太平洋戦争の緒戦で日本は英戦艦プリンス・オブ・
ウェールズをマレー沖で沈め大戦果をあげました。
イギリス自慢の新鋭戦艦だったのに空からの攻撃に
軍艦だけでは対抗できない、飛行機の護衛が要ると
世界中が認識したのです。
ところが空からの攻撃だけで大勝利をした当の日本海軍
の意識が変革を遂げていなかった・・
戦争末期、武蔵・大和と相次いで空から攻撃され、
あえない最期を遂げたのでした。
浮沈艦と自慢していたのに、です。
なぜプリンス・オブ・ウェールズと同様に裸で航空機の
攻撃を受けたのか。
初めてのことなら理由がいくつもあるでしょう。
自分で叩いておいて、何で??
大戦艦一隻の建造費で戦闘機が千機は作れたハズです。
防空がしっかりできれば戦争末期の空襲も様子が
違っていたかもしれませんね。
とはいえ実は武蔵も大和も真珠湾の時点ではすでに
出来上がっていたのです。
出来たものを元へは戻せません。
では、どう生かすか、これを考えるのが本来です。
○
高級軍人は役人です。
それで予算が付いていったん動き出した事業をとめる
ことが出来にくいのです。
作っちゃったら、それを作り始めたころの頭で引き続き
行動したのではないでしょうか。
もちろん、修正はしています。
武蔵にも防空の機関砲をあとから付け足しています。
ただ、おざなりに土嚢を積んで新設の砲座を囲んだだけ
だから実戦では見るも無残な地獄絵になったそうです。
○
人の命を、なんて考えることが少なかったのですが
それ以上に、本当に勝つツモリだったんだろうか・・
今まで使った予算をどうする、
関わった先輩や同僚、政治家のメンツをどうする
そういう思考しか働いていなかったのではないか。
中止や大規模の変更に大きなエネルギーが要ることを
役人自身はよく知っています。
保身のためにも見てみぬフリが一番なのですね。
どうせ自分達の金を使うわけではありません。
○
こう見ると、戦前の高等教育も現在のそれも
変わっていないところがありそうですね。
戦後教育だけを悪者にはできないようです。
戦争ですらそうですから、ダムのムダなんて。。
役人的発想、利権の世界から見ればオイシイだけの
世界なのです。
日本の役に立つかどうか、など本音ではどうでもよい
のでしょう。
アワレなのは、補償もつかず、税金だけを納めた
一般の国民です。
○
親が大人になった子供に家を建てろと言うとします。
「金はしっかり出してやる。
ただ利益を受けるお前らも応分の負担はしろ」
子供も最後は納得して家を建て始めます。
ところが途中で決定的な問題がおきて中止せざるを
えない状況が起きてきた・・
続けてもデメリットがあまりに大きいので
親がこれ以上金は出せないと言ってきたのです。
その時、子供が親に向かい
「あんたらが悪い、おれの金を弁償しろ」と言えば
かなり出来が悪い人物ではありませんか?
自分達にも責任があるのではないか?
親の立場、周りの状況は考えないのでしょうか?
補償のお金はどこから出てくると思うのでしょう?
「ボクちゃんもキツイんだよ~」と駄々をこねるには
すこしオッサンすぎません?
ウェールズをマレー沖で沈め大戦果をあげました。
イギリス自慢の新鋭戦艦だったのに空からの攻撃に
軍艦だけでは対抗できない、飛行機の護衛が要ると
世界中が認識したのです。
ところが空からの攻撃だけで大勝利をした当の日本海軍
の意識が変革を遂げていなかった・・
戦争末期、武蔵・大和と相次いで空から攻撃され、
あえない最期を遂げたのでした。
浮沈艦と自慢していたのに、です。
なぜプリンス・オブ・ウェールズと同様に裸で航空機の
攻撃を受けたのか。
初めてのことなら理由がいくつもあるでしょう。
自分で叩いておいて、何で??
大戦艦一隻の建造費で戦闘機が千機は作れたハズです。
防空がしっかりできれば戦争末期の空襲も様子が
違っていたかもしれませんね。
とはいえ実は武蔵も大和も真珠湾の時点ではすでに
出来上がっていたのです。
出来たものを元へは戻せません。
では、どう生かすか、これを考えるのが本来です。
○
高級軍人は役人です。
それで予算が付いていったん動き出した事業をとめる
ことが出来にくいのです。
作っちゃったら、それを作り始めたころの頭で引き続き
行動したのではないでしょうか。
もちろん、修正はしています。
武蔵にも防空の機関砲をあとから付け足しています。
ただ、おざなりに土嚢を積んで新設の砲座を囲んだだけ
だから実戦では見るも無残な地獄絵になったそうです。
○
人の命を、なんて考えることが少なかったのですが
それ以上に、本当に勝つツモリだったんだろうか・・
今まで使った予算をどうする、
関わった先輩や同僚、政治家のメンツをどうする
そういう思考しか働いていなかったのではないか。
中止や大規模の変更に大きなエネルギーが要ることを
役人自身はよく知っています。
保身のためにも見てみぬフリが一番なのですね。
どうせ自分達の金を使うわけではありません。
○
こう見ると、戦前の高等教育も現在のそれも
変わっていないところがありそうですね。
戦後教育だけを悪者にはできないようです。
戦争ですらそうですから、ダムのムダなんて。。
役人的発想、利権の世界から見ればオイシイだけの
世界なのです。
日本の役に立つかどうか、など本音ではどうでもよい
のでしょう。
アワレなのは、補償もつかず、税金だけを納めた
一般の国民です。
○
親が大人になった子供に家を建てろと言うとします。
「金はしっかり出してやる。
ただ利益を受けるお前らも応分の負担はしろ」
子供も最後は納得して家を建て始めます。
ところが途中で決定的な問題がおきて中止せざるを
えない状況が起きてきた・・
続けてもデメリットがあまりに大きいので
親がこれ以上金は出せないと言ってきたのです。
その時、子供が親に向かい
「あんたらが悪い、おれの金を弁償しろ」と言えば
かなり出来が悪い人物ではありませんか?
自分達にも責任があるのではないか?
親の立場、周りの状況は考えないのでしょうか?
補償のお金はどこから出てくると思うのでしょう?
「ボクちゃんもキツイんだよ~」と駄々をこねるには
すこしオッサンすぎません?