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Peanut scale.....fly above the rest!

伝説のピーナッツ・スケール
原始的?もしかしてハイテク?な、ゴム動力スケールモデル

Waco E 24th Anniversary

2024-11-29 | PEANUT SCALE MODELS






某所での常設展示から2年ぶりに我が家に帰ってきた「ワコー E」ですが、またいつもの格納庫へ収まる前に記念写真を撮りました。奇跡的に今でも壊れず生存していますが一体いつ頃作ったのかを調べてみました。古いパソコンの写真フォルダーに製作当時の写真が2枚残っていました。1枚はエアーブラシの塗装が終わりデカールを貼る前の写真で2000年5月18日、もう1枚は完成後の写真で2000年6月27日でした。ですからこの機体が完成したのは2000年6月頃であろうと思われます。24年ってかなりの年代物ですが段ボール箱に入れて保管していますので目立った汚れも無くゴムを切断して補修した記憶もありませんから外観はそんなに年月を感じさせることはありません。経年変化でゴールドの塗装部分が少し輝きを失っているような気がしないでもない・・・程度です。


  2000.05.18


2000.06.27


当時この写真を撮ったのはどんなカメラ?
ファイルのプロパティからオリンパスのキャメディアC-3030ZOOM。
因みにお値段はメーカー希望小売価格(税別)125,000円、発売日は2000年3月18日、今思えば高い買い物。家の中にはフィルムカメラがゴロゴロしてますからどちらかと言えばデジカメなんて新しい部類ですがそれでも20年。




補修と言えば一度アメリカへ持って行って飛行させたことがありますが、その飛行会の直前にリノのエアレースを見に行きました。車の中に一日中放置しておいたら高熱&乾燥に耐え切れず水平尾翼が見事に捻じれてしまって大変!

ホテルに帰って水で濡らしながら紙を剥がしバルサの角材を修正し貼り直す作業を行いました。何とか翌日の飛行会には間に合い何事もなかったように飛んでくれ恥をかかずに済みました。




リノ・ヒルトンの部屋で修理中の写真


同じくカリフォルニア州マガリアに住んでいた頃のビル・ハンナン(Bill Hannan)さん宅でも彼の机の上で撮った写真が残っていました。




帰り際家の外で「ここで飛ばそうか?」って彼に聞いたら「お前の仕事がまた増えるからやめろ!」って言われました。




ピーナッツ「長生きの秘訣」は何なのかわかりませんが自然風化させないことも重要ですが保管状態にも色々な「掟」があるのかもしれません。幸運にも綺麗な状態で今も残っている機体はそんなに多くはありませんが、我が家では一番多く「外出」した機体には間違いありません。

セイヤー・サイムさんとの出会い



セイヤーさんとは2002年9月にカリフォルニア州サンノゼのインドア飛行会で初対面。その頃彼は小型飛行機のパーツを取り扱う会社に勤務しながら地元サンフランシスコのベイエリアにある模型飛行機クラブ「Marin Aero Club」で活動されていました。当時ペックポリマー社からレジン製の美しいワイヤーホィールが発売されたのを知り早速奥様のサンディー・ペックさんに注文したことがあります。そのワイヤーホィール製作者が実はセイヤーさんだったことを知り、彼の作った車輪を取り付けたウォーターマン・ゴスリング・レーサー(Waterman Gosling Racer)も当日持参しました。その写真はこちらに紹介されています。

A Visit with Jiro Sugimoto

2004年にコネチカット州に引っ越してからは音信不通でしたが、その後彼の名前を偶然模型雑誌で見つけることが出来ました。20013年には「Fly RC Magazine」の編集長、20014年には雑誌「Flying Models」の編集者となり、そして2015年には「Flying Models」のオーナーになっていました。長年の財政難の末にCarstens Publicationsの社長 Henry Carstens氏は2014年8月に出版事業の永久閉鎖を発表しましたのでその後に彼が事業を引き継いだのかもしれません。
話はどんどん脱線していきますが「フライングモデルズ」という雑誌の歴史は大変に古く最初は1928年にPeriodical House,Inc.という会社から「フライング・エイセス」(Flying Aces)という名前で模型雑誌が発行されました。そして1947年に雑誌名が「フライング・モデルズ」(Flying Models)に改名されました。1969年にはカーステンズ・パブリケーションズ(Carstens Publications)が事業を買い取りました。そして現在は「Flying Aces Press」と社名も変わっています。しかし今は雑誌の発行は無くセイヤーさんは版権を持つ古い図面の販売や模型関係の仕事を続けているものと思います、模型の世界から足を洗えない人なんですね。


話は変わって・・・
こちらはクローゼットのコレクション

https://blog.goo.ne.jp/jiroaerop2024

キット、プラモ、エンジン、書籍諸々

また話は変わって・・・
日本全国道路標識の旅はこちらです。

今回は何故か飛行機一杯! (実機ですが)

https://jiroaerop.blogspot.com/

主に北海道と九州、そして好みの山々の記録です。



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Nieuport Type XI 1914 No.7

2024-11-15 | PEANUT SCALE MODELS



初飛行で壊す前に記念写真・・・
気になるのは
張り線がかなりの抵抗
小さな垂直尾翼
微妙な調整が出来ないスラストライン









11月に入ったら異変・・・
嬉しいことです!



それではまた

次期戦闘機は最愛の・・・



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Nieuport Type XI 1914 No.6

2024-11-09 | PEANUT SCALE MODELS

いよいよ完成が近づいて来ました。
塗装後は何も触れていなかった主翼にラインを入れます。何色か試しに切って貼ってみましたがどれも違和感ありで悩みました。色が濃すぎると目立ち過ぎて目がそこだけに行ってしまう・・・薄いと存在感まるでなし!接着方法もスプレーボンド、薄めたボンド、紙貼り用の糊など選択肢がありますが最後に決まったのは紙貼り用の糊(アクアピット)。理由はスプレーボンドが一番簡単なのですが年月が経つと乾燥して剥がれて来る、しかも細いので接着力が弱く危険。薄めたボンドははみ出したところだけボンドの光沢があってきれいに拭き取らないと見苦しい、しかも拭き取る時に折角直線に貼ったラインが歪んでしまう・・・
もうひとつの大きな問題は水分でこの細い紙が波打ってしまい直線に貼れない! ってことでしょうか。最初に少し濃い目の糊で両端を止めてから面相筆で紙の隙間から染み込ませる方法で貼っていきます。




張り線用の糸が通る所には紙貼り前に細いパイプが瞬間で取り付けてあります。IMのノイズレスパイプをライターで炙って0.5mm径位になるまで引っ張って作ったものをリブに接着します。




ウインドスクリーンは銀色で縁取りしたらプランク部分に剃刀で切り込みを入れ、そこに挟んで裏側から瞬間でとめています。




ランディングギアの部分は木目が残るようにサインペンで着色してから最後にクレオスの薄いクリアーを塗りました。




主翼を取り付ける前の最終チェック。張り線作業を始めたらもうこの付近には手を入れたくありません。




そして主翼を差し込んだら左右の上反角チェックしながら張り線作業。
張り線はゴム製ですからテンション自由です。
このゴム製の長所・糸のように緩くなった時にたわんだりしない、衝撃で緩んでしまって醜い状態になることはありません。短所・張り線の本来の目的が十分に果たせないので翼を強制的に捩じりたい時には不向きです。まあ、言ってみれば「飾り」ですから緩んでしまってみっともない「絵ズラ」にならないように出来ることかも・・・




主翼に上面と下面はラインが貫通していますからテンションを整えて・・・弾いてみてみんな同じ音階?にします。




「最後の小物」コントロールホーンを作ります。材料は薄いアルミの板、ビールのアルミ缶側面程度なんですがそれよりは少し硬さがあります。




大まかなサイズを決めておかないと不似合いな「ブツ」が出来てしまいます。




取付ける位置に見合った幅とか高さがあるんですね。
ピンバイスで0.3mmの穴あけします。




差し込んでこんな感じ・・・
位置が決まったら瞬間を流して鉄色の塗装をします。




胴体に仮付けしてみます。




ワイヤーホィールを取り付けます。
シャフトが少し細いので瞬間塗って調整。




尾翼のコントロールラインが操縦席後部の両脇から胴体内に入ってきますがその場所は飛行させるときに一番重要なホールド部分・・・ですから少し位置を変更します。




コントロールラインは水平尾翼の取り付け角を変更する時には邪魔ですからテスト飛行後に張っても宜しいのですが、ここは「けじめ」という事で・・・




主翼の張り具合と比較するとかなり緩めです。それにしても垂直尾翼が小さ過ぎませんか?

張り線作業終了です。
もう触りたくない!




プロペラブレード作ります。エンジンカウルに干渉しないように・・・




使えそうな簡易治具を見つけて。




木目仕様の紙を貼ったらソケットに取り付けます。




もちろん裏側はいつもの可変仕様。コンパクトなのは良いけど動き過ぎて微調整が出来そうにありません。
でも何とかなるでしょう・・・


これですべてのお仕事は終了です。
最後に出来ることと言えば飛ぶようにお祈りするだけです。


        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


話は変わって:

日本全国道路標識の旅はこちらです。

https://jiroaerop.blogspot.com/

主に北海道と九州、そして好みの山々の記録です。



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