先日新聞に「復元工事が進み、外観を現した箱館奉行所」の報道があった。6月の一般公開の際「8月から工事現場を覆っている建物が解体され、秋には奉行所の建物の姿がみられる。」と聞き、期待をしていただけに早速見学してきた。
これまで復元工事は巨大な覆いに囲われた中で行われていたが、外装部分がほぼ完成したこともあって外壁を保護する覆いを取り外した。この後、内部の壁の塗装など内装工事が行われる。
6月に行われた一般公開も見学してきたが、覆いがないと奉行所の威容を誇る建物には感動する。まさしく1864年(元治元年)に建設されて以来140年余を経てその姿を現したことになる。中央部の「太鼓櫓」、16.5mの高さ故に「箱館戦争時には箱館湾からこの屋根が見えていたため、これが標的にされ、大砲の弾が命中した。」と記録にあるそうだ。
公園内の土塁に登り眺めると以前からあるか如くに佇み違和感がない。春、サクラの咲く頃には外構工事もほぼ完成、夏にはオープンできるようだ。楽しみですねえ~....。
ところで、公園には明治期の解体を免れた築造当時の建物として「兵糧庫」がある。「この建物は、奉行所時代や箱館戦争当時は食料庫として使用されたもの。」(案内書から)で大きさは約60坪ある。損傷が激しかったこともあり昭和47年と平成14年の二度に渡り保存修理が行われ、数は少ない五稜郭をはじめ箱館戦争に関連するものを展示して毎年夏に一般公開されている。
明日で今年の一般公開は終わるとの看板が掲げられており、中に入らせてもらった。まず驚いたのは、未だに檜の香りが残っており、管理兼案内を担当する鎌田さんに尋ねると「平成14年の改修で使用した床板の檜材が8cmの厚さがあり、香りが抜けずに残っているため。」とのこと。ただ、若い人はこの香りを知らずに「かび臭い...。」という人もおり、鎌田さんも理解させるのに苦労されているようだ。
これまで復元工事は巨大な覆いに囲われた中で行われていたが、外装部分がほぼ完成したこともあって外壁を保護する覆いを取り外した。この後、内部の壁の塗装など内装工事が行われる。
6月に行われた一般公開も見学してきたが、覆いがないと奉行所の威容を誇る建物には感動する。まさしく1864年(元治元年)に建設されて以来140年余を経てその姿を現したことになる。中央部の「太鼓櫓」、16.5mの高さ故に「箱館戦争時には箱館湾からこの屋根が見えていたため、これが標的にされ、大砲の弾が命中した。」と記録にあるそうだ。
公園内の土塁に登り眺めると以前からあるか如くに佇み違和感がない。春、サクラの咲く頃には外構工事もほぼ完成、夏にはオープンできるようだ。楽しみですねえ~....。
ところで、公園には明治期の解体を免れた築造当時の建物として「兵糧庫」がある。「この建物は、奉行所時代や箱館戦争当時は食料庫として使用されたもの。」(案内書から)で大きさは約60坪ある。損傷が激しかったこともあり昭和47年と平成14年の二度に渡り保存修理が行われ、数は少ない五稜郭をはじめ箱館戦争に関連するものを展示して毎年夏に一般公開されている。
明日で今年の一般公開は終わるとの看板が掲げられており、中に入らせてもらった。まず驚いたのは、未だに檜の香りが残っており、管理兼案内を担当する鎌田さんに尋ねると「平成14年の改修で使用した床板の檜材が8cmの厚さがあり、香りが抜けずに残っているため。」とのこと。ただ、若い人はこの香りを知らずに「かび臭い...。」という人もおり、鎌田さんも理解させるのに苦労されているようだ。