JA8MEMのつれづれ日誌

趣味のアマチュア無線での出会いやカメラ片手の散策の出来事を写真とともに綴るブログです。

“真空管ラジオの世界”...

2011-05-26 21:17:08 | アマチュア無線
 レトロな雰囲気を醸し出す木目の箱に入った真空管ラジオ...。戦前から戦後に作られた真空管ラジオ31台を展示する“真空管ラジオの世界”展がNHK函館放送局ギャラリー彩で開催されており、今日見学させてもらった。

 
 アマチュア無線の仲間でもあるJA8HJZ松坂さん、JA8FOR松戸さん、JA8CZR能登さんの3人が開いたもので、国内はもとよりアメリカ製やイギリス製のラジオに自作のラジオも並べられ、もちろんすべてが現役で放送を楽しむことも出来る。

   
 3人は友人から譲り受けたもの、オークションで競り落としたもの、東京秋葉原の古物商で探し出したものなどそれぞれに思い出深いものがあるそうだ。特に昭和17年製の「国民1号型 第百二十三号受信機」、箱の質の悪さが当時物資の調達がままならなかったことを物語ってくれているし、また、昭和初期に作られたという「レフレックス式ラジオ」はレトロ調なデザインが気に入った...。

 

                        
 自作も趣味にしている松坂さんは、子供の頃模型飛行機の組立が興じてラジオの組立に変わり爾来70年近く手から半田ごてを離したことがないとのことで、「一つ一つ部品を集め作り上げていく楽しさは何物にも代え難く、また、真空管ラジオは同じ部品を使ってもスピカーから聞こえる音は全部違う。それが手作りの楽しさかなあ...。」と話してくれた。

 
 そんな話をしているときにも、昨日(25日)NHKテレビで放映されたこともあって、昔のラジオ少年たちが見学に訪れ当時の話しに華を咲かせてくれる。また、こんなに大切に保存されているなら自宅にある真空管ラジオを差し上げたいという方もおり、松坂さんも「ラジオ博物館でもつくろうかな...。」と冗談ぼくも真剣に眼差しで呟いている...。

 

                         
 大正14年(1925)にラジオ放送が始まってテレビが普及する昭和36年(1962)頃までの間、ラジオは情報、娯楽の中心でほとんどが真空管が使われていた。そんな真空管ラジオに魅せられた3人の初めての展示会...。懐かしいデザインのラジオ、温かくも柔らかな音が楽しめるラジオ、会場で目にし、耳にしてラジオ全盛時代を思い出してみるのも楽しいかも...。
 展示会は、29日(日)まで...。是非、足を運んで見ては如何でしようか...。


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