昨日吹雪の札幌・大通公園に咲き始めた“クロッカス”の花を見つけ、遺愛学院の“クロッカス”はどうだろう...、と早速車を走らせた。先週所用の途中で訪れた時は、入口にいる守衛さんから「咲いているようだけど、まだちょっと早いようだ。今年は少し遅れている...。」といわれていただけに期待が膨らむ...。
入口で守衛さんに「クロッカスを見学させてください。」とお願いすると、笑顔で「どうぞ、楽しんできて...。」と快く車を入れてくれる。ホワイトハウスと呼ばれる旧遺愛女学校宣教師会館に向かうと、周辺の芝生一帯に白や紫の花が開き、鮮やかなコントラストを描いている...。
少し冷たい風が吹き、陽が雲に隠れていたこともあって花びらが全開という感じではないが、それでもふっくらとした花々は春を彩っている...。クロッカスはアヤメ科の多年草で、春を告げる花として親しまれている。10cmの背丈に白や紫の可憐な花を咲かせ、花びらが風に揺れる様は、見ているだけで心を和ませてくれる。
初めて見に来たというご夫婦もカメラを手にクロッカスに向き合っていたが、「こんなに綺麗だとは思わなかった...。ここは函館でないみたい...。」と花を踏みつけないように気遣いながら楽しんでいる...。
ところで、旧宣教師館は、アメリカから遺愛学院での教育のために来られた先生方の住居として明治41年(1908年)に建てられた建造物で、西洋風建築としての価値が高く、平成13年(2001年)に国の重要文化財に指定されており、その白壁から通称「ホワイトハウス」とも呼ばれているそうだ。それにしても、この建物にクロッカスはピッタリ...。
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