圧力か海兵隊撤退か

2009-12-08 18:14:39 | 塾あれこれ
本当に、鳩山首相、頑張りどころですね。

米国との関係でいえば、もしかすると戦後最大の
(日本からの圧力)をアメリカが感じているのが
現在かもしれません。

大使だけではなくアーミテージを差し向けるとか
あらゆるルートで日本に圧力をかけに来ていますし、
米誌の論調も対日警戒のようです。
何よりも外務省にすごい圧力がかかっているらしい
ことは岡田外相を見ていると分かりますね。

黒船来航で幕府の役人がビビらされたように
日本の役人や経済人が慌てさせられているようです。


ということは、アメリカが困っているという証拠です。
思うようにならないから圧力をかけてくるのです。

ドル安円高誘導もその一つでしょう。

アメリカとギクシャクすると得になりませんよ、
というサインなのです。

日本の大企業はすぐにアメリカの顔色を伺い
意を汲んで政治に圧力をかけますね。
みなさんお察しが良いですから。
いつもそうやってシッポを振ってきた・・


乱暴ですが、もしも「海兵隊を国外へ」という結論を
日本が出せば、アメリカは経済で日本バッシングを始める
としたら、日本国民はどちらを選択するでしょう。
(特に食料がきつい)

自分達の経済を優先し、沖縄に負担を強いるでしょうか?

そうではなく国民が等しく困難に耐え、しかし米軍削減の
方向をつよく求める、それが他県人として最低限の気持ちの
表し方ではないでしょうか。

負担を沖縄におしつけるのはもう止めにしないと。


日本国民に「米軍出ていけ」といわれたら最後は
フィリピンのように国外に出て行かざるを得ない。
結局、米軍や米政府が困るのです。

つまり損をするのはアメリカではないですか。
あちらが「日本のためにならない」と騒いでみせるのに
日本人が乗っかってはいけません。

そもそも米軍は「日本のために」いるのではなく
アメリカのためにいるのが主目的なのですから。

日米安保のプライオリティーは両国にとって
実はそれほど高くはありません。
これがなきゃ日本は生きていけない?
狼に食われちまう?
ほんと?

今のアメリカは中国と仲良くしたいようですから、
米軍基地を中国か台湾に置いてもらえばよいのです。
日本がこれほどつくしてきても、ポイなのですよ。
ならば、言いたいことくらい言わせて貰わないと。

もちろん、ケンカの奨励ではありません。
やられっぱなしになるな、というエールです。

また、憲法だけで上手く行くとも思えません。
遠い目標と現実とは峻別が必要です。


こんなことは私が言わずともきっと多くのブロガーが
書き、また雑誌などでも指摘されていることでしょう。

私はそれらを読む時間が無いので荒っぽく書きますが
きっと大勢が見る目も一緒です。
ただ、根拠をどれだけ持つかで言い方が変わります。

塾のオジサンが言い散らすだけでは迫力がありません。

でも、一人ひとりがそれなりの判断をすることが
民主主義の基本ですから、塾のオッサンでもこの程度は
見えるぞ、という話です。


北朝鮮関係での気になるニュースが多い今日この頃ですが、
それも日米関係のギクシャクと無縁ではありません。

アメリカの対日圧力にもなっているそれらの話は・・明日。