら様子を見ます。何処も問題なければ最後に胴体下部の紙貼りをします。




曲面部分のストリンガーが紙のテンションに負けて綺麗なRが消え直線状になってしまう時にも胴体内から修正します。

「紙でラインを乱さないで!」
そんな機体をいっぱい見ますから・・・




乾燥後に主翼の捩じり下げをチェックして、狂っているようならもう一度濡らして固定します。




最後になってどうやってフィレット付けるか悩んだりします。
紙だけでは心配なので極薄バルサのお世話になる方が安心でしょうかね。

それではいざっ!
「白」吹きます。



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Percival "Mew Gull" No.4

2025-03-11 | PEANUT SCALE MODELS




設計者エドガー・パーシバルは単発低翼機「パーシバル・ガル」の成功に続き、より小型の専用レース機を開発しました。その機体を E1「ミュー ガル」と命名しました。そして5機作られたミューガルは微妙にスタイルが違いますが、個人的な感想としてこのG-AFAAの機体が一番美しい思っています。このE3H型は、翼と尾翼がわずかに小さいものの、外観は以前の機体とよく似ていました。内部は完全に新しい設計で1機のみが製造され、エンジンはジプシーシックスシリーズIIを搭載していました。エドガー個人の専用機としてG-AEKLに代わるもので、1937年のキングスカップ航空レースでのレースでは3位に入賞しました。パーシバルは1937年から1939年までの3年間この機体でレースに出場しました。

レースに出場する場合には機体にナンバーが追加されますがG-AFAAで写真が残っているのは、このナンバー無の機体、3番、20番、23番の4種類で「3番」機のみ胴体のストライプが変更されています。

このナンバー無の写真は製造初期に撮影されたのでしょうか、塗装の劣化もなく全体の美しさが際立っています。




次にキャノピーを作る事にしてバルサブロックを探します。今までに作った木型の箱の一つになんとピッタリな形状のものを見つけました!もちろん前後方向のサイズは違いますが「イイトコドリ」すれば完全にフィットします。




スピンナーも一緒に作ります・・・
最近バルサブロックも軽くて良いものが無く、しかも高くなりましたね。木型用には少しハードなバルサを選びますが、タイヤとかスピンナーは軽いソフトなバルサが必須です。




ノーズのラインとスピンナーの形状が合わないと不自然
何度も削りながら修正します。




「カタチ」が決まったら極薄の瞬間を染み込ませ最後にスポンジのサンディング・マットで仕上げます。





スパッツも完成です。
差押し込み具合の調整が難しい・・・
緩すぎても硬すぎてもダメなんですが、調整には謎の接着剤を使っております。




キャノピー後部の接着部分にバウスッドを追加して接着し易くしました。




これから紙貼りを始めまーす!



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Percival "Mew Gull" No.3

2025-03-03 | PEANUT SCALE MODELS




胴体のカタチは一応完成しましたが修正する箇所もあります。

「それで何処か進展したの?」 「失礼な!ノーズ・ソケットが出来てます」
なにかと面倒なんですコレ。




差し込んでみて隙間が出来ずにしっくり収まって、その上スムーズに外すことが出来る・・・
まあそれが理想なんですがそこを求めていつも時間かけてます。




外形のサンディングが終わって
まあ気に入らない部分もございます、が・・・




ズッシリ重さを感じるので内側を削り取っておきます。

「ノーズにバラスト積むんだったらそんな事する必要ないのに?」なんて聞く人がいますが、たとえこの機体がテールヘビーになったとしてもソレとコレとは違います。「common sense」ではないけれど感覚的にも、そして見えない所でも「modeler's production sense」という事にしておきます。

こんな状態にしておいてもっとブロックの先端に穴を開けて鉛玉を埋め込んで隠してしまった方が遥かに美しい!と思います。




削り過ぎてスピンナーのサイズと合わないことが起きないように航空べニアで防御してからサンディングします。




胴体裏側のラインも綺麗に収まっていれば良いことにして・・・





面倒な空気穴が残っていました!
ここを開けると肉厚が確認できたりして楽しいのですが・・・

昔は過激に攻めておりましたが最近はそこまでしなくなりました、ホドホドです。




脚は「衝撃吸収そして最後はハズレマス」方式にしてみました。




主翼をはめ込んでみてピッタリ収まったら前縁に出来た迎え角分の2mm程ある段差をバルサ追加して修正します。




これで主翼は所定の位置に収まりました。コレを基準にしてプロペラのスラストと水平尾翼の調整で飛びますようにお祈りします、あとはいつもの「神頼み」です。




「ミューガルの美しさ」が残っていますように・・・



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