Peanut scale.....fly above the rest!

伝説のピーナッツ・スケール
原始的?もしかしてハイテク?な、ゴム動力スケールモデル

Walt Mooney's Piper PA-15 Vagabond 

2022-04-24 | PEANUT SCALE MODELS
ムーニーさんちのバガボンド・・・





私が過去にバガボンドを作ったのはピーナッツを始めた最初の頃、重かったけど素性が良かったのか?偶然か、10グラム近くありましたがかなり豪快に飛んでくれました。二作目はムーニーさんが亡くなられた1990年、我々の会報にその特集記事と一緒にピーナッツ図面を掲載しました。そしてその図面からメモリアルのワンデザイン競技を行った時。三作目は黄色ではなく白とグリーンのカラーが新鮮なイギリスで飛んでいるバカボンドの写真を見た時の3機です。





主翼の長いJ-3カブをピーナッツ・サイズにすると胴体が細長くて若干貧弱な感じがしますが、バガボンドは短めでボリュームのある胴体ですが主翼とのバランスも良く存在感のあるピーナッツとなります。

ムーニーさんのバガボンド図面は73年7月と87年5月に二枚別のものが描かれています。





実機のバガボンドには1988年にカリフォルニア州サンディエゴ市の北東ギレスピー・フィールドのあるサンディエゴ・エアロスペース・ミュージアムのハンガーで会うことが出来ました。ハンガー内はまるで「ムーニーさんのおもちゃ箱」のようでした。フォルクス・プレーンの初飛行テストパイロットを勤めたのもムーニーさんですが、彼はあの「空冷フラット・フォー」エンジンがお好みでハンガー内には赤いカルマンギアも置かれていました。机の上には作りかけのピーナッツ機があり完成機も数機並んでいます。傍らにバガボンドとカルマンギア、上空を飛行する小型機のエンジン音を聞きながらこんな環境でピーナッツと向き合うことが出来るなんて・・・まるで夢のような時間を過ごせます。





今回この機体を作り始めた動機はおぼろげなんですが、昔撮った写真のネガが大量に見つかりそのまま処分するのも可哀そうなので、どんな写真なのかスキャナーで取り込んでパソコンに移すことにしました。その中にたくさんのムーニーさんとバガボンドの写真が見つかり懐かしく思って作り始めたのかもしれません。





どんなに急いでいてもボール紙でラミネート用のテンプレートは作ります。最初の頃はその時間も無く、水で濡らした角材を図面上に乗せピンセットで押さえながらカクカクの曲線パーツを作ってました。





今ではバスウッドも使わずすべてバルサとなりました。軽くはなりましたが接着剤の染み込みが薄いところは強度的に問題ありで、危険な個所は薄手の瞬間を流しています。





捻ってみると頑張れる子か紙の引っ張りに負けそうな子かがわかります!
張り線が通るところはピンバイスで穴を開けますが、角材だけでは心配ならそこにもガセットを付け加えておきます。





主翼も平均的なバルサを使い特に問題なく出来上がりました。前縁・後縁財はいつもの専用材です。






翼端もラミネートですがこのパーツだけの上半角、先端で3mm程度が必要です。





1枚の主翼に仕上げてしまいます。片翼だけ上半角分のカイモノ(今回はサンド・ペーパーを貼り付けたブロック、通称ハレパネ)に乗せたら翼の中央部分を作ります。





もう片翼も同じ作業をしたら完成です。ガセットは最後にサンディングしておきます、気分的な問題ですが。





忘れないために、そしてもう一度作る場合の記憶として重量だけ測っておきます。今度作る時にはきっと忘れてると思いますが・・・














どれも平均的な重さ?ですね。同じバルサで作ってますから重量の変化もそんなにありません。
うれしいことなのか、進歩が無いって事なのか?


(続く)









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