バラマキと脱税とどう違うんだろうか

2009-12-24 11:26:27 | 塾あれこれ
同じことの繰り返しで恐縮です。

広島県の新知事が仕事の緒についたとたん
選挙では何も言っていなかった「役人の給与増」を
お手盛りにしました。

一年間で80億円と見込まれるそうです。

若い知事が初当選という、商品価値があるうちに
普段ならばやりにくいことをやっちゃえ、と。

ついでに県議の給与も5%アップです。

(細かく言えば給与アップではない、とか強弁される
 と思いますが、実質は「お手盛り」です)

まず隗より始めよ、と県議数を減らして後ならば
まだ話は分かりますがねえ。

いいご身分です。

政治には金がかかるのだそうですが、覚悟の上で
県民のために選挙に出たはずじゃなかったの?

県議が貧乏で首くくったという話は聞きませんが
それにお手盛りで5%も上げちゃうということは
「次期当選する保証はないから今のうち少しでも
いただけるものは」と思っちゃってるのかしら?


知事も今回知事派の7割の県議も、県民によせる
シンパシーがありませんな。
公明まで乗っかっちゃって。

政治家として、まず財政を立て直すことを考えている
様子が見えません。

その志があるなら議会採決の前に説明責任を果たそうと
したでしょう。

知事は地元のTVに出て、県民に説明し理解を求める
べきでした。
それほどの重大なことでしょう、違いますか?

それともお手盛りだから重大事ではなかったのかな。

こういう姿勢の政治家が次に何をするか?

生活関連予算の削減!
そうなのです、「身内」の給与は上げておいて・・

この予言が当たらないことを願いますが。


県の職員にも妙な被害者意識があるのでしょう。

やれ政治家が赤字をつくった、だの
県民も悪い、だの。
無関係なのに今まで我慢した、だの。

繰り返しますが、民間で通じる論理でしょうか?

JR、の経理が、運行の安全体質の欠如に関して
「オレは経理だ、無関係」といえますか?

県の職員には赤字を作った、見逃していた、そちらの
側にいたという責任があるのです。

給与カットを続ければ仕事の手を抜く、とは人として
どうかと思うのですが、私、間違ってるかなあ。

財政に与える「効果」ではバラマキも脱税も同様の
ものがありそうです。
80億の脱税!
(そうか、これでやる気が出るのか)

職員はアップ分を貯蓄されるでしょうから
(使えないよね、急に羽振りがよくなったら周りの目が
厳しいでしょう)
誰かが脱税した方が消費が増えるかもしれません。


まあ、こんなことを繰り返していると今以上に政治不信が
増し、民主主義もあやしくなります。

今回で分るとおりマスメディアは無能です。

地方自治の拡大は、お手盛りや官財癒着の温床になる
おそれもありますねえ。
仲間内に手を回しやすいのです。


「お前は何もわからないから勝手をいう。 
 できるものならやってみろ、バカヤロ」といわれる
でしょうね。

(嫌だったら、辞めてみろ)と切り替えしたいが
気が弱いので、きっとモグモグ・・情けない・・

でも、同窓生の某県議の後援会は辞めます!

『安売りのラーメン求むX'mas 』