Peanut scale.....fly above the rest!

伝説のピーナッツ・スケール
原始的?もしかしてハイテク?な、ゴム動力スケールモデル

Steve Wittman Tailwind G-BMHL no.15

2015-09-06 | PEANUT SCALE MODELS

長い&長い夏休みでした。
8月に入ってからは庄内やまびこイベント用のピスタチオ2機を仕上げるのに1週間、イベントが無事終了したあとは糸の切れた凧状態で山野を駆け回り、後半は天候不順で登山は敗退の連続。

そろそろ涼しくなってきたので気を取り直して再開するも・・・

コックピット内の完成でもうすべてが終わったかのような錯覚、しかし現実はそんなに甘くない。アレやってコレやってその次は?なんて考えてたらまだまだ道のりはかなり長い。
それでも心折れずに「一夜一品」覚悟で再始動です。

再始動手始めにシートベルトとパネル上面にある球形のコンパスを作ります。ブランクは真摯に受け止め、時間から来る焦りは水に流します・・・

そしてコックピットを封印するのが最初の重要なお仕事、いろいろなフィルムを探します。面積が広いのである程度の強度とクリアーな素材を選ぶ事は出来ますが測ってみると驚くほどの重さになります。満足できる状態ならば1グラム・・・しかしそれは使えません。色々なフィルムをあてて見ながら透け具合や指で押さえたりして強度を調べますが、強度的に満足できるフィルムですと表面もフラットで反射もきれい、しっとりとした雰囲気も良いのですが何か厚すぎる感じがしないでもない。素材としてはちょっとオーバースペックなんでしょうね。それに重さもバカにならないし、ここは限界までどんどん薄くして、クリアーな感じもどちらかと言えばちょっと使い古したサングラス、いや30年以上乗り続けた車のフロントガラスのワイパー痕が残った感じ・・・みたいな、いかにも浅い傷がありますよ的な雰囲気を目指します。天井面積としては広いのですが中央部分にも0.2ミリのバスウッド製フレームが入っていますからへこんだりしません。
そして使うのは極薄フィルムになりました、飛んでる時にへこまないギリギリの選択ですが、なんとか持ちこたえそうです。






決まれば早い!大きめのサイズに切って薄めたキャノピーボンドで貼ります。余分な箇所はカミソリでズボッといかないよう手加減しながら回りを切り取ります。主翼の中央スパー部分はありません、あるのは2本の葦のストローだけです。横からのショックにはどうでしょうか、翼端から落ちたらダメかも・・・







アルコールと綿棒でお掃除したらオレンジの縁取りでマスキングします。フィルムはサイド3箇所、天井面4箇所しか接着してませんからこの細いマスキングも大切な強度部材?なんです。これで胴体を捻ってもフィルムにシワが寄る事もありません。
見えないところにピンバイスで空気穴を数カ所開けておきます、それほどの気密があるのかどうか・・・一応はじけない為の対策です。
気に入らなければ剥がす覚悟でしたが、ガラス窓はこのペラペラ感がホームビルト機ぽくって合格としましょう。






あとは翼差し込んだら完成!だと思ったら大間違い、苦難の道はまだまだ続きます。「一夜一品」テールはスキッドでも?ダメですよ!
缶ビールの薄いところ必要ですから1本飲みます、いえ必要ですから・・・



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