運動部を薦めます

2010-08-02 10:17:45 | 塾あれこれ
山口塾の中学部でも運動部を勧めていました。
今でもお問い合わせを受ければ薦めます。

難関校受験には運動部は向かないと言われることが
世間にはあるのではないでしょうか。
習い事でも、時間や神経をつかうものは
少なくとも受験期では遠慮を願いたい、という塾は
今でも多いのではと思います。

私は経験上からも、そのようなことはないと言います。

もちろん生徒のその時点での実力と受験先の難易度と
の関係で、運動部きついなあ、という人もいます。
けれどおおむね運動が勉強に与えるマイナスは少なく
プラスの面が数多くあるように思います。


何度も当ブログで書いていますが私は運動オンチで
そういう活動の経験はほとんどありません。

そこで運動部というものをよく分からないところが
あると思います。

それでも運動部を勧めるのは、社会に出ても
体力とか対人関係などでクラブ活動はよいと
気付いたからです。

更に塾に入って以降、運動部の生徒の受験成績がよい
ことに気付きました。
目標に向かって突っ走れる人間が多いということが
受験でもよい結果を出すのでしょう。

山口塾のころはむしろこちらから勧めていましたね。


くりかえしますが良く分からないところもあります。

私にはステレオタイプのイメージしかないので
個別には違うことも多いかもしれませんがね。

桑田真澄さんの著書が気になります。
運動部にもかなり妙な「文化」があると指摘されて
いるのでしょう?

勉強に影響がないともいえないので、非科学的な伝統は
変更してもよいのかもしれませんね。

私が不思議だったのが、たとえば野球部
キャッチボールをしながら大声を掛け合いますね。

ああいうの、あまりピンとこないのです。
非運動部としては。

ただ最近思うようになったことがあります。

昔、応援団をやりたいなんて人間が若干いましたが
「どこが良いの?」ですよね。

でも、ガクランから重い旗から「うい~っす」まで
それをすべてひっくるめて「良い」と思い
それをやりたくて応援団に入る人もいたわけです。

野球部も二列に向かい合ってボールを投げながら
なにか大声で叫ぶ、あれをやりたいのでしょう。

「これがよいのだ」と言われれば「どーぞ」としか
言いようがありませんからね。

アイドルだと言われて、どこがよいの?、こういう
トシになってしまいました。
「~っす」が良いのなら認めるしかありませんね。

もし影響力を及ぼすならば、そうなる前なのですが
他人から口の出せることではありません。
ひそかに(なんじゃそれ)と思うだけです。


ただね、近頃の40代くらいから下の人に見られる
(日本文化の退化)はあれでよいのかね?
欧米人の真似をしても猿としかみてくれないのに。

大阪で幼児を二人殺したフーゾクの方がおられます。
信じられない事件ですが、役所を初め周りの社会も
どこか壊れているように思えてなりません。

そんな日本だったかなあ?

いまの若い方はそれで良いのでしょう。
結局、母親個人の責任。
二人の命を残虐に絶った者は死刑!

確かにそうなのでしょうが
なんともならなかったのですかねえ?

けれども「我々はこれで良いのだ」といわれたら
仕方ありません。
「うい~っす」で好きにやってもらうしかない。


じゃあ、あなたは塾で何かトライしているのか?
こう聞かれると本当に困ります。

自らの価値観を教育と称して押しつける、これは最悪。
たとえそれが立派な正しい価値観であっても。

違うなあ、と思っても「そうかもしれない」として
仕事をしなくてはなりません。

もし、本音を気かれればそのときはキチンと言いますが
そういう場合は少ないものです。

塾って、スキっといかないお仕事ではありますねえ。